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北沢かえるの働けば自由になる日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2017-06-20 拳で語りあえ

拳と拳で通じ合う、そういう仲になりたいか?

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男子校に通っている息子から、聞いて衝撃を受けたこと。

暴力が、割と、平気。

その驚きを伝えたところ、「なに言ってんだ」と夫から言われたんだが、男社会では、小競り合いから、手が出て、殴り合って、友情深めるみたいなことが、よくあるそうだ。


「拳と拳で語りあう」は、実在する。


「クローズ」は底辺校で不良の世界だからと思っていたんだが、おとなしそうな男子が集まる、地味目な男子校でも似たような状態で、それは、男性からすると、“え、なにを今更”ということらしい。

息子が入ったクラスは、だいたい40人に欠けるぐらいの男子が、地域も学校もバラバラに集まっているわけだが、初日から小競り合いの連発。先生がいるときは起きないが、休み時間や放課後には、ちょっとしたことから「ふざけんな」とぶつかって、思わず手が出るみたいな喧嘩が次々と起きたようだ。

「なんで、そういうことになるの? なんで、暴力をふるっちゃうの?」

「どうしてなのかわからないんですが、大したことでないけれど、喧嘩になるんです。まぁ、まぁとぼくも周りの人たちも止めたいけれど、止められない感じなので、“あぁ、まただね〜”と見ています」

「他には、誰も止めに入らないの、例えば、先生とか」

「先生は止めには入ったことはないですね。殴り合いになったら、声をかけたりはしますが。さすがに血が出たときは、通りかかった先輩が『いい加減にしろ』と止めに入ってきてくれました」

「それでいいの?」

「口で言い合いになっている時は、誰も止めませんね。殴り合いになって、ケガするかもと思ったら、今は止めますね。羽交い絞めにしたりして。さすがに血が出たら、絶対止めます」

「ふーーん。それって誰か特定の奴が仕掛けているわけ?」

「違います。いろいろな人がやったり、やられたりですね」

平和主義者の息子は、初日は、遠巻きに見ていたそうだが、翌日からなにかと絡まれ、ついにはつかみ合いの喧嘩になったそうだ。上の話も、顔に引っかき傷のようなものがあったので、「どうしたの? 女の子いないでしょ、学校にはwww」と聞いたら教えてくれたのだが。


先日あった保護者会で、やはり「クラス内で、結構な回数の喧嘩が起きているが、先生はご存知?」という話が出た。深刻に相談というよりは、明らかに殴られた顔をして帰宅した生徒本人からこう言われたと。


「これは、オレの問題だから、学校には言うな。相手とも話は付いている」


発言した保護者も、「本人もそう言ってますので、私も学校や先生になにをしてほしいというのはないのですが」と言っていた。他の保護者も「そういうことはあるよね」という感じで、担任の先生も

「新入生のころは、だいたいこんな状況になりますので」

と問題視はしていないようだった。


で、こんな風にネタとして書くと、まるでこの事態が悪いからとか、問題提起したように思われるかもしれないが、私もそうは思っていない。

みな新入生だから、お互いにどんな性格で、どういうタイプなのかわからないから、割と強めに意志をぶつけあって、互いの許容範囲を知り、対人関係のスキルを確かめ。その過程で、思わず、手が出る。手が出たら、出たで、その後の収め方を、考える。

というのが、許容されているのが、新入生なりたてのころかと。

今は、もう、それぞれの位置が決まり、プロフィールもほぼ共有されて、落ち着いているようだし、まぁ、男子校というだけで、私にとっては、未知の世界で、構えてしまったのだろうな。そんなに驚くべきことでもなかったのかと、ホッとしているのだが。

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2017-06-17 悲しみにさよなら

気づいちゃった、気づいちゃった、わーいわい!

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めんどくくさい子どもたちを見ていて、なんでこんなことをするんだろってことがいいくつかあるんだが、それを理解するヒントを、チャビ母さんのあるつぶやきから得た。

固有感覚が鈍麻な感覚統合障害自閉症の人は、ボディイメージが弱く体がふわふわしたような状態。だからディープマッサージや重めのお布団で「体がどこにあるか」を感じやすくする事が、入眠時やパニックの時のカームダウンに効果があるケースが多いんですよね。隙間に足や手を入れてくるのもその延長。

娘が重い布団が好きで、初夏の今でも掛け布団をきっちりかけるが、寝付くと思いっきりはいでいるというのを繰り返しているのが不思議だったんだが。

思い返すと、2歳近くまで、抱っこしていないと寝てくれなかった。寝付くまで、ラッコやトトロのように、娘をおなかの上にのせて、だっこしながら寝る。

さすがに1歳半を越えたあたりから、

「もう、辛いから、横抱っこでいいよね」

と言って、抱きながらふたりで横になるみたいなことをしていたんだが……。

当時は、初めての子だから、辛いとか、おかしいとか思わず、“育児の大変さ”って奴なんだろうと思っていたんだが。

今思うと、明らかに、変なんだけれど、その時はそうは思わなかったなと。


また、書字障害にまつわるつぶやきを見て、思い出した件。

息子が小学1年の時、担任の先生からよく叱られていた。面談で「授業に集中していない。先生の話を聞かないで、勝手なことをやる。授業に関係ないことをしている」と言われて、そのころは特性があるとかは思わなかったので、すみませんと謝って、ちゃんとやりなさいと息子にも小言を言っていたんだが。

先生の話から再現すると、こんな具合だったんだろう。

授業中、先生の指示が自分向けとわからず、「黒板に書いてあることをノートに書いてください」と言われても、気づかなかった。それを見とがめられて、「黒板を見て、ノートに書かなくちゃダメでしょ」と言われ、“そうか鉛筆で書けばいいのか”と気づいた息子は、自由帳に英語の授業で覚えた歌を書いたらしく、「英語の授業じゃないでしょ、今は」とまた叱られてと。

今思うと、黒板にはマスの枠がないから、「ノートに書け」と言われたら、国語のノートではなく、自由帳のマスがないページを浮かべたんだろうし。「なにを書くのか」が明確に伝わらないと、前の授業で覚えた言葉や好きな言葉を書いてしまうんだろうなと。

帰宅した時に「今日は学校でなにをしたの?」と聞いたら、「英語で、子犬のビンゴを歌ったよ」と言っていたから。その日、息子が認識できた、自分に対する言葉かけは、その英語の授業だけだったんだろうなと。

息子は、字は下手だが、一生懸命集中すれば書けるし、うまく説明が通ったときはそれなりにこなすし。しゃべることや読むことに問題はない。だから、授業中の態度が安定しないや、提出物が出せないこと、うまくいかないときはまったくテストができない。という状況をなんとか通り抜けて、小学校を卒業できたんだろう。一方で、その間に、私や先生たちから、理不尽な怒り方をされていたかと思うと、本当にすまないと思う。

しかし、このレベルで、モヤモヤしながら、“学校での勉強”に苦しんでる子たちは少なくないと思う。

それは、どうにもできないんだろうか?

授業を誰にでも通じやすくする工夫をしたら、ある程度はフォローできそうだと思うんだけどねぇ。


ここのところよく聞いている曲。

D

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2017-06-15 マージナルでいいよ

はずれにいる人々

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いや、別に、今までも、自分が望むような政策が採用されたりはしないから、政治に期待なんてしていない。投票は行くけど、投票した候補がすんなり当選ってこともほとんどない。だから、自分がこの国の主流派だなんて思ったことはない。つまみ出されたのか、はじかれたのかわからないが、世の中のはずれから、ぼんやりと眺めているイメージで生きている。

関係ないのに、それでも彼らをながめているのは、きまぐれに彼らがなにかをしたら、はずれにいる人なんて、風の前の塵に過ぎないから。


そういうきまぐれは、予想もしない時に、最悪の形で来ると思っていた方がいいんだろ。

怖いよなぁ。

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2017-06-14 臥薪嘗胆すか

「共謀罪」、委員会採決をせず、本会議で直接採決する「中間報告」へ

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恥ずかしくないのか。

この日午前の参院本会議では、民進提出の山本幸三地方創生担当相に対する問責決議案を与党などの反対多数で否決。金田勝年法相に対する問責決議案も午後に否決される見通しだ。与党は内閣不信任案が提出されても、同日の衆院本会議で否決する方針で、終盤国会の攻防は最大の山場を迎えている。

 自民、民進両党の参院国会対策委員長は14日午前、国会内で会談。自民松山政司氏が共謀罪法案について、「審議時間を十分積み上げてきた。(法相)問責(決議案提出)となり、(野党側が)審議を続ける気はないと判断した」と述べ、参院法務委員会の中間報告を提案した。

 中間報告は、委員会の審議を打ち切り、本会議で委員長による報告を求める手続き。本会議での採決を強行する狙いがある。

http://www.asahi.com/articles/ASK6G44C1K6GUTFK00N.html?iref=pc_extlink

衆院での説明が、次々と参院ではひっくり返り、要は、二人以上でなにか相談をしたら、組織的犯罪組織とまったく無関係な一般人であろうが、罪に問われる可能性があるし、国際的な条約の批准のためという理由も破綻している上に、海外の識者から人権侵害やテロ対策にはならないと数々の問題点を指摘され、野党から法律としてそもそも成立できないぐらい欠陥だらけなことを指摘され、それにろくな碌な回答も出せていない状態で、

いきなり、本会議で採決。


恥ずかしい。ただただ、恥ずかしい。

法学部出た官僚も政治家も少なくないだろうが、きもちわるくないのか。国会での答弁を聞いていると、こんなグチャグチャな法律を成立させてしまっていいのか、きもちわるくなるんだが。

安保法制の方が、まだ、現状を無理やり説明しようとしていたと思うんだが。

あぁ、恥ずかしい。恥ずかしい。恥ずかしい。


法治国家なんだよね、この国は。ね? ね?

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2017-06-12 もはや戦後ではない

こうやって巻き込まれていくか

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前からネットでは「軍靴の音がwww」という揶揄があったが、それが揶揄にならないよと思った出来事。

北朝鮮弾道ミサイル発射を繰り返す中、福岡県大野城市で4日、九州の市町村で初となる弾道ミサイル落下に備えた住民避難訓練があった。政府の各自治体に対する訓練要請を受けた措置。ただ、当然ながら日本にミサイルが飛んできたことはなく、発射から着弾まで10分程度しかない。自治体や参加者からは戸惑いや疑問の声も上がる。

 午前9時半、同市の大利小校庭に約200人の住民が集まった。県警の担当者はこう注意した。「爆風で車ごと飛ばされる恐れがある」「万が一、近くに落下した場合は口、鼻をタオルで押さえて」

 某国から長距離弾道ミサイルが発射され、全国瞬時警報システム(Jアラート)の発射情報後4分で日本の領海に着弾する−。訓練は、こんなシナリオで行われた。開始と同時に、Jアラートを受信すると自動的に鳴る「ホワーン」という独特な音の国民保護サイレンが響く。次いで「訓練。訓練。ミサイルが発射されたもようです。頑丈な建物や地下に避難してください」とアナウンス。

 参加者はまだ動かない。1分後、「ただちに避難。ただちに頑丈な建物や地下に避難してください。ミサイルが落下する可能性があります」。この第2報を受け、住民は建物の陰と、校舎の中の二手に分かれて避難を始めた。

 だが、走る人はいない。走れないお年寄りも多い。車いすを中学生が押す姿もある。建物の陰に集まった人からは「かくれんぼみたい」。市職員が「皆さん、身をかがめて頭を守ってください」と叫ぶ。

 北朝鮮は早朝5時台に発射することが多い。「どうせ本当にミサイルが落ちたら助からん。やっても無駄。運命に任せるしかなかよ」と82歳の女性が言う。池田慶司さん(68)の感想は「訓練は現実味がなかった」。同市の田代崇憲危機管理課長は「訓練に100パーセントの正解はなく、手探りで進めていくしかない」と話した。

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_sougou/article/333293/

これを読んで唖然としたというか。

ホントに、これが、今必要で、有効なら、中央官庁でやるよね、最初に。

ホントに、ホントに、今必要で有効ならば、まず、東京でやるよね。

こんな風にわざわざ地方でやらせたのは、対策やってますのアリバイ作りなのか、いや、深謀遠慮があるよね、 海外のメディアを呼んで、この国の無力さを全世界に見せつけたのには。なんだろうと考えてみたんだが、合理的な解が見つからなかった。


まぁ、動員された方々は怒っていいと思うよ。

「これで、ホントにミサイルから身を守れるのか?」って。



このニュースを読んで、同じようなことを感じた人も少なくなかったんだが、それを表明した途端、噴出してきた方々には、驚いた。「真剣にやっている訓練を嗤うとは、非国民め!」という論調で、絡む絡む。


https://twitter.com/BB45_Colorado/status/874349026744954880


しかし、「イスラエルも似たようなことやっている」と言ってる人らは、あの国が今どういう状況で、あの訓練しているかを調べたのかしらん。それ以前にやるべきだった外交政策や治安対策、国民の安全を守ることを失敗しているからなんだって思うがね、私は。


追記

正直な話、ミサイルが発射されると、すぐニュースが切り替わって、緊急中継みたいにするのも、ここ最近だから。その前は、速報のテロップが入ったとしても、“またか”という感じで処理していた。日本の対北朝鮮外交は、核開発やミサイル開発をどうするかよりは、拉致問題という姿勢だったし。それの先頭に立っていた強硬派が、現首相だったが、最近、拉致問題はどうなったんだろう。

米軍が艦隊を派遣して、もしかしたら、北と戦争になるかも⁉ と、日本だけ盛り上がっていた時も、「拉致被害者の方々はどうなるの?」「彼らをどうにか助けることはできないのか?」という話が出なかったね。

国家は、好きなように国民の命を使うもんだよなぁ。

としみじみ思ったよ。

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