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北沢かえるの働けば自由になる日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2016-05-25 語られる喜びと見られる快感と

息子たちの流儀

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息子と友だちが遊んでいる声が聞こえて、なんか、ずいぶん盛り上がっているなぁと思っていた。

切れ切れに聞こえる言葉をつなげてみると、ん? なんだこれは? 

「ひつじ、ひつじで、揃ったぁ」

「出たぁああ、盗賊!」

ん? テレビゲームをやっているのか? いや、こんなにおしゃべりするか? っていうか、なにしてんの?

で、友だちが帰ってから息子に聞いた。

「ねぇ、なにやって遊んでいたの?」

カタンとか、ボードゲームだよ」

「なんか、大騒ぎしていたから、wiiと思った」

「あぁ、実況したんだよ」

「え?」

「ほら、実況した方が、盛り上がるから」

っていうか、3人でやっていたのに、実況ってwww ボードゲームだしね。素に返ったら恥ずかしくないのかねぇと思ったが。

あれだけネットで実況を見ていると、それがないと盛り上がらないのかもしれないねぇ。ギャラリーはいないが、どこかにいるギャラリーを意識した言動ってのは、私にはそんなスラスラ出てこないんだが。

しかし、カタンで実況、おもしろいのか?

カタン スタンダード版

カタン スタンダード版


追記

今日話していたら、おもしろかったので。

「喧嘩になっちゃったんですよ」と息子が言っているので、聞いていたら、数人で遊んでいたら、その中のふたりがけんかになって、たたき合いはじめたんだそうだ。

「そうしたら、○○くんが『おぉおおお、ついに手が出るか』や『出たぁ、必殺キックだが…避けた、髪の毛一本の差で避けたぁああ』と実況をはじめたんですよ」

「ひどくねwww」

「でもね、○○くんの実況がうまくて、みんなで笑っていたら、喧嘩していた人たちも止めちゃったんですよ。『もういいよぉお』とふたりとも自転車で走って行っちゃった」

「バカバカしくなったんだろうね」

実況の効用かw

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2016-05-24 働け、さらば開かれん

これももったいない人生

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昔、同級生と会って、お互いの共通の友人の消息などを話していた時、

「そういえば、あの子、1浪して、地方の国立大医学部へ進んだんだよ」

「へー、すごいね」

「なんだけどね、卒業したら、すぐ結婚して、子どもができたんで、専業主婦をやってんだってさ」

「えぇ、もったいない」

「もったいないよね」


ってな会話をしたことがある。他人の人生だから、幸せはそれぞれだから、面と向かっては言わないが、思わず、「もったいないねぇ」と口から出た。

例えば、医学部へ行きたくても、家の事情で公立しかダメと言われて、私立の医大へ受かったが、結局、入学金を準備できなくて、諦めた子も知っているからね。そういう悔し泣きしていた子らのことを知らないわけでないだろうになぁと。

本人は、「やりたくなったら、いつだって戻ればいいのさ」と思っていたのかもしれないが、それほど甘くはないと思う。


20代後半で結婚して、30代で出産して、一時、フルタイマーで働くことを断念して、子育てに専念した女性が。

「さて、子どもも小学校へ上がるし、仕事に戻るか。」

と思ったところで、ぶち当たる現実は厳しい。公認会計士や税理士などなど世に通じる資格を持っている人でも、

「3年、現場を離れたら、経験値はゼロ換算」

という扱いを受けることは覚悟したほうがいい。今はどうなのかわからないが、同級生でこのパターンで仕事に復帰した人たちの話を聞くと、そういうわけで、まったくの初心者として扱われていた。

その手の専門職で、パートタイマーとして復帰しようとした友人の時給が1,000円で驚いた。これじゃ、スーパーのレジ係の時給の方が高いんじゃね。「でも、パートだからね〜」って、どんだけ安く使うんだよと思うが、それでもやるしかなかったと彼女は言う。

「とにかく、経験積まないとダメなんだよね」

彼女と同時期に資格をとって、そのまま勤務を続けていた社員は、何倍ももらっているのに、なんだよ、この差と思う。同じ東京の空の下で生きてきたんだぜとは思うが、それは経験の差ということと、彼女なりに納得したそうだ。

しかしながら、社員の仕事漬けな生活ぶりを見て、子どもの行事に参加したり、子どもの病気に対応できるためには、パートタイマーにしておかないと、とても、まともな生活ができないと思ったそうだ。

よく主婦をしている友だちと、こういう話になる。

「社員になると、自分の時間すべてを会社中心に回さないと、業務が処理できない。だから、パートで働くしかないんだよね〜。人間らしい生活をしたいと思ったらw」

確かに、激烈に時間拘束が長い正社員か、適度に仕事できるが時給が安いパート。二択しかないってのが、根本的な問題だよね。


仕事か、家庭か、どっちかだけの人生にはしたくないんだけれど、なぜに、そうせざるをえないのか。

そう強いられる、この社会の気持ち悪さをわかって欲しいなと思う。

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2016-05-16 それほど関心ないし

JK視聴率90%超

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「お母さん、金スマベッキー、なんと、友だちの見てる率、90%!! すごくない」

だったそうだ。JK視聴率90%(娘調べ)かぁ、ビデオリサーチでも視聴率24%にもなるわけだ。

ベッキーが仕事復帰した13日放送のTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜後8・57)の平均視聴率が24.0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した。瞬間最高視聴率は午後9時58分の26.6%で、エンドロールが流れている場面だった。

 前回4月29日の15.6%から8.4ポイント上昇。07年9月21日の22.8%を上回り、番組歴代最高となった。今年のバラエティー番組では、SMAPが分裂騒動について生謝罪した1月18日放送のフジテレビ「SMAP×SMAP」の31.2%に次ぐ高視聴率。

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/05/17/kiji/K20160517012599900.html

「でもね、突っ込みどころ満載っていうか、『ベッキーにホントのこと話せじゃないだろ、中居。お前もホントのこと話せよwww』って言ってたよ、みんな」

まぁ、私もそう思ったなw


リアルタイムで、娘と一緒に視聴していたんだが、ベッキーが謝りはじめた辺りには違和感を覚えた。

「お許しはいただけないと思うんですけど、またこのテレビのお仕事をゼロから、マイナスから頑張らせていただけたらと思っています。本当に深く反省しています。もう二度と皆さんを裏切ることのないように、本当すいません」

「お許しはいただけないと思う」と泣きながら謝るベッキーを見て、娘が言った感想が面白かったなぁ。


「誰かに許してもらおうとか言ってる時点でおかしいよね。視聴者は、ベッキーが不倫でもなんでもやればいいし、不倫だから出るのはいかんとか思ってないし。いつ出てきたっていいんだよ。復帰してつまんないなら、それで終了。みんな、ベッキーに関心がなくなるだけ。だから、許すとか、許さないとか、誰に言っているんだろう? 番組にお金出している人たちとか?」


確かに、それほど関心がないし、だな。それが救いになるかもな。

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2016-05-13 二等市民として生きて

障害者総合支援法改正案を巡る参考人質疑でALS患者の出席が拒否された

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衆院厚生労働委員会で10日に行われた障害者総合支援法改正案を巡る参考人質疑で、当事者として意見を求められていた難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)男性患者の出席が拒否された。関係者によると、民進党が男性の出席を要求したが、与党側が反対した。障害者のための法案を審議する国会の場で、差別とも受け取られかねない対応に批判が集まりそうだ。

 代わりに出席した日本ALS協会の金沢公明常務理事は「福祉に最も理解があるはずの厚労委が障害を理由に出席を拒んだのは深刻だ」などと訴える内容の男性のメッセージを読み上げた。ALS患者の男性は呼吸器を装着し声が出せないため、ヘルパーが口元を読み取る「通訳」の必要があった。与党側は9日の事前協議で「やりとりに時間がかかる」などとして、出席に反対したという。

http://mainichi.jp/articles/20160511/k00/00m/040/149000c

怒りしかない。政争とか抜かしてる奴らの薄っぺらさには呆れしかないんだが。

下は、拒否された方の友人で、同じALS患者の意見。

残念ながら、「時間がかかる」という理由で、岡部さんが参考人を外されたというのが事実です。

体力的な心配で参考人はむずかしいのではという話はあったが、

岡部さんは大丈夫ですから自分がやりますと答えたとのことです。

『これほど深刻な差別を受けた経験はなく、大変な問題だと感じました。』

岡部さんの弁ですが、全くその通りだと思います。これは差別です。

誰が拒否したという問題ではなく、障害者のコミュニケーションへの理解があまりに乏しいことが問題だと思います。

例えば、先ほど岡部さんと電話したと書きましたが、 喋れないALS患者同士がどうやって電話するのでしょうか?想像できますか?

私の方は、私のわずかに出る声と一部口文字を秘書が通訳し、

岡部さんはヘルパーさんと口文字で会話して、

ヘルパーさんが我々に通訳してくれます。

このようにして、患者とのコミュニケーションを取るべく、

訓練をした介助者がいれば、ALS患者同士でも、電話にてコミュニケーションが取れるのです。

(略)

健常者と障害者の前に人と人として、たまには障害者の時間軸にお付き合いいただき、時間をかけて話を聞いてください。

ちなみに、このブログを書くのに8時間かかりました。

障害者の時間軸とはそういうものです。

どうかご理解の程、よろしくお願いします。

『国会審議にALS患者の出席拒否』の真相と本質的な問題点 | 恩田聖敬


面倒くさい奴は相手にしたくない。

要は、お前ら二等市民扱いでOK、権利とかあるとおもうな自重しろ、面倒かけてるんだからさ。

ってメッセージを、国民の意見を聞く場、特にそういう自分から意見を表明しにくい人らの意見を聞いて、どう政策に活かすかを話し合う場で、堂々と聞く側の立場の議員らが言ったわけだ。

怒らない方がおかしいだろう。

ALSの人らが呼ばれたのは、世間一般と当事者との認識のギャップが骨身にしみてわかるだろうからだと思う。

認知症の人らや、精神障害の人ら、自閉症スペクトラムの人らなど、多くの面倒くさい人らが、うまく説明できないところを、ゆっくりだけれど着実に彼らが伝えてくれるんじやなかろうかと。って期待があったからだろう。

上のブログにもあるけれど、酸素吸入しているとか、点滴がついているとか、車椅子だからとか、そんなハンデがある状態でどこかへ出かけるのが、大変なことだってのは、本人がいちばんわかっている。それでも行くと彼らが決めたならば、それは「行ける」ってことなんだよ。

体調が何よりも大事。

なんてのは、本人がいちばんわかっている。だから、自分の状態を考えて、それが受け入れられる状況を準備してから出かけるもんなんだよ。介護タクシーを頼んだり、酸素や電池の替えを用意したり、水分補給はどうするか、トイレはどうするか、そこは、見くびらないで、彼らを信用して、受け入れてくれればよかったのに。

よくね、「お体のことを考えて」とか、「体調に配慮して」とか断られることもある。でも、それは彼らを心配してではなくて、面倒に巻き込まれたくないって面が大きい。

例えば、介助者から離れての受験とか、飛行機を使った長時間の移動とか、国会まで行くよりも懸念されることは、たくさんある。それでも、いろいろなノウハウは積み重なっているし、便利なサービスや機器も次々と生まれているからね。


なんでわからないのかなぁ。

障害者というか、面倒くさい人たちを遠ざけるより、ゆっくりと話を聞き、その言葉が出てくる過程に付き合ってみればいいのに。それでわかることは、本当に多い。


追記

こういう面倒くさい人を受け入れる側は、じゃあ、なにを配慮したらいいのか。

いろいろ見て思ったのは、「必ずできるってことはない」というのを受け入れるってことじゃないかと思う。

「約束をしても、必ず、果たされるかわからない」

国会みたいな、重要な場だろうが、なんらかの理由で、出席はできないとなるかもしれない。それが障害や病気による、ハンデというもので。期待通りには動いてくれるかわからないことをもって、ダメとしないでほしいってことだろうか。

例えば、なにが理由だかわからないが、子どもがぐずって暴れて、動いてくれないときとかあるわけだ。普通の子の親は、とりあえず、無理やりでも連れて行ったら、気分が変わってニコニコしてくれると期待する。でも、面倒くさい子らはそういう切り替えが難しい。「行きたい」と自分から言った場所に連れて行ったのに、「帰ろうよ〜。帰ろうよ〜」となったり、猛スピードで館内を走り抜けて出て行ったりとか。

「お前が行きたいって言っただろおおおおおお」

と怒鳴りたくもなることが、多々ある。親はそれには慣れているので、まぁ、仕方ないと思うが、周囲の人から見たら、「しつけがなっていない」し、「わがままにもほどがある」と言われても仕方ないと思う。

実は、細かく検証すると、ぐずる原因は見えてくるし、なるほど、こういう場合には耐えられないんだと気づく。だから、次からはそういうことを避けるような対策や、気を紛らわす工夫をして、目的を達成するんだけれど。慣れれば、どうにかなるよ。ってのも経験を積むと身についてくる。そうやって、「できなかったことをできるように」と試行錯誤しているわけだが。

この国は、割と便利で、スムーズに事は運ぶし。予想を裏切ってひどい目にあうこともないから、なんでもうまくいく気がしちゃうんだよなぁ。だから、面倒な展開を経て、ようやく実現というときに、「できない」となるのを極力避けるというか、できなかった相手に怒りをぶつけたり、裏切られたと思ったり。

なんか、そういう空気が、阻んでいるものがあるんだと、私は感じているんですが。

もっとゆるく受け止めてくださいな。

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2016-05-11 うれしい、たのしい、大好き!

「声かけ写真」ってなにがしたいの?

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そういうジャンルがあるって知らなかったんだが。

見知らぬ子どもらに声をかけて撮らせてもらった写真を、「声かけ写真」というらしい。自然な少女の姿がとどめられた写真でおおらかだった時代を懐かしむという趣旨で、世の中がうるさくなる前に撮られた「声かけ写真」を集めた写真展が、世田谷のものつくり学校で開催されたそうだが……。

下のリンクにその会場の風景があるので、見てもらえば、なにが問題なのかわかるが、

ただ、子どもがいる人は見ない方がいいと思う。

表現的事例 声かけ写真展の反応 - Togetterまとめ


これは、おおらかだった80年代ごろでもやばいジャンルだと思う。

書店でバイトをしていた80年代、『プチトマト』とかね、今では考えられないようなロリコン向けの、少女の裸の写真が堂々と掲載された雑誌が売られていたんだが、それとこれは別物だ。今よりも過激だったとしても、書店で流通しているような雑誌や写真集は、商売として売ることの許可を取っていたローティーンのモデルの起用が前提だった。まぁ、今もある、ローティーンアイドルのきわどいDVDと同じような商売だったわけだ。その子らが、不当に搾取されているとか、掲載自体が虐待だとかいう問題はあるが、契約があり、対価を支払われているという面では、まだ、社会の枠の中にとどまっていたのだがなぁ。

そういう商売が成立するようになったのは、「判断能力がない子どもをだまして、暴力をふるう」という奴らが存在していて、昔は被害者の子どもを誘うのに、「おかしを買ってあげる」や「お母さんに頼まれて迎えに来た」というフレーズを使っていたのが、それが警戒されるようになって、「写真を撮ってあげる」や「テレビの取材なんだよ、手伝って」というフレーズに代わり、また、さらにそれも警戒されるようになった。

そこで、街にいる子どもたちの写真が撮りずらくなったから、ロリコンの欲望を満たす「雑誌」や「写真集」が代わりに登場したんじゃなかろうかと思うんだが。

誰かが指摘していたが、1989年に起きた、東京埼玉女児連続誘拐事件の犯人は、「写真を撮らせて」と少女に声をかけていたことが、「声かけ写真」にとっては致命的だったらしい。怖い事件が続けば、親も子どもも学習するわけで、「子どもに声をかけて、写真を撮る」という行為は90年代にはほとんどできなくなったと思う。

ロリコンを対象とした商売は、このあたりから、さらに活発になった印象がある。

なんていうか、そういう社会的にどうよ、って面もあるが、今回の件を見ていて思ったのは、

そもそも、写真に撮るって行為自体が、撮影者の欲望に沿って、被写体を切り取るってことだからなぁ。

ってことだな

相手を欲望のままに操作するって、暴力だよなと。

そういう撮影する側の業みたいなのを意識しないで、キラキラしている女の子を楽しく撮りましたみたいな嘘をつくから、腐臭がするんだよなぁ。この展示はと思った。いうか、欲望ダダ漏れだろ。芸術とか言い訳つけようが、その欲望は、どうなのよと。


娘にも、息子にも、小さいころから、ずっと言っていた。

「知らないおじさんに声を掛けられて、『おもちゃ買ってあげるよ』とか、『手伝ってくれないかな』と言われて、付いていった子がどうなったのか、わかる? 二度とおうちに帰ってこなかったのよ。だから、絶対、知らないおじさんについて言っちゃダメ! 約束だよ!」

大人に声かけられて、自分ができることならと、親切心を出した子ら。そんな優しい子らがどんな目にあったのか。知っている大人は、子どもらにただただ無条件に無視しろと教えるわな。大人がずるい。自分の欲望のためには平気で嘘をつくから。

そうは言いたくないし、世の中はほとんどがいい人だし、子どもらのことを大事に扱ってくれるんだけれど、嘘つきな、ずるい大人も、いるんだよ、いい人みたいな顔をして。

どこか抜けている娘がついて行ってしまわないか、人に優しい息子がついて行ってしまわないか、心配でたまらなかった。それをせちがらい、おおらかさがなくなったとか、言われてもなぁ。

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