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北沢かえるの働けば自由になる日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2016-04-25 未来はきみらのもの

あー、なんて残酷な世界なんだ『BIRDMEN』

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今どきの子たちに、常人にはありえない、特殊な能力が備わってしまったら、さて、どうなるの?

と書くと、『みんな!エスパーだよ!』みたいなお話が頭に浮かぶ。生まれながらの宿命とは違う、ティーンエイジャーにとっては、特殊能力を鍛えることは、部活動に近いとか。今どきの子たちらしい能力の利用法とか、愉快な非日常な体験とか、それを積み重ねていく作品は、よくあるし、ニヤニヤ笑いながら、楽しく読んでいたつもりだったが、最新刊でガツンと殴られたよ。

あー、なんて残酷な世界なんだ。

結界師』もそうだったが、この作者は、潔さというか、感情に揺さぶられず、その世界を忠実に書き込んでいくみたいなのが、魅力だと思うんだが。

7巻まで揃ったので、今こそ読みはじめ時というか、『ワールドトリガー』もそうなんだが、SFものはその世界がどう描かれ、どういう構造になっているんだみたいなのが、ハッキリしてくると、楽しめると思うので、ぜひ。

BIRDMEN(1) (少年サンデーコミックス)

BIRDMEN(1) (少年サンデーコミックス)

BIRDMEN(2) (少年サンデーコミックス)

BIRDMEN(2) (少年サンデーコミックス)

BIRDMEN(3) (少年サンデーコミックス)

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BIRDMEN(4) (少年サンデーコミックス)

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BIRDMEN(5) (少年サンデーコミックス)

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BIRDMEN 6 (少年サンデーコミックス)

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みんな!  エスパーだよ!  Blu-ray BOX(5枚組)

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2016-04-23 積み上げられた音楽

「終わりだ」

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実家へ行って、父親のベッドサイドで、なんとなく話を聞いていた。最近は、調子が良くないと、言葉が出ない。だから、そばについて、じっと言葉が出てくるのを待つ、ような状態が続く日もある。

今日は、とりとめもなく昔の旅の思い出などを語るのを、聞いていたんだが。

流していたハワイアンのアルバムが終わったので、バッハのコンピレーションアルバムをかけたら、父親がつぶやいた。

「終わりだ」

「え? 終わり?」

「終わりだ」

曲が終わったのか、なにが終わったのか。わからないんだが、うなずいて、返した。

「あぁ、終わったんだ」

「終わりだ。もう、やることはやった」

「あ、もう、ないんだ?」

「会社を守らなければいけなかったが」

「まぁ、それは引き継ぎしたからね」

その後も、珍しくクリアに言葉がつながって行ったので、驚いた。

終わりか。

父は準備がいいというか、元気なうちから、財産目録を作って、相続の流れを決めた。それからはクレジットカードや保険など自分自身に関わる契約を次々と整理しはじめた、それが落ち着いたころに、ケガをして入院。現在に至る。

数年前、相続などの準備をはじめたころは、「そんなこと、早すぎるんじゃないの?」と私も、母も言っていたんだが、全然早過ぎなかったなぁと。体力や気力の衰えは加速をつけて進む。それを思うと、元気過ぎるんじゃないか、というレベルから、準備をはじめることが、大事な気がする。

鮮やかに幕を引くためにはね。

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2016-04-18 面白きこともなき世を

『真田丸』はだから面白い

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真田丸』はなぜ、おもしろいのか。

娘が熱烈に語ったことが興味深かったので、メモしておく。

「私、歴史のことよく知らないし、戦国とか言われてもよくわからないんだけれど、そういう私が見てもおもしろいんだから、おもしろいんだよ」

当たり前のようなことなんだがw 今回はどういう部分に焦点を当てるのかとか、それぞれの武将がどんな人物か、それをどういう風に描くのか、というのを期待して、私や夫は見てしまっているんだが、娘や息子は、そういう色眼鏡がなく見ている。つまり、ドラマとして、楽しめるかどうかだけで、見ているんだろう。

「どの部分をおもしろいと思ったの?」

「前に、源三郎が『父上が何を考えているのか、さっぱりわからない』と言ったでしょう。あれでおもしろいなぁと思ったんだ。今までの大河ドラマでは、主人公はかっこいいし、出てくる人たちは主人公たちのいい面を引き立てるようなことを言ったり、やったりするけれど、『真田丸』は違うでしょう。主人公はいつもかっこいいわけじゃない。家族でもお互いがわからないし、恐ろしい面や嫌なことを見せられてしまう。それにショックを受けているのが、リアルだなと思った。家族だからっていつでもなかよくなんてできない。そうやって心が離れても、やっぱり、家族だし、みんな大切だってのが、伝わるようにできているでしょう」

「うん、それは、それぞれのキャラクターを丁寧に描いているってことなんだろうね。人の気持ちって、そう簡単には変わらないかと思うと、あるきっかけでガラッと変わる。その辺りをきちんとエピソードで見せているよね。だから、源次郎をはじめとした登場人物の気持ちが伝わってくるんだと思うよ」

「そうなんだよ。時代劇だけど、気持ちがわかるから、危機を脱すれば、あぁ良かったと思うんだよね。源次郎はどうなるんだろうって気になるんだよ」


三谷さんは、『新選組!』の時も、隊士一人一人の気持ちを丁寧に追って、エピソードを積み重ねていたから、嫌な奴もただの嫌な奴で終わらせなかったよなぁ。

大阪編も、いろいろありそうなので、楽しみだよ。

2016-04-17 弱き者、汝の名は被災者

災害にデマはつきものなのか

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熊本地震のニュースを見ていて、気になったんだが、NHKのヘリからの中継で、

「これから、望遠レンズでズームします」

「少しお待ちください、あちらの現場に望遠レンズでズームします」

としつこく、しつこく言っていて、そんな、望遠使うのなんて、当たり前のことなんだから、なにをいちいち断っているのかと思っていたんだが、思い当たったのは、熊本地震が起きて、取材がはじまった後にTLで見た、NHKのあるアカウントのつぶやきだった。

「ヘリへの要望は現場へ伝えました」

毎度のことだが、ツイッターには「報道ヘリのせいで救助が遅れた」や「自衛隊のヘリを報道ヘリが邪魔した」というデマが流れていて、あーあと思っていた。おそらく、NHKなど報道各社のアカウントは、この手のデマを信じた方々に絡まれていたのだろうね。

NHKのヘリのカメラマンにしてみれば、超望遠で狙う技術が発達したから、かつてのように救助の現場へ近づくことは減っているのは常識なんだろうと思う。また、中継を見ていた限り、被害の全体像が分からない地域を把握するような撮影をしていた。感動の救助風景みたいなものは無理には狙わないんだと思う。

しかしながら、それを繰り返し言わないと、自分がそれを知らないだけなのに、しつこく抗議する人たちがいるんだろうなぁ。

なんだろうね、この視野の狭さは。

今日も今日とて、スマホを見ていた娘が

「マスコミの車が駐車スペースにいたせいで、被災した人が車を止められなくて、ごはんもらえなかったんだって、ひどいね」

と言ったので、たしなめておいた。

「ネットで見たことを軽々しく信じない方がいいよ」

リツイートして、みんな怒っているよ。ひどい、ひどいって」

「だったらなおさらだよ。その人たちはネットだけ見て言ってる可能性大だから。その人らが現場で見たわけじゃないだろ?」

それでも不満そうな顔をしていたので説明をした。

「もしも、現場でそれを見た人がいるならば、そこで、邪魔な車を運転してきた奴に声をかけて、どかせばいい。被災した人たちだってそれぐらいできるし、黙ってはいないと思うよ」

「現場、現場って……そこにいた誰かがつぶやいたのかもしれないでしょう?」

「常識的に考えたら、そこにいた誰かは、それを見たら、つぶやく前に、文句を言いに行って、その車をどけただろうね。それをしなかったのはどうしてなんだろう? 現場に行ってみれば、そのぐらいのこと、みんなできるよ。いい大人なんだから。あのね、困ったことが起きたら、そのままにしないのが普通なんだよ。困っている人は、自分から動いて、それを改善しようとする。困ったことをした人も、怒られたり、批判されたら、次はしないように気を付ける。それが普通なんだよ」

「ふーーーん」

「納得できないかもしれないが、そうやってデマを信じるのは、その現場にいる人たちを信じていないってことなんだと、お母さんは思うな。避難している人らがまったく無力で、なすがままにされていると思うのは、ネットでしか見てない奴の驕りだわ。以前に怒られたり、非難されたら、その経験を共有して、次はしないと気を付けるのが、常識的な大人たちだわ。なにか起きれば、それを受けて、人はその状況に合わせて適応する。社会とはそういう有機的な反応で成立しているもんで、困ったことが起きても、なにも動けず、助けを待っているなんて思うのは、助ける側の思い込みだわ」

しかし、なんだろうね、これは。

まるで何もできないように扱われるしんどさ。なんてのは、想像つかないかな。

人はよき方向に向かって、どうにかしようとするもんだ。なんてのは、想像つかないのかな。

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2016-04-16 ゆれがとまらない

震度7とは驚いた

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一昨日、夕飯を食べた後で、ぼんやりテレビを見ていた。食わず嫌い選手権に、武井咲と山ピー、伊藤英明に、ケイン・コスギが出ていた。

そこにいきなり飛び込んできたテロップに唖然としてしまったんだが。

「震度7? え、マジ?」

しかし、それすら、今は、「余震ならぬ、前震だった」らしい。うへぇ。

気象庁の青木元地震津波監視課長は午前3時半すぎに記者会見し、16日午前1時25分ごろに起起きたマグニチュード7.3の地震は、14日の夜に起きた熊本地震マグニチュード6.5に比べ規模がはるかに大きいことなどから「熊本地震がいわゆる「前震」で、今回の地震が本震だとみられる」と述べました。

そのうえで、「今回の地震で揺れが強かった地域は14日の地震よりも広がっている。揺れの強かった地域では危険なところから離れ、身の安全を確保して欲しい。余震も多くなっていて今後1週間程度は最大で震度6弱程度の余震が起きるおそれがあり、十分注意して欲しい」と呼びかけました。

また、マグニチュード7.3の地震のあと、震源の北東側の阿蘇地方や大分県でも地震活動が活発になっていて、午前4時前には熊本県阿蘇地方で震度6強の揺れを観測する地震も起きています。

青木課長は「阿蘇地方など、揺れの強かった所に住んでいる方は今後の活動に注意して欲しい。大分県など、地震活動が高まっているところでも今後の地震活動に備えて欲しい」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160416/k10010482591000.html

震源地も移動をしているようで、最初は熊本市と近郊の被害だったのが、今は、阿蘇一帯から、大分へと広がったようだ。どうやら、断層同士が影響しあって、他のもろい断層を動かしているようだ。これら中央構造線からつらなる断層群は九州にとどまらず、海を越えたら、四国、伊方原発の脇を通過している。

あな恐ろしや。

指摘されていた慶長大地震との類似性が怖いな。

これは、何度も警告されてきた南海トラフ震源とする巨大地震の前触れじゃあないかと、怖くなった。

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