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北沢かえるの働けば自由になる日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2017-10-21 走り出せ、走り出せ、走り出せ

ひとのためになにができるか

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今朝、起きたらやっていた「深読み」のテーマは、臓器移植20周年ということで、脳死での移植提供を望む意思表示が進まないのはなぜか、日本だけが世界でも極端に少ないという話になっていて、モヤモヤした。そもそも、心臓死、この言い方も変なんだが、の場合でも、角膜や腎臓、皮膚などの移植はできるし、実際されている。その話は出さないで、脳死での移植は、死にゆくだけの人にとっては、人のためにできる最後のことみたいなオチだったので、さらにモヤモヤした。

ひとのためになにができるか。

って考えちゃうよね。結果を知らずに、死んでいくにしてもだ。


娘は今年18歳になったので、今回の選挙で初めて投票をする。それで、選挙公報を読んだり、テレビでのPRを見たりしていたんだが、枝野の人気を知って、「一度は演説を聞いてみたいよね、生で」「最終日の〆は品川みたいだから見に行こうか」みたいな話になっていた。

本日、選挙戦最終日なんだが、「自由が丘に昼過ぎに枝野が来るよ」とメールで知らせたら、「行くよ!」と返事が返ってきた。それで駅前で合流して、演説を聞くことにした。午前中は模試を受けていた友だちもいっしょに、雨の中、枝野の登壇を待っていた。

大勢の人たちが、枝野が来るというのを知って集まりはじめた。

駅前ロータリーがいっぱいになり、車の交通も難しくなったころ、枝野が現れた。

演説の内容は、基本的に変わらない。

熱い言葉に、「そうだ」と声が飛ぶ。

もしかして、変な人たちが乱入するんじゃなかろうか。と思っていたんだが、そんな気配もなかった。

年齢層も、性別も、職業もバラバラの人たちが、足を止めて聞いていた。

その光景に、なんか、涙が出そうだった。

立憲民主党はあなたが作った党です。あなたたちが主役なんです」

という言葉通りだなと思った。考えたくもない、惨い言葉と嘘の数々。このままでは、先に待っている真っ暗な滝。それがわかっているのに、どうにかならないのか。現状に問題意識を抱いた人たちが、バラバラと集まってきたんだ。

と思った。


待っていた時、娘らが、かなり年取ったおばあさんに声をかけられた。

選挙権を得てから、70年投票してきたけれど、こんな政治家は初めて。あなたたちは幸せよ」


なんか、みんな、自分のためだけじゃないと思った。自分とは関係ない、未来の子どもや他人を思うと、なんか胸騒ぎがするし、その思いをくみ上げて、この党は結成されたんだろうなと思った。

さぁ、明日は投票日ですよ。

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2017-10-14 声をかけたい

走り出す心

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お彼岸の時に、墓参りのために、大宮の外れを走っていたら、反対側から枝野選挙カーが来た。そうか、選挙が近いんだなと思った。

すれ違った時、流れてきた声で、本人が乗っていたと気づいた。

「あ、枝野が乗っていたよ」

「え、ホント?」

その時、降りてって声かけようと思った。

一言いいたかった。

震災の時、よく踏み止まったよ、よく逃げなかったよ、ありがと」って。


あの頃のことは忘れられないんだな。

多くの人が東京を後にして、どこかへ逃げたのもわかっていたが、考え抜いた末に留まったんだよな。

きっと、大丈夫だと。

こんなことで、ダメにはならない。

そっちに、我が家は賭けたんだが、それでも悩んだよ。

いろんな人から、逃げればいいのにと言われたが、では、どこへ逃げるのだと。

ここよりも住みたい場所はあるのか? ここよりも好きな街はあるのか?

まぁ、日本人だもん、こういう国難が襲ってきた時は、さすがにみんな団結するだろうと思ったんだが。

ひどかったねぇ。

挙国一致内閣の呼びかけを断って、ネガキャンとデマを飛ばしまくっていた人たちが、今、国難国難と軽々しく口にするのを見るたびに、吐き気がする。


というわけで、今日、枝野が、新宿に来ると聞いて、そうか、声をかけるチャンスだと思った。

で、行こうか、行くまいか、迷ったんだが、結局、ツイキャス経由で演説を聞いた。

聞いているうちに涙が出た。

こんな当たり前のことを、話さないと伝わらない。

法治国家民主主義立憲主義、基本的人権の尊重、権力の正統性……。

なんて状況なんだろう。と思ったよ。

立ってくれて、ありがとう。

本当に、ありがとう。

立憲民主党の枝野さんの演説を聞いてきたので全文を書き起こす



追記 

鈴木邦男さんが新宿で応援演説をしたのには驚いた。まぁ、枝野も、鈴木さんも、右の人なんだが。勘違いしている人たちから左とされているんで、さらに勘違いされるのかと思うと、不思議な気持ちだw

歴史から断絶している人たちにとっては、自分の目の前のこと、自分の感覚だけが頼りなんだろうね。

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2017-10-12 ナンパじゃないよ、ストハラだよ

「お母さん、今日、ナンパされたんだよ」

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この間、夜帰ってきた娘から、

「お母さん、今日、ナンパされたんだよ」

と言われて、まぁ、それはあなた、かわいいからね、若いからね〜と一瞬思ったが、娘の顔が暗いのに気付いた。

話を聞いているうちに、あー、なんてことと、頭を抱えた。

 友だちと秋葉原で待ち合わせをしたら、スーツのおじさんにいきなり声をかけられた。制服だし、おしゃれもしていないし、目立っていたわけじゃない。なんで、声をかけられちゃったんだろ。そのまま、無視して逃げたかったんだけど、待ち合わせているから動けない。イヤそうな顔しても、ずっと絡んでくるから、キレられたら怖いし、聞いていたんだと。

「だって、『電車の中で見かけて、清楚でかわいい天使がいるって、あと付いてきた』って言われたんだよ。違うとは思うんだけど、怖いでしょう。つけてくるなんて」

声かけたかっただけで、悪気はないのにと言われそうだが、初対面の大人がなれなれしく話しかけてくるだけで、女子高生は混乱するよ。なんの目的だって思うさ。だから、少しでもイヤそうな顔してたら、離れろよ、大人なんだろって。

秋葉原だから、そういう目的の大人がウロウロはしていないと思ったのが、大失敗だったなぁ。

で、思い出したのは、この記事で。

道で突然、女性に声をかける「ナンパ」行為は、英語では「キャットコール」や「ストリート・ハラスメント(ストハラ)」と呼ばれる。

声をかけている方は気付いていないかもしれないけれど、かけられた女性にとっては「ハラスメント」と感じる不快な行為。

オランダアムステルダムに住む20歳のノアジャンスマさんは、女性がどれだけストハラを受けているかを知ってもらうために「1カ月の間に、自分にストハラ行為をしてきた男性と自撮りをし、Instagramにアップする」というプロジェクトを始めた。

彼女がつくったInstagramアカウント @dearcatcallers には、こう書かれている。

「このInstagramは、日々の生活で女性がどれほど物のように扱われているかを知ってもらうためにつくりました」

「ストハラが、どれだけ多く、どのように起きているか。それを知らない人が、まだ沢山います。この1カ月で私にストハラ行為をしてきた人たちを、ここで紹介します」

http://www.huffingtonpost.jp/2017/10/05/street-harassment-instagram_a_23234533/

嫌そうなジャンスマさんに対して、男たちののんきなこと。

ちなみに、ジャンスマさんが住むオランダでは2018年1月1日から、ストハラ行為に対して190ユーロ(約2万5000円)の罰金が課せられるんだとか。


ポイントは、「日々の生活で物のように扱われる」ってフレーズだよな。

そんな記事を読んだ後で、はてブで「新幹線で女を買おうとしたサラリーマン」という記事が上がってきて、読んだんだが、それを「嘘だ」や「誤解されただけ」とかばうブコメが多くて、苦笑してしまった。

彼らがそういうのは、その買おうとしたサラリーマンというのが、世に知られている有名企業のバッチを付けていたかららしい。そんな身バレする状態で、そんな破廉恥なことをするかよという論理らしい。

いやいや、ブコメを見てもわかるが、新幹線ではないかもしれないが、そういう破廉恥なナンパを平気でするサラリーマンはいくらでもいるわけで、身バレがなんら歯止めにはならないんだなぁ。


ちなみに、娘をナンパしてきたサラリーマンも、超有名一流企業の、ある部署で働いていると自慢していたそうだ。

「うーーん、そんな一流企業のサラリーマンが、こんなところで、女子高生をナンパするか?」

「いや、部署の内容はこれこれこうで、こうだよと教えてくれたよ。嘘とは思えない」

「あ、それ、ホントかもな。その仕事してないと、そういう説明しないわな」


しかも、あの大学出身ってことは、私の後輩ってことで、どこかで知り合いにつながっていそうで、クラクラしたよ。

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2017-10-11 そこにいる人々

フクロウに似た

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フクロウカフェは虐待ではないかという記事を読みながら思ったんだが。

女性に大人気「フクロウカフェ」のあぶない実態(岡田 千尋) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)

自然界では、フクロウを含め動物たちは体調が悪ければ身を隠し、ひっそりと体力の回復を待つ。そうしなければ捕食されてしまうからだ。しかし、フクロウカフェではそれができず、不調な上に緊張が続くことになる。

よく観察をすると、死ぬ前に不調がわかるフクロウもいたという。

「片足で過ごさず1日中両足で止まり木に止まっている、目を瞑っている時間が多くなりずっと寝ているように見える、肩で息をしている・息づかいが荒い――私が分かった異変は特にその3点だったと思います」

動物を多く飼育している場では、飼育者は動物の苦しみに鈍感になりがちだが、フクロウカフェも例外ではない。

(中略)

フクロウは単独行動をする動物だ。フクロウカフェではフクロウ同士が異常に近い距離で並べられ、顔を見合わす状態であったりもする。

さらには大小のフクロウが同じ空間にいるとなると、小さなフクロウは常に危険を感じ続け、緊張を強いられる。

多くのフクロウが夜行性であるが、そうした動物の多くは聴覚がとても優れている。

フクロウも羽音やネズミがはう音などを敏感に感じとり、真っ暗な中で聴覚だけを頼りに動く獲物を狩れるほどだ。

ある程度の音には慣れることができるが、フクロウカフェでは異なる人々の笑い声や話し声、シャッター音が絶え間なく響き、これはフクロウにとって騒音にあたる。

夜行性の場合、目の構造が光を多く集めるようにできている。そのため、人間が感じる光よりも遥かに多くの光を感じ取る。しかし、フクロウカフェの多くは、人間に都合の良い明るさに保たれており、フクロウに適切な照度とはいえない。

フクロウって、なんか、発達障害の子たちみたいだなぁと。

そばに誰かいるだけで、緊張を強いられる。

感覚が過敏で、明るすぎる部屋やうるさすぎる生活音が苦手なのに、「つらい」とは声に出せず、じっと耐えているうちに体調を崩してしまう。

前に、発達障害の子を育てている親御さんから、

「子どもが、周りの人たちの気持ちを察したりできないように、私も、子どもがなにを考えているか、わからないことが多い。親なのに、野生動物を見守るようにして、世話しているだけ。観察した経験から『これは大丈夫。これはダメ』とどうにか意志を交わせているだけ」

というような話を聞いて、うなずいたことがあった。

娘も、昔は、なにをしたいのか、何がイヤなのか、全然わからないこともよくあったなと。思うに、感覚が人間離れしているから、“普通”とはズレてしまうんだろうが、いや、めんどくさかったなぁと。

知らない人からは冷たいと思われるが、この距離感がないと、息が詰まってしまう子たちなんだと思う。

静かに、彼らを脅かさないように、そっと、見守る。

そのぐらいがいいんだと思うんだよね。


しかし、フクロウ、かわいそうだなぁ。彼らは、人間に都合よくかわいがられるために生きているんじゃないのにね。

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2017-10-10 都合よく思い出すな、都合よく忘れるな

生業訴訟、勝訴!

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勝つかなぁと思ったが、良かった。

東京電力福島第1原発事故当時、福島県や隣県に住んでいた約3800人が国と東電に総額約160億円の損害賠償などを求めた訴訟で、福島地裁(金沢秀樹裁判長)は10日、国と東電に対し、賠償を命じる判決を言い渡した。

 約1万2000人の避難者らが全国の地裁に起こした約30件の集団訴訟の中で判決は3件目。原告数は最も多い。3月の前橋地裁判決は国と東電の賠償責任を認めて原告62人に総額約3800万円を支払うよう命じていたが、9月の千葉地裁判決は国の賠償責任を否定。東電のみに対して原告42人に総額約3億7600万円を支払うよう命じていた。

 今回の訴訟で原告側は「生活環境が汚染され、家族や地域の人間関係が壊れたり、仕事の生きがいを失ったりした」と訴え、空間放射線量を事故前の状態(毎時0.04マイクロシーベルト以下)に「原状回復」することや、実現するまで1人月5万円の慰謝料を支払うことなどを求めていた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171010-00000037-mai-soci

判決要旨は、明日ゆっくり読むが。

これまでの流れがわかる

住民側が勝訴 国の責任と賠償福島地裁認める これまでの「生業訴訟」の歩み

堀さんの熱い思い。

傍聴・取材を続けてきた「生業を返せ、地域を返せ!福島原発訴訟」。リンクの記事は3年前の衆院選解散の時のものです。

この裁判の判決がいよいよ今月、福島地裁で言い渡されます。

でも、いつだと思いますか。

10月10日です。

そう、衆院選の公示日です。原告4000人が国や東電を訴え、裁判所も賠償のみならず事故原因の究明や責任の所在を明らかにするため時間をかけて審理を続けてきました。

原告の住民の皆さんは心の中にしまってきた辛い経験を時には涙ながらに、時には気丈に、そして「現状を知ってほしい」と振り絞るように淡々と訴えてきました。

証言台に立つその負担を考えると、胸が詰まります。

お金が欲しい、そんな話ではないのです。

なぜこの事故が起き、なぜ何も知らされずあの日を過ごしたのか。

2度と事故を起こさないため、何をすればいいのか。

地域の未来を分断なく作り上げていくためにはどんな支援が必要なのか。

原告の皆さんは自力で生活再建、生業の再生のために奮闘しながら、さらに裁判をたたかってきました。

公示日ですからテレビのニュースは選挙一色、政局一色になりかねません。

10日は福島地裁で取材をします。僕が関わる番組ではしっかり伝えていきたいと思っています。

当時、原発事故の対応に関わった議員の皆さん、住民の皆さんの戦いは続いていますよ!被害にあい、なお今ももがきながら奮闘している皆さんのこと、忘れないでください!

https://www.facebook.com/HORIJUN/posts/10210661460752210


まぁ、その予想通り、マスコミは公示日ということで、選挙一色。訴訟の内容は、大して報道されなかったんだが、「津波の危険性を予見できた」ことが認められたのは、大きかったなと。


公示日ということで、安倍首相は、福島の田んぼの真ん中で第一声を上げて、福島県産の米で作ったおにぎりをほおばった……ってなんだこの胡散臭いパフォーマンスと思ったら、その模様を、即日自民党のPVに仕上げてきた。うへぇ。

あぁ、ホントに、こういうところが、イヤなんだ。

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