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北沢かえるの働けば自由になる日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2017-01-18 スプーン一杯の想像力を

それは10年続いていた。

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読んで、血が逆流したニュース。

神奈川県小田原市生活保護を担当する職員らが「保護なめんな」などの文字をプリントしたジャンパーを着用して職務にあたり、生活保護家庭への訪問時に着用することもあった。2007年以来使っていたという。

 ジャンパーは胸のエンブレムに「HOGO NAMENNA(保護なめんな)」や、×印がついた「悪」の字がある。背中には「私たちは正義。不正を見つけたら追及する。私たちをだまして不正によって利益を得ようとするなら、彼らはくずだ」と不正受給を批判する内容の英文が記載されている。

 小田原市では07年、生活保護費の支給を打ち切られた男が市職員3人を杖やカッターナイフで負傷させる事件があった。市によると、当時の生活保護担当職員らが事件後、不正受給を許さないというメッセージを盛り込み、このジャンパーを作った。その後、担当になった職員らが自費で購入。現在は28人が所有しているという。

http://www.asahi.com/articles/ASK1K551JK1KULOB026.html


恥ずかしいと思った。恥ずかしい。よくも、こんな恥ずかしいものを着て歩けたなぁと。

これ、10年も、誰のツッコミを受けなかったようだが、ホントに、なにもなかったのかなぁ。


昔、PKディックを読んでいて、「想像力がなくなったら、この世は悪夢でしかない」みたいなフレーズにあたって、はて、これはどういうことなんだろうと思っていたんだが、こういうことなんだろうな。この挑発的で一方的なフレーズはどう読まれるのか、あなたの目の前にいる人はどう思うのか、想像力ないんだなぁと。


これをかっこいいと思う彼らと、恥ずかしいとしか思えない私の断絶は、埋められるものなのかねぇ。



まぁ、最近、「生保の奴らはさぁ」みたいな話を聞いて、どういう理屈なんだろうと思ったが、要は、働きもしないで金をもらっているのがうらやましい。自分は苦労しているのに。ってところに尽きるようだ。

それは想定の範囲なんだが。

その流れで、弱者に手厚い現状の健康保険制度や、難病や障害者への補助金年金にも、反感をぶつけてくるのには参った。それがなければ生きていけない人も少なくないんだがなぁ。

そういう高説を大きな声で話すのは、むしろ、そういう制度にどっぷりお世話になっている方々だったりする。


介護保険がなければ、あなたの親のおむつは誰が替えるんでしょうか? 嫁に任せればいいってことですか?

健康保険がなければ、あなたの飲んでいる成人病の薬は、1か月2〜3万はしますぜ、それでも保険なんて無駄ですか?

生保で遊びやがってと言うけれど、あなたが事故や病気で動けなくなる可能性はないですか? とても世話できないと嫁や子どもらに捨てられる可能性はないですか?

そう言いたいのを飲み込んで、聞いていたんだが。

トランプ現象を引き起こした方々も、他者への想像力以上に、自分への想像力が欠けているんじゃなかろうかなぁ。都合よく、気持ちいい状況をつまみ食いしても、現実は甘くないし、浅い思い込みを吹っ飛ばすようなことが起きるもんだと思うがな。



追記

やっぱり、上のお墨付きがあっての、あのフレーズなんだろうねと。

稲葉剛公式サイト » 【追記あり】「保護なめんなジャンパー」の小田原市ホームページは制度を利用させない「仕掛け」が満載だった。

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2017-01-16 伝染るんです

飛び出せ、青春

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ここのところ、忙しくて意識していなかったんだが、夫に言われて気づいた。

「すぐ受験だろ? 少しは気にしてやれよ」

そういえば、息子の受験がまじかに迫っていた。あと2週間か。

って書くぐらいの切羽詰まり度でいいのかと思うが、息子のペースは淡々としていて変わらないので、これでいいと思っている。


息子については、そもそも受験させるかどうかで、迷っていたんだが、ここに入れたいなと思う学校と巡り合えたので、受験させることにした。

中学受験では、子どもから「受験したい!」と言い出すことはまずないんだそうで。親があの手この手で子どもの気持ちを盛り上げて、受験する気にさせるかが勝負だ……みたいなところがある。

その辺にも悩んで、なんていうか、無理に仕向けるのもどうなんだとろうと。娘とはまったく違うタイプの息子にとって、私立公立含めて、どういう学校がいいのか? そもそも、息子はどうしたいのか? そのどうしたいのかが実現できる学校は? みたいなことは、夫婦で散々話し合った。


その結果、選んだ学校。

なにが決めてというと、笑顔。

誰の笑顔というと、先生たちなんだな。

何回かイベントを見て、授業を見学して、話を聞いて、思ったのは、いつ来ても、この学校の先生たちは楽しそうだなと。怒ったりもするんだろうが、だいたいこんな感じの空気ならば、子どもたちも過ごしやすかろうと。


楽しく過ごしている人といっしょにいると、楽しくなってくるよね!


そういうのはなんだが、見学に行った学校で、先生たちがつまらなそうな顔していると、子どもたちもつまらなそうな顔になっていることが多かった。つまらないことやイヤなことはどこにでもあるし、それを撲滅するのは無理だとは思う。だから、そこをうまく片付けるなり、スルーするなりして、楽しく過ごすってのは、大事だと思うんだな。

息子は、心から楽しい顔して笑うから。それが失われないような場所で、青春のひと時を過ごして欲しかった。

まぁ、合格できるかはわからないけれどね。

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2017-01-14 あの星空より

これを描けるようになったか「高い城の男」

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アマゾンの連ドラ「高い城の男」を見た。小説の分量からすると、ストーリーがこう膨らむのはわかるんだが。細かい部分は突っ込みたくなりつつも、ディックらしい悪夢のような世界は一見の価値ありだと思う。人の弱さがにじみ出ている人物の描き方がいいと思った。


しかし、なんでも、ハーケンクロイツを使えばいいってもんじゃないだろw


ちょっとね、あらゆるところにハーケンクロイツハーケンクロイツでw ここ笑い取ってるだろ、ってデザインが気になったよっと。


新世界

新世界

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2017-01-12 自由、自由、自由〜♪

その意味を思った

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次期大統領が会見を行っているが、

デマを散々まき散らしていた奴らが、「デマをまき散らすな」とブログやテレビを攻撃している。

腹が痛いw



さっきまで、ニュースショーでは、オバマ大統領最後の演説が流れていた。聞きながらしみじみ思ったのは、あぁ、この人が大統領になったということで、世の中を大きく変えたってことだな。

全文 【全文】オバマ大統領、任期最後の演説「あなたたちが私をよい大統領にしてくれた」 - ログミー

ジョージ・ワシントンは、自身の大統領退任スピーチにて、このように記しています。「自治とは、人民の安全、資産、自由を保証するものであるが、しかしながら異なる信条や異なる国家からそれを得るには、この真実を確信する心を弱らせるような、大いなる苦痛を伴うであろう」。我々は「嫉妬深い不安」をもってそれを順守し、「我々の国の一部を除外しようとしたり、この神聖なる団結を弱体化さしめるいかなる兆しをも」排除するべきだとしています。

政治的対話が蝕まれ、すばらしい人材が行政から排除されるとき、この団結は弱まります。意見が一致しない相手に対し恨みを持って粗雑に扱うようなアメリカ人は、心得違いをしているだけでなく、悪意があります。同じアメリカ人を、ほかの者よりも、よりアメリカ人らしいと決めつけても、この団結は弱まります。システム全体をまったくの悪と決めつけ、リーダーを選出した自分自身が果たした役割を検証することなく、自分たちが選び出したリーダーを批判しても、同様のことがいえます。

我々一人ひとりが、民主主義を「懸念する、嫉妬深い番人」たるべきであり、このすばらしい祖国をよりよいものにしようと常に務めるという、喜びに満ちた使命を担うべきです。我々の外見はすべて異なりますが、「市民」という誇らかな肩書を共有しています。

究極的には、これが、我々の民主主義が要求することなのです。民主主義は、みなさんを必要としているのです。それは、選挙がある時のみではありません。みなさんの権利が侵害された時のみでもありません。みなさんの生涯においてです。

もし、みなさんが、インターネットで見知らぬ他人と議論することに疲れたなら、実際の生活で、他者と会話してみてください。なにか修理が必要であれば、靴を履いて、実際に整備してみてください。もし、選出した議員に失望したら、クリップボードを手に取ってサインをし、自分自身で立候補してみてください。足を踏み入れてください。飛び込んでみてください。やり通してみてください。

当選するかもしれません。落選するかもしれません。他人がなにかよいことをやってくれるだろうと期待するのには、リスクが伴い、プロセスにがっかりすることがあるかもしれません。

しかし、この作業の一部に参加し、間近で目撃する幸運に恵まれた場合は、エネルギーと刺激をもらうことができます。そして、まず間違いなく、アメリカとアメリカ人に対する信頼は、ゆるぎないものになるでしょう。私がそうでした。

だすよ。

演説全体を読むとわかるが、オバマ大統領をはじめとした人々が抱いている危機感は、自分が日々思うこととそれほど変わらないんだなと。

そのぐらい、今、その問題は巨大で、目の前に迫っているわけなんだが。

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2017-01-11 高慢と偏見と、まぁ、いろいろと

「発達障害」ってそういう言葉なのね

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既に訂正されたんだけど、あるブログで「一種の発達障害」って言われ方されていて、内容うんぬんより、一般的には「発達障害」ってのは、そういう言葉扱いなんだな〜と思って、ため息が出た。

毎度毎度思うことですが、足が不自由で車いすに乗ってますとか、目が不自由なので白い杖持ってますとか、みなさまにわかりやすくない障害ですから、誤解も招くし、配慮していただきづらいのはわかっておりますが、あーーーあと。

ま、よくあることだから、誰か言うよね〜と思ったら、ま、その通りツッコミが入って、すぐ訂正がされ、これもポリティカルコレクトネス狂時代ですねと言われてしまうのかと眺めていた。




ここ2年ぐらい引っかかっていたことが、やっぱり、問題となってきたようだ。

「放課後バブル」のゆくえ - lessorの日記

放課後デイが増えてきたなと思って、これって介護保険の導入からその後の淘汰への流れにかぶって、既視感あるなぁと。


放課後デイについては、親の間でもいろいろと話には出ていて、悩ましいなと思っていた。

こういう預かりをしてくれるサービスには、体の動かし方や対人スキルなどの訓練をしてくれるところと、その子のやりたいように過ごさせてくれるお休みどころ的なところと、大きく分けると2種類あって、その子の障害の度合いというよりは、その子の性質によって選んだ方がいいと思うんだが、どういう基準で選ばれているんだろうか。

通っている子たちは、周囲からは「なんで、わざわざ」と思われることも多い。また、「どんな効果があるの?」と言われても、「劇的な発達をしました!」や「これができるようになりました!」というものでもなく、凹まないように、心が折れないように、楽しく過ごしてもらえればいいぐらいに捉えておくといいと思うんだが。すごい期待する親も少なくない印象がある。うーーん、訓練の量=発達する ではないのに。

また、「家に一人で置いておけない」ってのは、学力があろうが、そういう子もいる。変な話、ひやっとした経験をすると、一人では置けないし、フルタイマーでは働けないと思うわけが。そして、多くの場合、母親が我慢することになるんだが。それが減ってくれるんじゃなかろうかと思っていた。

一方で、親たちの淡い期待に付け込むような施設もあって、楽な子は受けるが、面倒な子は受けないみたいなのが透けると、泣けるなと思った。囲い込まれて、このままズルズルといくのかな。話を聞いてもらうと取り込まれてしまうのは仕方ないか、皆、頼る先少ないからみたいなのもあって、どうなんだろうと。

ただ、介護保険もそうなんだが、利用者側による選別で淘汰が進んで、質が上がるみたいなのが働きにくい状況ではあるから、ある程度、監視は必要ではないかと思う。そう簡単ではないよね。


しかしながら、環境の調整や周囲に恵まれて、小学校のうちに、それなりに「発達」してしまうと居場所がなくなってしまうんだろう。恐らく、中学校で傷つき、高校・大学と進んで学歴はつけられても、職場にはなじめず、こじらせてしまうんじゃなかろうかと。

「もうちょっと、ゆるい世の中ならばついていけるんだけどねぇ」

ってのは、夫とよく言うことなんだが。なんか、うまく変わっていかないかなぁ。

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