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北沢かえるの働けば自由になる日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2018-01-18 福島を思う

東京の人と福島の人の違い

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去年12月ごろ、朝起きてテレビをつけたら、森達也さんが若者たちにドキュメンタリーの撮り方を教えるという番組がやっていて、なんとなく見てしまったんだが。

森さんからの講義や対話を通じて被災地出身の3人の学生が学んだあと、それぞれがテーマにあった素材を捜して、ドキュメンタリーを撮って、発表するという展開だった。

そのうちのひとりが、福島県の出身で、「福島は、原発放射能、危険というイメージだけで話題になってしまう」と嘆いていて、それはメディアが福島を取り上げるときには、「原発事故」のことばかりとりあげるから、偏見がはびこるんじゃないか。というわけで、東京の人たちにインタビューをして、それぞれが福島に対して持っているイメージを語ってもらうという企画をしたんだが。

その結果、彼女は、ドキュメンタリーを完成させることができなかった。

彼女いわく、「東京の人たちは、多面的に福島をとらえていて、自分が思っていたような偏見ばかりの、放射能怖いみたいな印象もあれば、そうでない印象もあった。なので、どう作ればいいのか、わからなくなった」



ある程度、それをネタにするんだとわかった時点で予想はついたというか。彼女が思っていたような、“マスコミの扇動で福島への偏見に凝り固まった人たち”は、どこかにいるのかもしれないが、私の周りではいないし、その理由もなんとなく推察できる。

あの震災が起きて気づいたんだが、被災地とまったくつながりがない人なんて、いない。

宮城や岩手と同じだよ、福島も。

身近でも、意外な人が福島県出身だったり、親兄弟や親族がいたり、なんらかの縁があったりすることに気付いた。

「心配なんだよね、郡山っていっても、余震もひどいし」

「まぁ、実家は、田村市だから、放射能はギリギリ来なくて、助かったって感じ」

「嫁さんの実家がいわきなので、救援物資もってきましたよ」

なんて話が、震災当時は出てきて、いるもんだなぁと。

そんな話をしていたら、

「だって、東京は、そういう風に地方から人をいつだって集めてきたじゃない」

と言われて、あ、そうかと。

実際、つながりがある人たちと面と向き合っているかどうか。みたいなのがあると、流されないよなぁと。



この番組なんだけど。まぁ、いろいろと考えさせられた。

https://www.nhk.or.jp/ashita/miraijuku/archives/171203.html

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