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北沢かえるの働けば自由になる日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2018-06-29 べりべりと剥がしたり

読むのがしんどい理由を考えた

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半年ぐらい前なんだが、やっと『騎士団長殺し』を読み終わった。

最初の50ページぐらいまでは、発売1週間目に読んだが、その後からが本当に読めなくて、困った。

上巻半分を超えてからはスピードアップして、一気に読み終わったんだが。

それで考え込んでいた。


で、恐らく、これは村上春樹の問題ではなく、私の問題だと理解した。

私が変化してしまって、この作品を受け入れづらくなったんじゃなかろうか。

まぁ、ある程度たって思うのは、やっぱり、女性をどうとらえているか、どう描くかって辺りなんだろうな。

うまく言えないんだけど、文学はこの社会の変化と切り離すことができない。

それは、自分自身もそうだし、この社会自身もそうなんだが、なんか、『騎士団長殺し』は、作品をそのまま受け取れない感じがあったんじゃなかろうか。



追記

このことを思い出したのは、『風都探偵』を読みたいがために、週刊ペースで『スピリッツ』を読んでいるんだが、『きまぐれコンセプト』が全然笑えなくなっていたことで。下手したら30年以上読んでいるこのマンガは、不謹慎なネタをよくやるわと苦笑いするタイプだったとは思うんだけど、ここのところのネタにあった、広告業界パワハラ、セクハラは当然だし。それを女性の側が肯定しているというのは、ネタとして今は笑えないと思った。

不謹慎なもの。

という感覚は、時代によって変わるし、それをブラックユーモアにする逆張りもありだとは思うんだけど、作り手の感覚を、世の中の変化に合わせて、アップデートしていくのは、想像するより難しいんだろうな。本人はわかってないが、そのアップデートができていないというのを、突き付けられた感じは、苦しかったなぁ。

意外と他の男臭いマンガは、そういう感じではないし。同じく連載長い、アフロ田中シリーズは、今の時代をきちんと生きている感じなのに。なぜなんだろうかと、気になった。


【今日の夕食】まぐろとアボカド丼、担々麺風サラダ、さくらんぼ

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