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北沢かえるの働けば自由になる日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2018-05-21 あふるる涙

ショーにしないで

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昨日、たまたまAbemaTVを見ていたら、「エベレスト登頂を生中継」というCMが飛び込んできて、あぁ?と思った。息子が「すごいね、エベレストに登りながら中継なんだ」と言ったが、大丈夫なのかと。中継するということは、結果を期待されるわけで、そのプレッシャーがイヤな方に働かないことを祈ったんだが。


今日、このつぶやきで、彼の訃報を知って、思わず、「ショーにするなよ」とつぶやいてしまった。


難しいこと、凄いことに挑んでみたいという心を止めることはできないし、命をかけて偉業を成し遂げようとすることは素晴らしいと思う。しかし、スポンサーに頼んで、金を集めて、次から次へと過酷な挑戦へ挑んでいくことは、どうなんだろう。例えば「最年少で七大陸最高峰登頂に挑戦」みたいな話を聞いても、もう心が弾まない。その裏にある、プレッシャーを思わずにはいられないから。借りを返すのは大変だよ。


帰宅して、地上波のニュースを見たら、「みなさんに勇気を」や「応援に感謝」という生前の彼の言葉が流れていた。それを見て、

「山に登る人は、自分のためだけに登れ。他人のことなど考えるな。エゴイストでいい。自分第一にしなきゃ、無事下山は無理なんだよ」

そんな風に夫に話していたら、悲しかったのか、腹が立ったのか、わからないが、涙があふれてきた。

人生を切り売りしていく怖さ。現実をショーに仕立てる怖さ。人に応援される怖さ。怖いなぁ。

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2018-05-20 かもられるかも

何と言ったらいいのかわからないんだが。

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児童労働の問題だよね。これ。

2018年3月、愛媛県松山市を活動拠点にする農業アイドル「愛の葉Girls(えのはがーるず)」メンバーだった大本萌景(おおもと・ほのか)さん(享年16)が、自宅で首を吊り亡くなった。

愛の葉Girls」はご当地アイドルブームが盛り上がりをみせていた2012年12月に、“歌って、踊って、耕すアイドル”としてデビュー。JAや自治体が主催するイベントなどで精力的に農業の魅力をPRする活動を続けてきたが、萌景さんの死を受けて、3月末で活動を自粛。デビュー以来、レギュラーメンバー・研修生を含めて10人以上が卒業や活動を辞退するなどして、最終的には5人編成となっていた。萌景さんの死から約2カ月。まだ心の整理がついていないという萌景さんの母親が、現在の思いを初めて語った。

http://bunshun.jp/articles/-/7433

リンク先の記事を読むと、気持ち悪くなる。

大人が寄ってたかって、子どもの夢と未来をつぶして、絶望させた。


これは児童労働の問題だよね。法的には保護すべき立場の子たちの無知につけこんで、無理な労働を行わせた。夢がかなうためならばと、我慢することで罠にはめた。

仕事柄、芸能界がどういうビジネスで、どういう風に儲けているかを知っていると、地方でこの手のアイドル活動をすることは、思い出作りにしかならないし。AKBみたいな大プロジェクトでも、研究生としてただ働きする子たちを集めて回しているのを見れば、補助金を使うがためイベント頼りなんだろうなと。

あーいやなビジネスだ。

15歳以下の子どもを働かせるのは許可制にした方がいい。芸能界だろうが、子どもをひき潰して、大人が笑っている仕掛けが透けているのを、放置していいわけないだろうに。

アイドルは、みんなを幸せにするから、いいのかい?

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2018-05-11 ボードを並べて

後悔しても後悔しきれない

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だいぶ前だけど、映画「スリー・ビルボード」を見たんだが、感想が書けなかった。

その理由は、なんていうか、他人事とは思えなかったから。

子どもを亡くした親。

惨たらしい犯罪で亡くした親。

突然、さよならも言わないで別れるしかなかった親。

そんな状況は想像つかないよなと思っていたんだが、見ていて、あの母親の怒りは、自分の怒りと同じ地平線にあると気づいたら、苦しくてたまらなくなった。

母親の復讐劇のように理解されるかもしれないが、広告を出すことからはじまるアレは、罰なんだ。

あの時、なんで、こうしなかったのか。

あの子のために、なぜ、しなかったのか?

それを悔いて、自分の身体を鎖で叩く。

なんていうか、その悔は、なにをしようが、消えないものなんだろうと。

昨日も、おとといも、女の子が亡くなった。

そんなニュースを聞きながら、あぁ、泣いているんだろう、泣くしかないんだろうと思ったので。

D

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2018-05-10 おがくずの壁

えーこれで通すわけ

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驚いた。

というか、与党の議員も怒れというか、正気を疑うレベルで、破たんしてないか、この理屈。


この5年、特に最後の1年で失ったものの大きさよ。

この国を支えているシステムに、信頼がおけなくなった。

嘘、偽証、ねつ造、改ざん、デマ、記憶にない。

子どもが見ている。おてんとうさまが見ている。ご先祖様に顔向けできない。

なんでもいいから、これを冷静に見たら、どう見えるか。

って話は、周囲からでないのか。それが理解できないぐらいなのか。

ふぅ。

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2018-05-03 庭を造ろう、素敵な庭を

だから「造る」のか

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実家へ帰って、母親と庭を歩いた。歩くというほど、広い庭ではないんだが、ひとつひとつ植えられている草花や樹木についての説明を聞いていると、1時間ぐらい平気でたってしまった。それぞれの植物には、どうやって手に入れたか、育ち、根付くまでの苦労がどんな風にあったのか、どういう部分が魅力なのか等々、大量の情報があり、母が話始めると、止まらない。加えて、庭としてどういう構成を目指しているか、そのための植生のバランスや工夫等々を聞きはじめると、もう、半日ぐらい平気でたってしまうんじゃなかろうか。実家の庭は、郊外にあるちょっと広めの住宅の庭であり、特別に素晴らしい計画があり、その計画に沿ってできあがったものではないんだが、そもそもある空間を変則的に変化していくなにかで埋めていくという作業は、こんなにも複雑なのかってことなのだと理解した。よくできた庭を小宇宙に例える文章を読んだことがあったが、確かに、それだけの情報量があると思った。また、誰かがコツコツと作り上げた庭は、現在、この瞬間だけの情報が詰まった場所ではなくて、それぞれの植物に来歴があり、記憶が付随していることにも感動した。

「このエビネは、〇〇さんのご夫婦から分けてもらったもので、白い葉がアクセントになるから素敵と誉めていたら、緑の濃い種類とセットでもらって、どこへ植えたら一番いいかと探して、この木の陰になる部分に植えた。最初はあまり調子よくなかったんだが、この木が成長して葉が生い茂ってきたら、影が濃くなってきたからか、調子が良くなってきて、花もたくさん咲くようになった」

こんな風に、植物のひとつひとつが、母親の記憶とリンクしているので、庭をいじっているとそれだけで気持ちが豊かになるんだそうだ。

中には、もう亡くなった人から預かっているものも少なくない。

「今は、庭を夢中でいじっている時間がいちばん楽しい時間かもね。歩いているだけで、いろいろなことを思い出すし。植物はよく観察をして、丁寧に世話をすれば、応えてくれるし。なんていうか、庭いじりができる環境があることを感謝しているわ」

ってな話を聞いていて、震災原発事故で故郷を追われた高齢者たちのことを思い出した。

自分が住んでいて、そこにいるだけで様々な記憶がよみがえるような土地から、引きはがされてどこかへ行かねばならぬ辛さ。

今さらなんだが、高齢者を避難をさせる場合は、避難する前の生活と似たような環境を選ぶべきなんだろうな。例えば、畑仕事をしていた人たちならば、自分で耕せる畑地を貸すとか。毎日でなくてもいいから、なんらかの作業をして、その作業によって過去とのつながりを作っておかないと、危険なんだろうね。と思った。

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