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2006-06-13 心という循環系

心の循環系

心という循環系

| 00:33 | 心という循環系を含むブックマーク

心は回りながら流れる

「心」というものに関して、普通ほとんどの人はブラックボックスだと考えている。そうでなくても、経験的にこんなもんだろという程度にしか考えていないように思える。自分はいつも、「どんなモデルなら、単純明快に説明できるだろうか?」と考えていた。今日、ようやく、そのモデルを思いついたので書いてみようと思う。

思いついたモデルとは心は循環しているというモデルだ。図を見てほしい。

まず、欲望がある。欲望から、行動が生まれる。

そして、行動から、レスポンス、つまり反応が生まれる。反応には、感情やストレスなどが含まれている。行動に対する反作用だ。

そして、その反応から、欲望が生まれるというシステムだ。制御の分野で言えばフィードバック系ということになる。

何とも単純明快だ。今まで、何でこんなに複雑に思えたのかが解らないくらいだ。

うまく流れない心

このシステムならば、今までのうまくいかない事柄をすべて、簡単に説明することができる。順番に説明していこうと思う。

3要素の否定

まず、考えられるのが「欲望」、「行動」、「反応」の否定という形だ。

欲望を否定すれば、行動がうまくいかなくなる。そうすれば、反応も予想通りの反応が返ってこなくなる。そうすれば、欲望がうまく作られなくなり、システムが破たんしてしまう。「行動」、「反応」を否定しても、同じことだ。これの原因は「自分が嫌い」という一言で表せる。

「欲望」の否定

「欲望」を否定した場合、何かよくわからないが、とりあえずうまくいかなくなるはずだ。そして、そのうち、何が何だかよくわからなくなる。過剰なダイエットによる食欲の否定、潔癖症からの性欲の否定などがよく見られる症状だ。感情を否定すれば、そのうちに何も感じなくなる。

「行動」の否定

「行動」を否定した場合は、欲望と行動が一致していないことになる。そうすると、これもまた当然だがうまくいかない。

「反応」の否定

「反応」を否定した場合は、自分の殻に入ってしまい、他の人の心の循環システムとうまく交流できなくなる。自己愛やヒステリーなどの状況が当てはまる。

要素変換の否定

次は、要素の変換する時の否定だ。

これは、心がうまく循環するのを妨げてしまう。せき止めてしまったり、流れ自体を細くしたりする。そして、それはいつか破裂することになる。これは主にコンプレックスや、自己制限などが、作用しているのだと思う。

「欲望」から「行動」への変換否定

「欲望」から「行動」への変換の否定は、欲望の段階で、多くのものをせき止めてしまう。これは、社会的な規範が自分の欲望に沿っていなかったり、自分に厳しすぎるあまり、やりたいことをやめてしまうことだ。

「行動」から「反応」への変換否定

「行動」から「反応」への変換否定は、外部の影響を否定したり、自己中心であるために認められなかったりすることだ。こうすると、反応を受け取る自分の眼が歪んでしまい、都合のいいようにしか見えなくなる。

「反応」から「欲望」の変換否定

「反応」から「欲望」の変換否定は、「しなければいけない」などの自分に厳しい人や、たまったストレスを発散できないことや、感情をうまく認められないとこのようなことになる。そのうちに決壊して、系が暴走する。こうなると、キレることや暴力、燃え尽き症候群などの症状になる。

上昇型循環系、下降型循環系

うまく流れている心は、系全体が上昇していく。そうすると流れも良くなり、上昇スパイラル入る。このときには何をしてもうまくいくはずだ。逆に、循環の途中に自己破壊的なものが存在すると、下降スパイラルに陥り、何をしてもうまくいかなくなる。

これらのことは一般的には運などと呼んでいるものだ。だから、運は上下するし、連続的であるのが普通だ。占いでもそのようになっている。ただ、運の本当の意味を知っている人は、運すらも制御することが可能なのだろう。

どうすればうまく流れるのか?

うまく流すには、自分の感情を詳しく知る必要がある。そのためには、感情を否定せずに、自分を受け入れることが大切なのだと思う。自分自身と接する世界を好きになり、行動することだ。それらを実践すれば普通に何でもうまくいくだろうと思う。

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