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2012-06-03 採用面接における大事なポイント

採用面接における大事なポイント



久々の更新。

うちの会社の2013卒の新卒採用がクローズになったので振り返りを。ほぼ日で新卒採用についての連載をやってたのでそれと絡めて書く。

糸井さん、僕を『面接』してください。
http://www.1101.com/mensetsu/



■もったいない人が多い。

新卒採用では面接官をやるのですが、「ああ、この人もったいないなあ」と思うことがあります。もう毎年、それもけっこうな回数。

もったいない人の特徴としては、

・聞かれたことにはすべて全力で答えます!
・ありのままの自分をすべて出します!
・まな板の上の、俺は、鯉だ!!

…面接にそのスタンスはつらくないのだろうか? と面接官ながら思います。そのスタンスだと、落とされたときに人格否定された気がすると思うんです。



■人格を最重視する会社は、面接なんてしません

ほぼ日に出てきた志谷さんも、同じスタンスでした。ちょっと極端だけど。

糸井 そもそも「なぜ僕に面接してほしいのか」を

   もう一回、聞いてもいいですか。

志谷 はい。

   僕は面接の場で、志望動機だったりとか、

   その会社について話すことより、

   僕自身に関して

   もっと知ってほしいという思いがあるんです。

   それを知ってもらってから、

   合格なら合格、

   不合格なら不合格をつけてほしいんです。

糸井 その気持ちは、わかる。

志谷 つまり「僕が大切にしてきたもの」について

   もっと「雑談」させてもらえたら

   わかってもらえるのにな、と思っていて‥‥。

糸井 つまり「コーヒーが好きなこと」だとか?

志谷 はい。

糸井 コーヒーが好きで

   大学ではプログラミングを学んでいるけど

   コーヒーのことで卒業研究をやろうとしている、

   そういう学生なんですけど

   この会社で

   いっしょに仕事させてくれませんかって?

糸井 今まで、面接で「コーヒーの話」をしたら

   どうでした、反応は?

志谷 たいがいは

   「その話はもういいから」みたいな空気に

   なりました。

糸井 まぁ、そうかもしれないね。

   つまり、もっと言うと愛情の問題ですらなくて、

   企業の採用面接というのは

   人を「機能」として選別する場所ですから。

志谷 僕、それがすごく嫌なんです。



人を「機能」として選別するのがイヤ、という気持ちは、わかるところもあります。



「人として大事にされていない」と感じるかも知れません。



「人は機能として以外にもいろんな豊かな側面がある。そこを大事にしてほしい」。
その通りです。



ただ、応募者全員を採用することができない以上、大半の応募者は不合格にせざるを得ません。そのとき、

A.人格を判断します → ごめんなさい
B.機能を判断します → 我が社が求めていた機能とは合致しませんでした

AとBどっちがいいか? という話ですが、「いやいや。企業に人格で合否つけられるなんてたまらんやろ」と個人的には思うのです。



人の機能として以外の面を大事にする会社は、たぶん面接なんかしません。機能以外の面に合否をつけるなんて無理だからです。実際、先着順で採用している企業もあります。

先着順採用、会議自由参加で世界一の小企業をつくった

先着順採用、会議自由参加で世界一の小企業をつくった



志谷さんは下手すると「人として大事にして欲しいし、誰も悲しい思いはしてほしくない」と思ってるフシがあり、それがたぶん「めっちゃくちゃいい奴」という親友評なんでしょう。



■結局、面接ってなんでやるの?

糸井 でもさ、

   たとえば「荷物を持ってほしい」ときには

   「いい人かどうか」よりも

   「荷物をちゃんと持てるかどうか」が

   大事だとされているし、

   仕事の現場では

   実際、それが大事なのは、わかりますよね?

志谷 ‥‥はい。

糸井 それでもやっぱり、そう思うんだ?

志谷 はい。

糸井 「荷物をきちんと持てない人には

    荷物を預けられない」

   という、そこのところを見極めたくて

   面接してるんだよね、企業は。

志谷 でも、僕が荷物を持ってもらうとしたら、

   やっぱり

   気持ちよく持ってくれる人がいいです。

糸井 それは、誰だってそうです。

志谷 だから「荷物を持てるかどうか」よりも

   もうひとつ、

   大事なことがありそうな気がするんです。

「荷物をきちんと持てない人には荷物を預けられない」し、「荷物を持ってもらうとしたら、やっぱり気持ちよく持ってくれる人がいい」。

まさにこの通りだと思います。この両方をバランスよく判断するために、企業も頭を悩ませながら面接をしています。

志谷さんとは優先順位が異なりますが、順序が違うことはどちらか一方を捨てることではありません。学生が企業にあわせて「嘘」をつかなければいけないということでもない。順番が違うだけで、両方大事にすることだってできます。



糸井 つまり、こんなふうに

   面接で「コーヒーの話」をしたかったの?

志谷 はい。だから、うれしいです(笑)。

糸井 でも、これはしょうがないことなんだけど、

   志谷くんのコーヒーの話を

   本当に興味を持って聞いてもらえるのって

   「面接の場」ではないんだ、たぶん。

志谷 そうなんですか?

糸井 どこでもいいけど、どこかの会社に入って、

   うれしいこととか、大変なこととか、

   仲間といっしょに、いろんなことを経験して

   ようやく「3年後」くらいに

   「志谷のコーヒーの話、聞いたことある?

    なんか、いいんだよ」

   とかって言われ出すんだよね、たいがい。



ポイントは、自分よりも相手を先に大事にすること。『暗いと不平を言うよりも、すすんであかりをつけましょう』。

ではまた


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http://d.hatena.ne.jp/kagakaoru/20091027/1256615803