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Think Kagawa 賀川豊彦を考える RSSフィード

2014-03-11

Cosmic Purpose」を出版

敬愛するアメリカ人のヘイスティングさんが「Cosmic Purpose」を出版した。何を隠そう、賀川豊彦の『宇宙の目的』の英訳だ。今、僕はその『宇宙の目的』の電子化を進めていてほぼ完成に近づいている。賀川が1960年に亡くなる数年前に脱稿し、毎日新聞社から出版した著作で、ある意味で賀川の人生観というか、宇宙観を書き表したものであり、今読んでも示唆に富む知見が溢れている。毎日新聞社の本の表紙には「Purpose of Universe」とあるが、ヘイスティングさんの「Cosmic Purpose」の方がダイナミックはイメージがあっていい表題だと思っている。
https://wipfandstock.com/store/Cosmic_Purpose/f:id:kagawa100:20140304102246j:image:medium:right

2014-02-08

賀川セレクション発売

小説、詩集宗教書、協同組合論、宇宙論など
多岐にわたる賀川豊彦の著作300冊から厳選。
先覚者としての賀川を21世紀に蘇らせます。
主に初刊本を基礎に現代仮名遣いに改め
読みやすい字体となっています。

第1回配本開始。

第1回配本、第2回配本ともに
10冊入りCD=4000円(消費税、送料込み)
(併せてお申し込みいただくと7000円)
アプリ入力でipadKindleなど携帯端末で読む。
もちろんパソコンでもお読みいただけます。
ご希望に応じてkindle端末に入力いたします。
Kindle White Paper(白黒)=1万円追加、
Kindle Fire(カラー)=1万5800円追加

第1期10冊 2013年12月15日配本
山上の垂訓/雲水遍路/その流域/第三紀層の上に
柘榴の半片/星より星への通路/キリスト兄弟愛と経済改造
世界国家/十字架に就ての瞑想/涙の二等分


第2期10冊(2014年4月1日配本予定)
死線を超えて/太陽を射るもの/壁の声きく時/小説キリスト
主観経済の原理/医療組合論/傾ける大地/世界を私の家として
馬の天国/宇宙の目的

メールまたはFAXでお名前と住所を添えてお申し込みください。
賀川記念館 078-221-0810  メール office@core100.net
国際平和協会 03-3470-5013 メール kagawax@awpj.org
代金は商品に同封した郵便振替でお支払いいただきます。

個別の販売も致します。1冊=500円(消費税、送料込み)。f:id:kagawa100:20140208220229j:image

2014-02-05

眼が見えなくても不自由ではない

『御不自由でせうね!』
『何がですか?』
『眼がお見えにならぬことは』
『はア、人間に翼の無いととも不自由ですね――然し、翼が無くとも飛行機を発明すれば、翼があるのと同じでせう。眼の場合だってさうです。外側の眼が見えなくなれば、内側の眼を発明するまでのことです』
 私の神は光そのものです。外側のものは一切暗闇に属してゐても、私の心の内側にいつも灯る神のみ光のある間、私は少しも失望しません。
 灯れよ、内側の燈よ灯れ、尽きせざる油壺の燈よ灯れ、私の神はいつまでも、その小さい燈を私のために保護してゐて下さいます。神は私にとっては光そのものです。私は闇に坐る日の永いことそ少しも悲しみません。
(1926.11.29 武庫川のほとりにて=賀川豊彦『暗中隻語』から)

 賀川豊彦の発想のすごいところである。普通の人間が考える五体の不満足を不満としないのである。『宇宙の目的』には、人間は網膜で物を見ているのではなく、脳髄の中で物を見ていることを書いてある。確かにそうなのだ。そのうち、人間は飛行機を発明したように、眼球がなくとも物が見える機械を作り出すのだろうと思っている。網膜の代わりの光センサーをたくさん詰め込んだ眼鏡をかけると、光センサーから発した信号が脳髄を刺激して物が見えるようになるはずだ。

2014-02-03

宇宙に我を刻印する

宗教とは宇宙に我を刻印する運動である。

自分の顔を自分の目でみたものはあるか?

神は同時に心である。

神とは心の無限絶対の境地である。

神の子になると思うと自分に価値が生まれる。

以上は「神とは何か」に答えた賀川豊彦の言葉であるが、
普通の人間にはなかなか言えない言葉である。
賀川にとって「神」と「宇宙」「心」は同一のものなのかもしれない。
賀川豊彦セレクションで、賀川の作品に日々接している中で、考えさせられることが多い。(伴 武澄)

「生協の父」賀川豊彦の挿絵、肖像画展【読売新聞】

 神戸市出身のキリスト教社会運動家・賀川(かがわ)豊彦(1888〜1960)を描いた挿絵や肖像画など約140点を集めた特別展「描かれた賀川豊彦」が1日、神戸市中央区の賀川記念館で始まった。3月30日まで。

 賀川は1909年から市内で貧しい人々の救済活動に取り組み、労働争議農民運動などを指導。自伝小説「死線を越えて」は400万部のベストセラーとなった。「コープこうべ」の前身である「神戸購買組合」を創設し、「生協の父」としても知られる。

 特別展では、賀川と交流のあった画家・長尾己(き)(1893〜1985)の作品を中心に展示。賀川が留学先のアメリカ労働者デモを眺める様子や、貧しい人のために神戸設立した無料診療所や食堂の風景などを描いた挿絵の原画を並べた。賀川の銅像や漫画、映画などのパネルも紹介されている。

 同館参事の西義人さん(71)は「人々を引きつけた賀川の思いに触れてほしい」と話している。

 入館料一般300円、学生100円。午前10時〜午後5時。月曜休館。問い合わせは同館(078・221・3627)。
2014年2月2日 読売新聞

2014-01-24

己れ中心を捨てる

その魂が己れ中心の気持ちを捨てて、人の重荷を一緒に荷おうという気持ちになれば、そこに不思議に、神の力が現れて来るのです。

これはそれこそ、イエスの「一隅を照らす」になる教えかもしれない。

光のこと

燈は高いところに置かないと遍照ことができない。
自由、自立、自治、自由、永久に人々を永久に照らす光たれとイエスはすすめたのである。
汝らは世の光なり。山の上にある町は陰ることなし。また燈火をともして升に下に置かず、燈台の上におく。(キリスト山上の垂訓から)

これは最澄が述べた「一隅を照らす」とは違う。せめて「一隅」を照らすぐらいは誰でもできるから、そんなことはら始めなさいという意味で、最初から「遍照」などと言っていない。「遍照」は御大師様がすることなのだ。

塩のこと

汝ら地の塩なり
塩もし力を失はば、
何をもてか之に塩すべき。
キリスト山上の垂訓から)

イエスは弟子たちに「地の塩」になれという意味だが、生物は塩がなければ生きていけない。また、塩は食べ物に味をつける有用なものでもある。さらに肉などを塩漬けにすると防腐の効果がある。

社会に生きて素になれというたとえは意味が深い。社会が腐らないよう清らかにせよということなのだ。

高知の自由民権運動家、片岡健吉は「俺が居なければ自由党は腐敗する。俺は塩でな」とよく言っていたそうなのである。

賀川豊彦が言いたかったのは、宗教の価値である。宗教がないと社会が腐敗する。そう考えたのである。