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Think Kagawa 賀川豊彦を考える RSSフィード

2008-11-06

大宅壮一の賀川豊彦素描 加山久夫

 大宅壮一は少年時代に賀川豊彦と出会い、彼からキリスト教の洗礼を受けている。彼はしかし、『「無思想人」宣言』において、知識人の「帽子」としての思想を捨てるとともに、宗教についても、「無宗教で生きていくつもりである」と宣言し、つぎのように述べている―「宗教の力、信仰の熱度とともに、イントレラント(非寛容)な性格は原則として高められていくものである。それを抑えていくことが犇β賢瓩良須条件である。だが、他宗他派に対して極度にトレラント(寛容)な宗教は、もはや宗教でなくなっている場合が多い。そこで犇β賢瓩里燭瓩虜脳紊両魴錣蓮宗教そのものをすてることだということにもなるわけだ。」(一三一頁) では、大宅壮一は、いったい賀川豊彦をどう観ていたのであろうか。興味のあるところである。両者は近隣に住み、終生互いに交流があったようであるが、賀川が大宅をどう見ていたのかについては、これまでのところ記録は見出されていない。しかし、大宅が賀川について書いたものはいくつか残されているので、それらを本稿で紹介することにしたい。

 大宅壮一の賀川豊彦素描

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