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Think Kagawa 賀川豊彦を考える RSSフィード

2009-01-02

賀川豊彦「死線を越えて」を読む

 少老朋友さんのブログ「コラボ・コープOB」に「賀川豊彦死線を越えて』を読む」と題したコラムが掲載されている。正月2日には「経済・社会の危機と生協賀川豊彦なら?」を書いています。
 http://collabo70.blog60.fc2.com/blog-entry-90.html

 先に湯浅誠の「反貧困」(岩波新書)の読後感をこのブログに掲載した(10月30日)。その後この本は「平和と協同ジャーナリスト」賞や大仏次郎論壇賞を受賞し、ベストセラーになっているので読んだ人は多いと思う。
 この本を読んだ時、職と食・住を失って“路頭に迷う人々”につくしている湯浅誠の姿を想像し、賀川豊彦を思い出した。それで湯浅氏に会えることを期待し「平和――」授賞式(12月5日)に参加したが、情勢悪化で多忙な彼には会えなかった。
 その後、彼が日比谷派遣村村長として頑張っている姿をみて、かって読んだ賀川豊彦の「死線を越えて」を読み直してみようと思った。東大出でありながら「反貧困」を戦う湯浅とクリスチャン賀川の共通性とか、何よりも100年前の「貧困」との差異と共通性を考えてみたかった。
 今年は賀川が神戸の貧民窟に身を投じ、貧しい人々の救貧のための活動をはじめてちょうど100年であり、それを記念しての企画のひとつとして「死線を越えて」も再版が検討されているらしい。しかし、読んでいる人は少ないと思うのでちょっと紹介。

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謹賀新年 献身100年です

 あけましておめでとうございます。
 賀川豊彦献身100年記念事業は、今年3月7−9日、神戸大学で開催される「第一回100年シンポジウム」を皮切りに、東京神戸を中心に多彩なプログラムが展開される。記念事業は賀川豊彦が1909年12月24日、クリスマスイブの日に神戸新川のスラムに入って始めた救貧、防貧事業から100年を記念して、賀川スピリットを全国的に呼び戻そうという運動である。
 そのキックオフとなる「第一回100年シンポジウム」は、ノーベル平和賞を受賞したバングラデシュムハマド・ユヌスグラミン銀行総裁に「持続可能な社会づくりとソーシャル・ビジネス―もうひとつのソーシャルワーク グラミン銀行が提起する新しい方向」と題して基調講演していただく。
 神戸プロジェクトの実行委員の実働部隊であるコア100のメンバーたちは、9・15のリーマンブラザーズ破たんをきっかけに世界経済に新たな道程を築く必要性との認識で一致。グラミン銀行の歩みから学ぶべきものがあると考えた。「持続可能な開発のための教育」(ESD)を模索する神戸大学のグループにコラボレーションを持ちかけ、シンポジウムの開催が実現した。

 死線を越えて』小説復刻と映画上映、そして劇画

 年末、献身100年に併せて、絶版となっている賀川のベストセラー死線を越えて』(初版は1920年11月、改造社から出版)の復刻版が4月PHP研究所から出版されることも決まった。
 また『死線を越えて』の書き下ろし劇画も現在、製作中で、劇画蟹工船』を執筆した漫画家の藤生ゴオ氏が作画中。夏までの出版が計画されている。
 20年前の賀川豊彦生誕100年事業の時に製作された黒木瞳主演の映画『死線を越えて』は英語字幕を付け加えたデジタル版としてリメイクされ、全国規模で上映会が企画されている。4月にはロサンジェルスで英語字幕による上映会もこのほど決まり、中国韓国でも上映会開催が検討されている。実行委員会でうは『死線を越えて』のテレビ放映も課題で、NHKもしくは全国キーテレビ局に働きかけていく考えだ。
 神戸では現在、三十数名の「賀川豊彦語り部」を養成中で、上映会、講演会の要請があれば、語り部を全国に派遣することも検討します。50人、100人規模でも結構です、ぜひ職場や地域での活動の一環として取り入れていただきたい。
 連絡先は 東京プロジェクト zaidan@unchusha.com
        神戸プロジェクト yuai-kg@nifty.com

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