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2011-10-18 音声定額制とは

[] 音声定額制が各キャリア出そろって Add Star

本日のNTTドコモの発表で主要各社、何らかの形で音声通話定額制が実現したわけですが、それを受けてちょっと一席やってみようかと。全部憶測です、って書かないといけないらしいので書いときます。真に受けて釣られるのは自由です。

ζっ*-ヮ-)っ

「先輩、すごいですよ、ついにドコモも音声定額ですって」

「ああ、そうだな」

「やっぱXiってすごいんですねえ、未来の技術って感じがします」

「…ん? なんか誤解があるようだな」

「だってXiのおかげでドコモも音声定額が出来たんでしょ?」

「うーん、ちょっと違うんだよな」

「どういうことです?」

ζっ*-ヮ-)っ

「そもそもXiでは今のところ音声通話は出来ないんだ」

「えー。じゃあ今回発表になったXiスマートフォンって通話できないじゃないですか」

「そんなことはない。すべてのXi機はFOMAとのデュアルモード機だから、FOMA網を使って通話するんだ」

「げっ、ダマされた! だったら別にボクの持ってるFOMAも音声定額してくれればいいのに。単にXiを売りたいだけですか?」

「まあ、結論から言うとそうなるんだけど、そこには理由があるんだよ」

「理由って何ですか。ちょっとやそっとのことじゃボク納得しないですよ」

ζっ*-ヮ-)っ

「そういえばこの前の呑み会で、お前スマホが繋がりにくいって言ってたよな」

「そうですよ。このMEDIAS、薄くてポケットに入れやすいのはいいんですけど、なんかツイッターとかやってるとすぐつながらなくなるんです」

「それなんだよ。お前、その現象どんなところで起こってる?」

「そうですねえ、新宿駅の中とか、渋谷の街中とか…、基本的に繁華街でメシ食ってるときとかですかね。実家とかだと普通なんですけど」

「やっぱりな。つまり、電波が混み合いすぎてるんだ」

「でも、ドコモって一番電波が良いんでしょ?」

「電波が良い、っていうのも曖昧な表現だけど、まあインフラ周りで一番投資してるのはドコモだろうなあ」

「じゃあ、やっぱりこのMEDIASの故障か、ドコモの怠慢かなんかじゃないですか」

ζっ*-ヮ-)っ

「ドコモは帯域に対して加入者が多すぎるんだ。2GHz、800MHz、さらに東名阪では1.5GHzも使ってるけど、それでも足らなくなりつつある」

「まあドコモの人は多いですけど」

「そこでXiだ。次世代のLTEという技術を使っているXiは、従来のW-CDMA方式と比べても電波の仕様効率が良い。だから、ドコモとしてはなるべく早急にXiに乗り換えてほしいんだ」

「でも、それってドコモの都合じゃないですか。しかもそれと音声通話定額って関係あるんですか? いま先輩のしてる話ってデータの話ですよね」

ζっ*-ヮ-)っ

W-CDMAでは音声もデータも同じ電波で伝送されているからな。データが混み合えば、その分音声の分も混み合うわけだ」

「まあ、そりゃそうです。…ちょっと待ってください! さっきXiのスマートフォンFOMAの電波で音声通話するっていったじゃないですか!」

「そうだよ。ただ、同じエリアにいるスマートフォンのデータ通信の分はXiに逃がせるだろう」

「んー。まあ、そういうことになりますか」

「その分トラフィックが分散するから、Xiのお客さんだったら音声通話定額をしてもいいか、って言う判断なんだろうさ」

「なんか納得いかないですね。そもそもXiのエリアってまだまだ未整備なんでしょ?」

ζっ*-ヮ-)っ

「まあ、そうだな。うちのオフィスはXi圏内だけど、俺の自宅は圏外だし。まあそういうところは直ちに混み合っているわけでもないし、急ピッチで整備はしているってことさ」

「ところで、なんでXiって音声通話できないんです? 携帯電話で電話できないっておかしくないですか」

「あー。それは、なんでXiが速くて安いのかっていうところに理由があるんだ。データ伝送に特化した設計、といえばいいのかな」

「データ伝送に特化?」

ζっ*-ヮ-)っ

「ああ。LTEでは音声もデータとして扱う。VoIPっていうんだが…」

VoIPって、Skypeみたいなやつですか?」

「さすがにキャリアグレードのVoIPSkypeとは安定性が違うけど、まあ大まかに言えばあってるかな。その仕掛けはさらに次世代、LTE-Advancedと呼ばれる技術で標準化されるハズだ。それまでは音声はFOMA、データはXiで分けて運用するというのがドコモの大まかな方針だと思う」

「うーん…。でもやっぱりおかしいですよ。例えばauはSkype auって言ってSkypeが使えるようになってるし、ドコモの技術力がそれに劣ってるとは思えないです」

「あー、また面倒くさい話持ち出しやがって…。CDMA1xはW-CDMAとちょっと性質が違うんだよ」

「スイマセン。でも納得いかなくって」

ζっ*-ヮ-)っ

Skype auの音声通話は、実は音声通話だ」

「? 何言ってるんです?」

W-CDMAは音声とデータを平等に扱う、ってさっき言ったよな。CDMA1xは、音声とデータは別に扱うんだ。XiとFOMAみたいな仕組みが一方式の中で共存しているといってもいい」

「へー。そうなんですか」

「音声通話を扱っているのがCDMA1x RTT、データ通信を扱っているのがCDMA1x EV-DO。実はそれぞれ使ってる電波の周波数も違う。Skype auをやるときに、音声を伝送するだけなのにEV-DOを使うのはおかしいと思ったKDDIは、Skypeのそもそもの発想とは真逆の、音声を音声トラフィックとして処理することで電波の整理をしたってわけだ。だからSkype間の定額をしながらネットワークの維持ができると」

「はー。つまり、Skype auとXiの音声定額って、思想は一緒なんですね」

「ま、そういうことだ」

「…じゃあ、ソフトバンクはどうなんです?」

ζっ*-ヮ-)っ

「そ、ソフトバンクか…」

ホワイトプランって定額じゃないですか。あの禿げたオッサンのところはどうなんですか」

「あ、あそこは…えーと…なんというか、技術じゃない!」

「えーーーー」

「加入者が一番少ない、ということを逆手にとってるだけだ。だから、実はトラフィック的には破綻しかかっている」

「まあ、確かにソフトバンクのiPhone使ってる同僚は繋がりにくいって言ってますけど」

「具体的に言うと、データ通信の品質を多少下げてでもみんな使えるようにする、みたいなことをしてる」

ζっ*-ヮ-)っ

「データ通信の品質って、つまりどういうことなんです?」

「たとえば運ばなくちゃいけないデータが10個あったとして、8個は伝えるけど2個は途中で捨ててしまう、みたいなことだ」

「ちょっとー! 捨ててるんですか!? ヒドい!」

「あー、言っておくが、携帯電話のキャリアはどこでもおなじことしてるからな。ただ、その頻度を上げているのがソフトバンクということだ」

「なんか無茶苦茶ですね…」

「ただ、インターネット的な技術はそもそもそういうことを想定してるから、多少データが捨てられても再度送り直すことで通信はできる」

「じゃあ、いいじゃないですか」

「送り直すことで時間はかかるけどな。それが繋がりにくいって言うことだ」

ζっ*-ヮ-)っ

「うーん、なんか納得いくような、ダマされてるような話ですね」

「携帯電話屋っていうのは2つの側面がある。一つはインフラ屋という側面で、信頼性とか繋がりやすさというのが重視される、社会で重要な役割だ」

「そりゃそうですよ。繋がらなかったから困ります」

「でも、同時に彼らは営利企業だ。しかも電力会社なんかとちがって、相当激しい競争にも晒されている」

「ふーむ、なるほど」

「だから、ドコモも営利的に他社に対抗できるような施策を打ちつつ、インフラ屋としてネットワークが破綻しないよう、新しい技術に顧客を誘導したい。それが今回のXi音声通話定額制なんだろうさ」

「大人の世界って、やっぱ難しいですね…」

ζっ*-ヮ-)っ

「で、先輩はどうするんですか?」

「俺? だって俺はこないだau版のiPhone 4S買ったばかりだし、Xiのルータもあるし…。MEDIASの新しいのが出る2月まで様子を見るよ」

「そうだった。モバイルオタクの先輩に聞くだけ無駄ですね」

「…もう説明しねえぞ、アホタレ」

おしまい。

まあてきとうにつっこんでください。

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