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海文堂書店日記

2011-05-30 『女子の古本屋』(岡崎武志さん著・ちくま文庫)刊行記念イベント

■『女子の古本屋』による「女子の古本市

『女子の古本屋』は、筑摩書房のPR誌『ちくま』に「古本屋は女に向いた職業」のタイトルで連載され、2008年に刊行されました。女性店主の素顔と開業までのエピソードを紹介した本書は、岡崎武志さんの古本ライターとしてのお仕事を代表するものだと思います。このたび、『女子の古本屋』のちくま文庫収録を記念して、「女子の古本屋」による「女子の古本市」を開催します。北は仙台から南は那覇まで全国各地から50店の女子の古本屋さんにご参加いただきます。

f:id:kaibundo:20110515140457j:image:w360:right

●日時 6月24日(金)、25日(土)、26日(日)

10:30〜19:00

●場所 海文堂書店2F・ギャラリースペース

●参加店(順不同)

soramimibunco(兵庫

OLD BOOKS & GALLERY SHIRASA(兵庫

ブックカフェ されど・・・(兵庫

おひさまゆうびん舎(兵庫

えらんだ堂(兵庫

ゆとぴやぶっくす(兵庫

みどり文庫(兵庫

TEA&library CORENOZ (兵庫

Fabulous OLD BOOK (兵庫

honeycomb BOOKS* (兵庫

トンカ書店兵庫

本は人生のおやつです!!(大阪

貸本喫茶 ちょうちょぼっこ大阪

このはな文庫(大阪

とらんぷ堂書店 (大阪

乙女屋 (大阪

アトリエ箱庭(大阪

はなめがね本舗(京都

KARAIMO BOOKS (京都

アボカ堂(京都

メリーゴーランド京都京都

moshimoshi(京都

古本 徒然舎(岐阜

NYANCAFE−BOOKS (石川)

HoneyBeeBrand (石川)

白線文庫(栃木

book cafe火星の庭宮城

甘夏書店(千葉

くらげ書房 (千葉

山猫館書房(群馬

貝の小鳥(東京

古書玉椿(東京

ゆず虎嘯 (東京

古書たなごころ(東京

B/RABBITS(東京

古本 石英書房(東京

旅猫雑貨店 (東京

古本 海ねこ(東京

なずな屋(東京

猫額洞(東京

ブックギャラリー ポポタム (東京

フォスフォレッセンス(東京

苔花堂書店 (東京

ひぐらし文庫(東京

アートブックショップ (東京

駄々猫舎(東京

十二月文庫(東京

古書城田 (福岡

古書の店 言事堂(沖縄

OMAR BOOKS (沖縄

特別ゲスト:男子の古本市

岡崎武志堂 (東京)

古書 善行堂 (京都)


岡崎武志さんトークイベント「女子と男子のための古本屋開業講座」

※満席となりました。ありがとうございました。

※立ち見となりますが、追加で10名の募集をさせていただきます。

ゲスト:山本善行さん(古書 善行堂) 広瀬由布さん(古本 徒然舎)

さらに古本市開催中に、著者の岡崎武志さんをお招きして、刊行記念トークイベントをおこないます。ゲストには、岡崎さんの盟友である「古書 善行堂」の山本善行さん、4月20日に岐阜市に実店舗をオープンされたばかりの「古本 徒然舎」の廣瀬由布さん、おふたりの古書店主をお迎えします。『女子の古本屋』についてはもちろん、古本と古本屋の魅力、さらに古本屋のつくりかたまで、ぞんぶんにお話しいただきます。

●日時 6月25日(土)15:00〜17:00(開場14:30)

●場所 海文堂書店2F・ギャラリースペース

●定員 先着50人

●参加費 500円(要予約)

●参加方法 電話(078‐331‐6501)またはメール(books@kaibundo.co.jp)にてご予約ください。

※トークイベントのあいだ「女子の古本市」は休止し、終了後に再開します。

北村

週刊 奥の院 5.30

f:id:kaibundo:20110525134500j:image:left■ 池内紀『作家のへその緒』 新潮社 1700円+税

 12人の作家・詩人の原点=へその緒を解明する。深海魚がその環境によって独特の魚身になったように、作家たちに、はたして何が生じ、何が激しい水圧となったのか、物語や詩歌の誕生を促したものは、何だったのかを探る。

 織田作之助――夜店めぐり

 稲垣足穂―――ヒコーキとパノラマ

 谷崎潤一郎――乳首憧憬

 与謝野晶子――髪・髪・髪

 宮沢賢治―――お経の力

 佐藤春夫―――水辺の風景

 石川淳――――遊民ぐらし

 三好達治―――軍人精神

 高村光太郎――首の像

 中野重治―――村の文体

 山本周五郎――路地に迷う

 開高健――――飢えに憑かれて

 織田作はエッセイ「木の都」(1944年)に幼時の記憶を書いている。路地を歩いて辿っていく。「下駄屋の隣に薬屋があった。薬屋の隣に風呂屋があった……(以下、床屋、仏壇屋、桶屋、標札屋)本屋はもうなかったのである」。2年後、小説「アド・バルーン」でも同じ界隈をさらに何倍も詳しく書き、道頓堀、千日前、心斎橋御堂筋へと連なる夜店も。

「あのアセチリン瓦斯の匂いと青い灯。プロマイド屋の飾窓に反射する六十燭光の眩い灯。易者の屋台の上にちょぽんと置かれている提灯の灯。それから橋のたもとの暗がりにでている蛍売りの蛍火の瞬き」

 通天閣に灯がともり、広告のネオンやイルミネーションが点滅する。大都会に人びとが流入して、縁のない人が入れかわり通り過ぎる。大衆社会の出現。ネオンやアド・バルーンは彼らに訴求するための大規模広告だった。夜店にはその大衆が好んでやってくる。織田作は幼少時から「大衆」をじっくりと見て、鮮やかに小説に描いた。

(平野)谷崎は母の「おっぱい」が「へその緒」。



■『女子の古本屋』による「女子の古本市

『女子の古本屋』は、筑摩書房のPR誌『ちくま』に「古本屋は女に向いた職業」のタイトルで連載され、2008年に刊行されました。女性店主の素顔と開業までのエピソードを紹介した本書は、岡崎武志さんの古本ライターとしてのお仕事を代表するものだと思います。このたび、『女子の古本屋』のちくま文庫収録を記念して、「女子の古本屋」による「女子の古本市」を開催します。北は仙台から南は那覇まで全国各地から50店の女子の古本屋さんにご参加いただきます。

f:id:kaibundo:20110515140457j:image:w360:right

●日時 6月24日(金)、25日(土)、26日(日)

10:30〜19:00

●場所 海文堂書店2F・ギャラリースペース

●参加店(順不同)

soramimibunco(兵庫

OLD BOOKS & GALLERY SHIRASA(兵庫

ブックカフェ されど・・・(兵庫

おひさまゆうびん舎(兵庫

えらんだ堂(兵庫

ゆとぴやぶっくす(兵庫

みどり文庫(兵庫

TEA&library CORENOZ (兵庫

Fabulous OLD BOOK (兵庫

honeycomb BOOKS* (兵庫

トンカ書店兵庫

本は人生のおやつです!!(大阪

貸本喫茶 ちょうちょぼっこ大阪

このはな文庫(大阪

とらんぷ堂書店 (大阪

乙女屋 (大阪

アトリエ箱庭(大阪

はなめがね本舗(京都

KARAIMO BOOKS (京都

アボカ堂(京都

メリーゴーランド京都京都

moshimoshi(京都

古本 徒然舎(岐阜

NYANCAFE−BOOKS (石川)

HoneyBeeBrand (石川)

白線文庫(栃木

book cafe火星の庭宮城

甘夏書店(千葉

くらげ書房 (千葉

山猫館書房(群馬

貝の小鳥(東京

古書玉椿(東京

ゆず虎嘯 (東京

古書たなごころ(東京

B/RABBITS(東京

古本 石英書房(東京

旅猫雑貨店 (東京

古本 海ねこ(東京

なずな屋(東京

猫額洞(東京

ブックギャラリー ポポタム (東京

フォスフォレッセンス(東京

苔花堂書店 (東京

ひぐらし文庫(東京

アートブックショップ (東京

駄々猫舎(東京

十二月文庫(東京

古書城田 (福岡

古書の店 言事堂(沖縄

OMAR BOOKS (沖縄

特別ゲスト:男子の古本市

岡崎武志堂 (東京)

古書 善行堂 (京都)


岡崎武志さんトークイベント「女子と男子のための古本屋開業講座」

※満席となりました。ありがとうございました。

※立ち見となりますが、追加で10名の募集をさせていただきます。

ゲスト:山本善行さん(古書 善行堂) 広瀬由布さん(古本 徒然舎)

さらに古本市開催中に、著者の岡崎武志さんをお招きして、刊行記念トークイベントをおこないます。ゲストには、岡崎さんの盟友である「古書 善行堂」の山本善行さん、4月20日に岐阜市に実店舗をオープンされたばかりの「古本 徒然舎」の廣瀬由布さん、おふたりの古書店主をお迎えします。『女子の古本屋』についてはもちろん、古本と古本屋の魅力、さらに古本屋のつくりかたまで、ぞんぶんにお話しいただきます。

●日時 6月25日(土)15:00〜17:00(開場14:30)

●場所 海文堂書店2F・ギャラリースペース

●定員 先着50人

●参加費 500円(要予約)

●参加方法 電話(078‐331‐6501)またはメール(books@kaibundo.co.jp)にてご予約ください。

※トークイベントのあいだ「女子の古本市」は休止し、終了後に再開します。

北村

週刊 奥の院 5.30

f:id:kaibundo:20110525134500j:image:left■ 池内紀『作家のへその緒』 新潮社 1700円+税

 12人の作家・詩人の原点=へその緒を解明する。深海魚がその環境によって独特の魚身になったように、作家たちに、はたして何が生じ、何が激しい水圧となったのか、物語や詩歌の誕生を促したものは、何だったのかを探る。

 織田作之助――夜店めぐり

 稲垣足穂―――ヒコーキとパノラマ

 谷崎潤一郎――乳首憧憬

 与謝野晶子――髪・髪・髪

 宮沢賢治―――お経の力

 佐藤春夫―――水辺の風景

 石川淳――――遊民ぐらし

 三好達治―――軍人精神

 高村光太郎――首の像

 中野重治―――村の文体

 山本周五郎――路地に迷う

 開高健――――飢えに憑かれて

 織田作はエッセイ「木の都」(1944年)に幼時の記憶を書いている。路地を歩いて辿っていく。「下駄屋の隣に薬屋があった。薬屋の隣に風呂屋があった……(以下、床屋、仏壇屋、桶屋、標札屋)本屋はもうなかったのである」。2年後、小説「アド・バルーン」でも同じ界隈をさらに何倍も詳しく書き、道頓堀、千日前、心斎橋御堂筋へと連なる夜店も。

「あのアセチリン瓦斯の匂いと青い灯。プロマイド屋の飾窓に反射する六十燭光の眩い灯。易者の屋台の上にちょぽんと置かれている提灯の灯。それから橋のたもとの暗がりにでている蛍売りの蛍火の瞬き」

 通天閣に灯がともり、広告のネオンやイルミネーションが点滅する。大都会に人びとが流入して、縁のない人が入れかわり通り過ぎる。大衆社会の出現。ネオンやアド・バルーンは彼らに訴求するための大規模広告だった。夜店にはその大衆が好んでやってくる。織田作は幼少時から「大衆」をじっくりと見て、鮮やかに小説に描いた。

(平野)谷崎は母の「おっぱい」が「へその緒」。