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Something Orange このページをアンテナに追加

2007-03-11(日)

 日本一エロいライトノベル。


 先日、ホットエントリに入っていた「管理人おすすめの一冊目のライトノベル」という記事コメント欄で、こんなやり取りがあった。

# 通行人 『>エロくないとダメなひと
ティーンズ向けの小説の中でBLを除いて最もエロい小説は、小学館パレット文庫の「りぼん記念日」、「りぼん絵日記」でしょう。
エロさのノリとしてはルームナンバー*1的ですが、デビルシリーズ*2よりエロシーンは多く、さらにぼかすことなく行為を描写しています。しかも主人公が女の子(?)のために犯すエロさではなく犯されるエロさで上記の二作品とはまた別の方向性です。』

# hobo_king 『コメントありがとう!

>小学館パレット文庫の「りぼん記念日」、「りぼん絵日記」

ググってみたら・・・一体どんな作品なんだコレ・・・。
世の中って、人間って、怖いな〜。』

 説明しよう! ものすごく変な小説である(もってるのかよ)。

りぼん記念日 (パレット文庫)

りぼん記念日 (パレット文庫)

 あらすじを抜き出してみると、こんな感じ。

 わたし窪田りぼん。特異体質で、4年前まで男の子だったの。背はちっこいし胸もAAカップの16歳。3年前、フランスのサロンでレディになるためたくさんの紳士から調教されたのよ。
 さて、今日は聖ミカエル学園の入学式。なのに、りぼんの婚約者・春明さまの親友で英語教師の朋章さまに入学式控室で犯されちゃった。すご〜くよくて、りぼんも挿れてぇ(はぁと)*3とか甘えちゃった。そう、りぼんは気持ちのいいセックスが大好き。ただ春明さまとやろうとすると身体が男の子に戻っちゃう!! 実は窪田家の呪いのせい…。でも、りぼんはエロエロな高校性活に期待がいっぱい! ママは怒るけど、ね。

 えっと。

 ジュブナイルポルノじゃないよ? ライトノベル、ライトノベル。

 この文章だけでは、あらすじが内容をねじまげていると思われるかもしれないので、本文からも引用しておこう。りぼんが婚約者の春さまとテレフォンオナニーするあたり。

『濡れてるの? りぼん』
「ウン、ぬれてる……アソコのいりぐちんとこ、ねばねばする……」
『両手でやってごらん。右手はもっと奥まで入れるんだよ。左手は、わかってるだろう? 君が一番スキな場所をいじるんだ』
『ア、ンン……ッ』
 首を傾けて肩と耳で受話器をはさんだりぼんは、ソファの上で立てた両膝を大きく開き、みずから秘処を弄ぶ。
「ア、ア、春さま……春さまぁ……っ」
 右手指を奥に伸ばし、左手指でもっとも敏感な媚肉の芽をこねると、愛らしい矯声があがった。
「イイッ、気持ちイイよぁ」
「出したり入れたりしてごらん、濡れてるから、痛くないだろう?」
「イタくない……気持ちイイの、アア……イイ……ッ」

 違うって。おれの妄想じゃないって。ほんとにこういう内容なんだって。

 ちなみに、この先には幼馴染みの美少女、桐絵ちゃんとの百合エロシーンもある。

「桐絵ちゃん、ここに男の人のアレを挿れてもらうとね、自分でいじるよりもっと気持ちよくなれるんだよ」
「そんなの……っ」
 そんなのはいらない。りぼんにいじられているだけで、桐絵は充分快感を得られるのだ。
「物足りない感じがするでしょう? もっと堅くておっきい、熱いかたまりを挿れて欲しいって、感じがしない?」
「やめて……」
「男の人のアレってね、熱くておっきくて美味しいよ。桐絵ちゃん、処女膜なんてちっともありがたくないんだから、はやく破っちゃいなよ」
「…………」
 それならどんなやり方でもかまわない、りぼんが奪ってくれればいいのにと、言外に恨む眼差しを桐絵は向ける。
「うーん、それはダメだよ、せっかく桐絵ちゃんを好きだって言う男の子がいっぱいいるのに、わたしの指とか器具なんかで破っちゃったら、もったいないじゃない」
「処女膜なんかありがたくないんでしょう?」
「それとこれとは別」

 何だかな〜。

 種明かしすると、この作品は普通のライトノベルというより、ボーイズ・ラブから派生した作品と言った方が正しいと思う。

 この作者さんも、ふだんはBLものを書いているひとらしい。ただ、たまたま女の子の話が書きたくなった。で、この『かしまし』18禁版みたいな小説が出来上がった、と。

 一応、BL絡みでもあるから、さいごにりぼん(♂)と春明さま(当然、♂)のエロシーンもある(引用は……やめておきましょう)。

 つまり、一冊でBLと百合とふつうのポルノが楽しめてしまうという脅威の作品なのである。いまはまだしも、発売当時は相当変わった小説だったんじゃないだろうか。

 理論的には、♂×♂も、♂×♀も、♀×♀も全部OKというひとにしか売れないことになるけれど、需要あったのかな?

 世の中って、人間って、怖いな〜。

*1:『ROOM NO.1301』のことかと思われる。

*2:『デビル17』のことでしょう。ちなみにぼくはあまり好きではない。

みなごろしの学園―デビル17〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

みなごろしの学園―デビル17〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

*3:原文ではハートマークが入っていたと思ってください。