教員は気楽な職業だという誤解

http://d.hatena.ne.jp/annntonio/20060603/1149338917

 id:annntonioさんのブログで読んだ松浪健四郎議員の主張。読んだ感想は、松浪氏は教員のことをよく知らないなということ。例えば、

 教員には土日の休みがある。週2日の育児協力だけでは満足できなかったばかりか、夏、冬の一般社会よりもはるかに長い休暇のある職業

という部分。近くの学校の教員に尋ねてもらえば分かるが、特に中学や高校の教員では土日の休みがきちんと取れない場合の方が多い。また、子どもにとって長期休暇となる夏や冬の休みは教員にとっては休みではない。ほとんどの教員が土日以外は学校などへ出勤し仕事をしている。以前は長期の休暇が取れていたが、今ではそういうことはほとんど無い。
 松浪氏は教育基本法特別委員会の委員だ。その方が教員という職業についてこの程度の認識しか持っていない。それで良いのだろうか。
 ここでふと考えた冗談なのだが、教育基本法特別委員会の委員全員に、教育についてどの程度理解し、どのような認識を持っているのかを問う「テスト」を実施してみたらどうだろうか。その結果はすべて公表。理解度の低い方には委員を交代してもらうか、さらに「勉強」をしてもらう。
 冗談はこれくらいにして、重要法案の審議に関わる方や影響力のある方が、教育や教員などについて批判されるのであれば、一応は現在の状況など基本的な部分については調べるなどして批判されるべきではないだろうか。