梶ピエールのブログ

はてなダイアリー「梶ピエールの備忘録。」より移行しました。

2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『グローバリゼーションの国際経済学』

グローバリゼーションの国際経済学 (新しい日本型経済パラダイム 第 3巻)作者: 西島章次出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2008/02/15メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る 神戸大学の21世紀COEプログラム「新しい日本型経済…

鉄西区

というわけで、新開地にある神戸アートビレッジセンターまで『鉄西区』第一部・第二部を見に行ってきたですよ。昨年の山形国際ドキュメンタリー映画際以来あちこちで上映会が行われているようで、観た感想をブログなどに書いている人もたくさんいるようなの…

ニンニクの衝撃

久しぶりに近所のスーパーでニンニクを買おうと思って野菜売り場を見渡したら、いつも3個ネット入り100円で売っていた中国産のニンニクがとうとう店頭から消えていた。国産のものは1個280円と10倍近くする。葱やシイタケはかなり前から見かけないようになっ…

「李さん」と「習さん」のことなど

「中国問題」の内幕 (ちくま新書)作者: 清水美和出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/02メディア: 新書購入: 4人 クリック: 30回この商品を含むブログ (16件) を見る 清水美和さんはいわゆるチャイナ・ウォッチャーといわれる人の中でも研究者から一般の…

Stephen Roach

モーガン・スタンレーのエコノミスト、ステファン・ローチが昨年北京で開催された『財経』誌主催のカンファレンスで行った報告のPDFファイル。いわゆる「デカップリング」論を否定し、サブプライム危機以降の保護主義的傾向の高まりと通貨危機のリスクに警鐘…

民主とビジネス

トウ小平秘録 上作者: 伊藤正出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2008/02/01メディア: ハードカバー クリック: 12回この商品を含むブログ (8件) を見る いずれ単行本になるだろうと思っていたけど、毎回挿入される写真が貴重なので今までせっせと産経(研究費で…

『ラスト、コーション』をめぐって。

http://sun-bin.blogspot.com/2008/01/lust-caution-ii-east-vs-west.html There is a very significant difference in the understanding of WWII. The West seems to have never really included the Sino-Japanese War pre-1941 as part of WWII. As a re…

不思議な題名の本

本屋で偶然「北京五輪に群がる赤いハゲタカの罠 」という題名の本を見かけた。そのタイトルから、てっきり「商業主義化したオリンピックに群がるハゲタカの様な金融資本が北京の不動産や国有企業を買いあさり、やがて中国の社会をメチャクチャにしてしまう、…

悪の凡庸さについての報告:カンボジアのケース

きちんとした感想を記すにはインドシナの歴史について知らなさ過ぎるわけですが。ポル・ポト―ある悪夢の歴史作者: フィリップショート,山形浩生出版社/メーカー: 白水社発売日: 2008/02メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 139回この商品を含むブログ (37件…

全く同感

http://www.wagang.jp/blog/logdata/eid170.html 中国の製造業、任せっきりにしたら手を抜く、ってのは当たり前ですよ。同僚から聞いた話では、大連で学校校舎の建設にあたり、手抜きやニセ健在が使われないか、教師が24時間交代で現場監視にあたったそーで…

毒餃子事件と日本のデフレ

http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20070821 以前厨先生に取り上げていただきましたが、こういう事態だからこそ再掲しておきたいと思います。 Baatarism 『かつて中国から安い商品が入ってきたからデフレになったのだという意見がありましたが、実はこれは因果…

『ポル・ポト ある悪夢の歴史』

ポル・ポト―ある悪夢の歴史作者: フィリップショート,山形浩生出版社/メーカー: 白水社発売日: 2008/02メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 139回この商品を含むブログ (37件) を見る 237ページに出てくる「亜非拉(亜洲、非洲、拉丁美洲)培訓中心」の表記…