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2009-12-16

献血のチェーンメールみたいなRTで、ネット上の情報は信頼できることがわかった話

f:id:kaiteki61:20090418103056j:image

結論に近いとこから書くと、TwitterにもPostしたんですが、デマpostをRTしちゃうと落ち込むと思いますけど、デマpostを伝播させればさせるほど「それデマやで!post」もより速く伝播するようになるので落ち込まなくてもいいと思いますよ。

Twitter / デマpostをRTしちゃうと落ち込むと思いますけど、…

Twitterのデマをデマが到来する前に見破りました


誰それの血が足んないから該当する血液型の人はまじ献血しろ!ちなみに病院の電話番号はこれだ!っていうpostのRTがチェーンメールみたいにtwitter上で流行?したっぽいです。(便宜上これをデマってことにします)
そんで数分で「それデマだよ!」ってpostのRTが流れるようになり、献血RTをRTしてしまった人たちが落ち込んでました。そんでもう少し時間が経つと、今度は「とりあえずチェンメみたいなのは普通にspamだし、ていうかソース分かんないのにRTすんのはよくないっしょー」とかいう人たちが出てきました。これが大まかな流れだとおもいます。

(このへんの話。
Twitter / IKEDA Yuriko: 献血 RT で「デマか本当か分からないけど、本当だっ ...
CiNii - インターネットにおけるチェーンメールの社会的影響 : 献血呼びかけメールの事例研究

ところでこの騒動、おれは逆パターンで、デマRTを見る前から 「これデマじゃね?」ってpostが流れてきてました。面白いですよね。
(まだRTではなくて、デマRTを見た人たちが疑いのつぶやきをしてただけでした)

そんで「えーおれんとこデマRTこないじゃん寂しいなー」と思ってたら怒涛の勢いでデマRTが流れてきたのです。デマじゃね?情報を既に得ていたのでおれは歓喜。やったーぼくのところにもデマRTきたよー!

Web上の情報は信頼できます。みんなのおかげで。


Web上の情報は新聞や書籍や論文なんかと比較して信頼できないし、デマも広まりやすい って話を聞くことが多い気がするのです。その理由は、誰もが気軽に情報を発信できるからっぽいです。だからtwitterやなんかの情報はほんと信頼性がないみたいな感じになっている。
これは確かにおっしゃる通りだし、今回のデマの広まりっぷりもすごかったですね。

でも本質はデマが広まりやすいってことじゃなくて、単純に情報が広まりやすいってだけだと思うのですよ。

今回のチェンメでも、「それデマだよRT」が速攻で広まったし、その速度はデマRTの広まり方より速い。ていうかそもそもおれなんかデマを見る前に運良く「デマじゃね?」ってpostを見てたのでもう完全なるネタバレだったのです。

間違った情報よりも正しい情報の方が速く広まるのです。

間違った情報を流してしまった人が正しい情報を持つと、罪悪感からすぐに正しい情報を流して訂正したくなるのは自然です。たとえ間違った情報を流していなくても、「いやこれ間違ってんじゃね?」って感想を流してくれます。

ネットで遊んでる人がみんな悪意しかもってないんならともかく、基本的にみんな善意で動いてる。

Web上では、善意が悪意に勝つ。

間違った情報が流れてくるだけならたしかに信頼性はないといえるけど、すぐに正しい情報が流れてくるのなら、決して信頼性がないとはいえず、むしろ信頼性が高いといえなくもないんじゃないかなと思うのです。

情報の総量を増やせば情報の信頼性も上がるよ


でもこれは場合によりますね。たとえば真面目なブログやなんかで真面目な情報の引用元として、Web上の情報をどっかのパーマリンクからひっぱってくる、そういった状況におけるWeb上の情報の信頼性っていうのはそんなに高くない。適当なことが書かれてるかもしれないし、査読を通していないから情報に間違いや抜けがあるかもしれない。そんな情報をソースにするとあとで怒られる。

でもですねでもですね、その一方で、時間をかけて動的に、自分が単に情報を得るだけのときには、Web上の信頼性は高いといえるんじゃないかといいたいのです。

それは、間違った情報は善意によってすぐに訂正されるから。

情報の流速が速ければ速いほど情報の信頼性は下がるみたいな話もみるけど、これはむしろ逆で、速ければ速いほど情報の訂正も速く行われるから、結果として情報の流速の速い方が情報の信頼性は高まるのです。 だって数分で訂正されるし、おれなんかデマより先にデマだよって情報が流れてきたんだもの。
それに時間をかけるといってもTwitterなら数分、Tumblrで半日、ブログでも一日でホッテントリに入ってくるって感じでしょう。楽です。

ていうか冷静に考えればそもそも新聞だろうが書籍だろうが論文だろうが師匠だろうが、情報はみんな絶対に正しいのかどうかなんて分かんないし、科学的に正しさが証明されていても、その反対には別の証明された正しさがある。そんな中からおれたちは、結果的には自分が信頼する情報に頼ってるだけなのですから、情報の信頼性なんて相対的なもんだし、最初から全部疑っておけば問題ないだろがって話でもあるんですよね。

話がそれましたけど、とにかく、情報の流速の速いところでは情報の信頼性は低くないし、むしろ高いといえる。

だから情報の流速を上げるためには、気軽に情報を発信できるようにして、情報量っていうか勢いを上げることが必要だと思うのです。
あっそう考えると、これからの情報性はひょっとするとユーザビリティが担うのかもしんないですね。

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訂正

あっそう考えると、これからの情報の信頼性はひょっとするとユーザビリティが担うのかもしんないですね。

rikuorikuo 2009/12/17 12:35 > Web上では、善意が悪意に勝つ。

とあるのですが、確かに今回はデマはすぐに見破られ収束しました。しかしこうした事例もあります。
http://medialog.exblog.jp/954705/
http://homepage2.nifty.com/rumor/vol23.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB#.E3.83.81.E3.82.A7.E3.83.BC.E3.83.B3.E3.83.A1.E3.83.BC.E3.83.AB.E3.81.8C.E6.8B.9B.E3.81.84.E3.81.9F.E6.82.AA.E5.BD.B1.E9.9F.BF
中越地震が発生し、被災した人達が避難所に避難したとき
「食料品などは備蓄していたものの、大人用のオムツなどが足りず苦労しています」といった内容のチェーンメールが広まったことがありました。
確かに事実、避難所には食料の備蓄はされていますが日用品が足りないことはあります。この点は地震発生直後は「デマ」ではりません。ですが避難所に物資が十分足りても、チェーンメールが広がり必要以上の救援物資が送られ続けて、現場では非常に困惑しました。使い道のないほど過剰の物資は「善意」ですから捨てるわけにもいきませんので保管場所の確保、倉庫の用意・維持管理費用とで数年間に渡り地元自治体に多額の負担が必要になりました。
私自身、当時ボランティアで避難所に行き、救援物資の確認・物品毎の整理分類作業を行ったことがあるのですが、結構大変な作業です。

こうした「善意」であっても、「真実(を一部含む)」内容であっても、チェーンメールによって訂正されることなく伝播することは結果的に迷惑につながりました。
仮にそのときは真実であっても状況は変化しますし、その上チェーンメールは広まった情報をあとから修正するのは難しいです。善意であれ事実であれ、チェーンメール的な広め方……今回の場合は非公式RTがそれに当たりますが、で報知するのではなく……告知をするページにリンクを張るなど、あとから編集できるような場所を提示する手法の方がいいと考えています。

善意は素晴らしいです。が、善意であっても情報をチェーンメールや類する手法でつなげるのは反対です。

kaiteki61kaiteki61 2009/12/18 02:38 トラックバックまで読みました。おもしろい(興味深い)お話ですね。
具体的な経験に裏付けられたお話は説得力と重みがあります。

そのお話については、おっしゃる通りだとおもいますよ。チェンメだけじゃ危ういですよね。

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