Web上では日々殺し合いのようなdisが飛びかっています。みなさんも苦労していらっしゃることかと思います。しかし、本質的な人格攻撃に成功している例は、飛び交うdisの多さに対して、あまりにも少ないように感じます。
もちろん、「批判すべきは相手の個別的な主張や行為そのものであって、主体者の人格ではない」ということはディベートや批判的読解の基本ですが、基本に甘んじているばかりでは効果的な人格攻撃はおこなえません。
人格攻撃を行なうためには「権利」が必要です。権利を得ていない人格攻撃は単なる野次や罵声であり、相手からは無視され周囲からは白い目で見られるだけのものです。
白い目で見られず、しかも相手に届く効果的な人格攻撃をおこなうためには、以下の4つのステップを踏むことが必要です。
たとえばこれをブログを書いている人に適用するならば、
というステップに換言できます。
散見されるのは、1や2を確認したあとすぐに人格攻撃をおこなってしまう例です。1や2程度の間違いは誰にでもあることであり、この程度の間違いをもとにして人格攻撃をおこなうことはできません。
しかし1や2のような個別の間違いが多くみられるようになると、だんだんと3や4のように、その主体の主張全体が間違っているのではないか、と考えることができるようになります。
人は誰しも間違いを犯しますが、多くの人は間違いを多く繰り返しません。それなのに多くの間違いが見つけられたとき、初めて人格攻撃をおこなう権利が与えられるのです。
むやみに人格攻撃をしても、2や3の部分が確実に攻撃できなていなければ、人格攻撃は確実なものになりません、1、2のステップを踏まずに3や4を攻撃しても同様です。
あなたは相手の主張について他に優れた部分を見逃したり見なかったことにしたりしてはいませんか?人格攻撃をする前に、相手の主張や振る舞いを隅々まで見渡せましたか?相手の人格を確実に傷つけるためには、かならず上述のステップを踏まなければなりません。
人格攻撃をするのって、とても大変ですね。はっきし言って、ここまでの手順をちゃんと踏んでおこなわれる人格攻撃は、もはや人格攻撃ではなく愛の告白です。