主権者の意思は常に党利の上位にある

【主権者の意思は常に党利の上位にある】

「党への忠誠心」?

そんな馬鹿げたことを言っているのは共産党員だけだと思っていたら、自民党員でもセクショナリズムに侵された教条主義者がいるらしい。

ちょっと待って欲しい。民主主義やら立憲主義なら、支持者あっての代表じゃないか。


議員たるもの、まず選挙区の支持者に責任を感じるのが先だ。所属政党や支持してもらった政党に恩を感じるのは、国会議員なら国民全体の利益の次だし、都知事や都議員なら都民全体の利益の次だし、県会議員なら県民全体の利益の次だ。

つまり、二の次三の次に所属する党や支持してもらった党のことを考えればよい。
国民主権下にある「国民の代表」とは、主権者の意思を体現すべき代表でなければ、憲法上の意味がないのだ。


公党を名乗る団体も主権者の意思を党利の下に置くようでは、国民の支持を失うと知るべきである。