小説は一人で壮大なストーリーが描けるのがいい、それが小説の強みであり弱みでもある


小説の技巧



202 :名無し物書き@推敲中?:2011/04/16(土) 20:11:17.38 ID:?
小説は一人で壮大なストーリーが描けるのがいい。
最近はCGで少人数で壮大なシーンを作る人もいるけど
そこに+ドラマとなると小説の一人勝ち状態。

だからこそ数少ない文字エンターテイメントメディアとして死なずに生き残ってるんだろうけど


204 :名無し物書き@推敲中?:2011/04/17(日) 10:00:22.42 ID:?
>>202
>小説は一人で壮大なストーリー……


それが小説の強みであり、また弱みでもありますね。
アニメや実写は総合芸術で製作途中からいろんな人のチェックが入る。
たとえ暴走気味な庵野や押井や宮崎などもプロデューサーの意見は聞くでしょう。
漫画だってアシスタントから駄目出しされた某御大が実在するw

ところが小説の場合は作家の独りよがりになりやすい
部屋にひとりで籠もって執筆というスタイルが殆どなので間違ったまま突っ走りやすい
もっとも、そんな作家の個性がダイレクトに反映される小説だからこそ、昔から芸術扱いされてきたといえる

漫画家の場合は編集サイドとの事前打ち合わせが小説のそれより濃密、というより編集がストーリーを考えて、漫画家はそのいいなりに絵を描くというスタイルが結構多い。
さらに故・赤塚不二夫先生が生前におっしゃっていた「今はね、オレがニャロメ描くと、こんなのはニャロメじゃないって突っ返されるんだよ。悲しいよね」とあるテレビ番組で語られていた。
編集サイドで企画を作り、その編集と赤塚プロで物語をおこし、アシスタントが絵を描く。先生は……ま、そこで水割りでも飲んでて下さい。って状況だったそうだ
同じように藤子F不二雄先生のドラえもんもそうですよね
先生お亡くなりになっているのに、ドラえもんの連載は続いているw

小説は作家性を重視するので、漫画のように第三者の介入を許しません。
出来上がった作品は作家自身が責任を負う。編集サイドは、その作品を出版したという意味では『共犯』ですが、問題が起きたときに漫画家のように出版社が作家を守ることはしませんよね。






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