2009年上半期ライトノベルサイト杯投票

 うっかり25日にエントリしてしまったので削除&再投稿。
他のは26日にリンクされてるのに何故か2009年上半期ライトノベルサイト杯だけ反映されない。とりあえず2009年上半期ライトノベルサイト杯って何回か追加で書けば反映されるかな?
2009年上半期ライトノベルサイト杯』に投票します。今回から既存・新規の枠を考えずに投票できるようになったのでどうせなら新規大目で行こうと思ったのに、気づいたら既存6:新規4。悩みに悩んだ結果結局削りきれなかった。とりあえず既存部門の紹介から行きます。


ムシウタbug  8th.夢架ける銀蝶 (角川スニーカー文庫)

ムシウタbug 8th.夢架ける銀蝶 (角川スニーカー文庫)

 ムシウタのbugシリーズ最終巻。最後まで虫憑きを信じ続けた亜梨子の結末は……。本編の方はシリアスで進んでいる中、コメディタッチで始まったbugシリーズ。最終巻は亜梨子を中心にそれぞれ別の方向を向いていた虫憑き達が手を取り合って共通の敵に挑むことに。鳥肌物の大決戦でした。
 正直今のところ本編ヒロインのふゆほたるよりもbugヒロインの亜梨子の方がよっぽどヒロインっぽいんですよね。
 bugも完結してそろそろbugと本編が交わるころだと思うのでムシウタの今後の動向に注目です。

 ニートで引篭もりだった主人公の成長物語、戦闘城塞マスラヲの最終巻。
涙無しには読めませんでした。
 もう細かいことは言いません。とりあえず読もうぜ。ラノベ読みなら一度は絶対に読んでおくべき名作です。

 言い方は悪いですが、いわゆる厨二バトル物。突き抜けてて最高に面白いです。
 今作のラスボスポジションであるエリザベートの狂いっぷりも素晴らしかった。、やっぱり敵役たるもの一度や二度は無意味に虐殺をしていていたり、人類抹殺を企んでいて欲しいものです。
 そして最後においしいところを持っていく先生のかっこよさもたまらない。ほんとに読んでて楽しい作品です。

 ルナティックムーンやレジンキャストミルク藤原祐氏の新シリーズ。少しずつ鈴鹿の闇が明らかになって行きます。
 この作品は萌えと狂気のバランスが非常に素晴らしい。やべえ!通夜子さんのデレが!デレが!などと油断しながら読んでるといい感じに狂った双子や環境に心を壊された少女などの暗黒要素てんこ盛り。
 前作の経験からメインキャラでも最後まで生存するとは限らないってのが頭にある分、今作では誰が死ぬのか不安で不安で。でもその緊張感がたまらない。

 もうアキカンエレクトとか関係無いよねって思ったアキカン最新刊。前巻は超感動大作でしたが、今回は息抜きがてらアキカン達がアイドルデビューする話。アキカンはシリーズ内でも熱血物だったり感動物だったり、コメディだったりいろいろなパターンがあるんですが、地の分に勢いがあるので何やってもおもしろいんですよね。あと挿絵が鈴平ひろさんなのも個人的には評価大です。

丸鍋ねこ3 白崎チカ王政復古(殴) (MF文庫J)

丸鍋ねこ3 白崎チカ王政復古(殴) (MF文庫J)

 何も考えずに大爆笑したい時にはこの作品。
面白い。とにかく面白い。ひたすら面白い。
 このギャグのこれこれこういう部分が面白い〜というのを冷めないように伝える文章力が無いので面白い以外いえませんが、ほんと面白いです。
 頭空っぽにしてライトノベルを楽しみたい時にお勧めの一作です。


続いて新規部門

ようこそ青春世界へ! (一迅社文庫 あ 1-1)

ようこそ青春世界へ! (一迅社文庫 あ 1-1)

 とりあえず表紙のこでいろいろ妄想して賢者タイムに突入した後読み始める事を薦めます。きっと新たな扉が開けることでしょう。
 なんという壮大な叙述トリック!とりあえずひとこと言わせてください。こんな可愛い子が女の子の訳が(ry

放課後トゥーランドット (一迅社文庫)

放課後トゥーランドット (一迅社文庫)

 作品のつくりがしっかりしているのですらすら読める。1巻で非常に綺麗に終わっているのですが、これ続き出るのかな?とりあえずツンデレ好きなら読んでおくべき。

ソードアート・オンライン1アインクラッド (電撃文庫)

ソードアート・オンライン1アインクラッド (電撃文庫)

 電撃大賞川原礫さんがデビュー前にネット上で公開していた作品が文庫化。個人的にはアクセルワールドよりこっちのが好きです。このレベルの作品がタダで読めた時代があったなんて……。
 生と死と愛と。これも一巻だけでも十分面白い作品です。

空ろの箱と零のマリア (電撃文庫)

空ろの箱と零のマリア (電撃文庫)

 僕らはどこにも開かないや神栖麗奈は此処にいるの御影瑛路さんの新シリーズ。前作は挿絵が一切無い作品で、電撃文庫から出てるけど正直これライトノベルなのか?と首を捻ったものですが、この作品を読んだ時にはよくぞここまでエンターテイメント性を高めてきた!と感動したものです。それでいて作者独自の嫌な雰囲気が微塵も損なわれていない。ほんとすごいと思います。
 この作品はいわゆるループものといったジャンルなのですが、ほんとに最悪のループです。(褒め言葉)事故にあった少女の願いによって作られた世界。少女のこころに奇跡を信じられない要素があったがために世界はこんなにも苦しいループになってしまった。
 一部で暗黒ライトノベルなどといわれているジャンルの作品が好きな人にはたまらない作品です。



以下投票コード
【09上期ラノベ投票/既存/9784044288211】
【09上期ラノベ投票/既存/9784044266189】
【09上期ラノベ投票/既存/9784829133880】
【09上期ラノベ投票/既存/9784048676014】
【09上期ラノベ投票/既存/9784086304832】
【09上期ラノベ投票/既存/9784840126410】
【09上期ラノベ投票/新規/9784758040587】
【09上期ラノベ投票/新規/9784758040624】
【09上期ラノベ投票/新規/9784048677608】
【09上期ラノベ投票/新規/9784048674614】