19日の東京株式市場は、前引けにかけて日経平均ベースで14621円は184円高まで買われ、後場も期待されましたが、もう一つ不完全燃焼の流れは否めませんでした。

19日のニューヨーク市場は、一昨日のブログでも言及しておきましたように、米インテルの決算発表やバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を控えており、様子を見極めたいという気分が強まったこともあり、晴々と買いあがることはありませんでした。

テクニカル的にも、6日ぶりの反騰で、一応下げの小休止という格好ですが、まだ、下げも上げも確定したわけではありません。

19日のバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言の内容にもよりましょうが、もし、インフレ懸念の再燃を指摘する内容がふくまれれば、FFレートの引き上げ打ち止めの時期が先に延びるという観測になるだけに、ニューヨーク市場は大きくマイナスに反応する覚悟が必要です。

20日東京市場は、この動きを見ての取引となり、もう一段の下落があってもおかしくない状況にあります。

ニュ−ヨークだのみの相場は、あまり有難くはありまあせんが、エネルギーが一時的に細っている東京株式市場は、少しの間は影響されることはしかたがないかも知れません。

ただ、救われることに、外人投資家の今後の日本株への投資動向調査では、日本株へのウエートを高めるとした投資家の割合が増加しているという結果がでているだけに、今後への期待は持てそうです。できれば、6月14日のザラバ高値を下回らずに、ここから一気に調整から脱却・上昇気流に乗ってほしいところです。バーナンキ氏の政策如何ではその可能性もあります!