2日の東京株式市場は、昨日のニューヨーク市場がインフレ圧力の再燃から、利上げ継続観測が強まり大幅に下げたことを受けて、一時150円以上日経平均で下げましたが、四半期決算が思いのほか好調なことから、下値を買う動きも見られました。

後場に入ると先物に買いが入り、これを契機に一転上昇に転じ、結局ニューヨークの下げを消化して小幅上昇でひけました。

寄付き前の外資系証券の注文状況は2日も230万株の買い越しとなっており、ここへきて外人の資金が確実に入りつつあることを伺わせており、心強い限りです。

ただ、外人といっても米国系の資金かそれとも、欧州系の資金かでその性質は異なります。

もし欧州系の資金でしたらこの原油高で潤沢な資金を運用に回している産油国中心のオイルキャピタルなので、大いに期待が持てるところです。

ところでこの原油高は私たちの経済的与件としての生活基盤が大きく変化するきっかけになることが指摘されます。

確かに、ガソリンやその他の原油を原材料とした素材の原価が高騰することは私たちの生活を直撃しますが、その反面原油に代わる代替品の研究が進み更に私たちの生活を、化石原料だけに頼らないものに変えてくれます。

先日、日本のある企業が開発した、水素と水で走る車の一般道路での使用許可を経済産業省が出したことが明らかになりましたが、経産省も本腰を入れてこの車の実用化を2年後から進めていくと報じられました。


まだ、水素の安全性試験等、越えなければならないハードルはありますが、もし実現できるとしたらこれまた世界に誇る究極の省エネカーで日本は世界を数歩もリードすることになり、環境問題も解決の糸口を見つけられることとなるでしょう。
できれば、一刻も早く実用化にこぎつけて欲しいところですネ!