日経賞

ゴールドアクターは一時期ほどの勝負強さが若干色褪せた印象もあるけど、それでもジャパンC4着、有馬記念3着。先行して堅実に走るこの馬ならここも最有力で、素直に相手探しか。ただ大阪杯にも春の天皇賞にも出ないというローテーションはどうなんだろう。いくらなんでも細かい距離適性を気にしすぎだと思うけど。


人気で続くのはレインボーライン、ディーマジェスティ、シャケトラ、ジュンヴァルカン、ミライヘノツバサあたりの4歳勢だけど、この世代は春のクラシックの頃に期待されていたほどには対古馬戦で活躍できていない。長距離戦になるほどそれは顕著で、今年の1800以上の重賞で4歳馬の成績は勝率8%、回収率16%に留まっている。4歳馬同士の対戦になった日経新春杯でミッキーロケットが勝ったものの、続く京都記念では4着止まり。ダービー馬マカヒキも3着に沈んだ。大将のサトノダイヤモンドがようやく阪神大賞典を勝ったものの、単勝1.1倍の支持のわりにはそれほどの内容でもなかったと思う。
菊花賞2着のレインボーラインなんかは古馬相手にもそれなりに結果を出しているのでここで通用しないことはないだろうけど、全体的に今の4歳世代がまだまだ過剰人気気味であることは頭に入れておきたい。


対抗で買いたいのは6歳馬アドマイヤデウス。GIでは( 0 0 0 9 )で全て着外ではあるものの、それ以外では( 5 2 4 0 )、G2でも( 2 1 2 0 )の成績をキープしている堅実派。一昨年のこのレースでは強い内容で勝っているのでコース適性も問題なし。去年春は今一つだったけど、秋には京都大賞典でキタサンブラックに肉薄する2着。秋の天皇賞でも0.6秒差の6着まで追い上げて力のある所を見せた。休み明けの方が走るタイプだし、57-58キロを背負わされるGIではなく56キロで出れる条件も良い。4歳馬の陰に隠れて6番人気に留まっている今回が狙い目だと思う。


◎ゴールドアクター
〇アドマイヤデウス
▲レインボーライン


馬連一点と◎頭固定三連単2点で。