試験運用中なLinux備忘録

2007/06/09

GNU nanoについて

GNU nanoは、端末から起動するCLI*1のテキストエディタで、操作方法が常に表示されている*2ため、初心者にも優しく、使い方を覚えるのも楽。また、起動・動作が軽いため、他のエディタに慣れていても、設定ファイルを少しだけいじるような場合などに役立つ。

操作方法の見方

  • 「Y Yes」とは、Yキーを押すと、確認に対して「Yes」を選ぶことを示し、「N No」とは、Nキーを押すと、「No」を選ぶことを示す。
  • 「^C Cancel」とは、Ctrlを押しながら(もしくは、Escキーを2回押してから)Cキーを押すことで「Cancel」(取り消し)をすることを示す。
  • 「M-/ Last Line」とは、Metaキーとして割り当てられているキーを押しながら(もしくは、Escキーを1回押してから)「/」キーを押すことで「Last Line」(最後の行)に移動することを示す。

基本的な使い方(ファイルを開く/編集/保存/終了)

引数にファイルの場所を付けると、そのファイルを開き、編集可能な状態になる。もし、この時点で引数に指定した名前のファイルが存在しなければ、後で保存を指示した段階でその名前のファイルが作成される。

$ nano test.txt

編集は普通にできる。nanoがUTF-8のサポートを有効にしてビルドされていれば、日本語も読み書きできる。(但し、扱えるエンコーディングはUTF-8のみ)

保存をするにはCtrl+Oを押す。書き出すファイル名の確認をしてくるので、それで良ければそのままEnterを押す。別名で保存する場合にはここで名前を変えてからEnterを押し、確認に対してYを押す。

nanoを終了するにはCtrl+Xを押す。最後に保存されてから修正がされた状態(右上に「Modified」の表示が出る)では、ここで保存するかを聞かれるので、Yを押すとファイル名の指定となり、Enterを押すと保存され、終了する。保存しないで終了する場合はNを押せばよい。編集に戻りたい場合はCtrl+Cでキャンセルする。

切り取り・貼り付け

Ctrl+K(Cut Text)を実行することでカーソルのある行全体が切り取られ、記憶される。貼り付けも行単位で、Ctrl+U(UnCut Text)で行う。

切り取りの範囲を指定したい場合、始点でCtrl+6Ctrl+^Meta+Aのいずれかを押し、終点までカーソルを移動したらCtrl+Kを実行する。移動中には選択範囲が反転表示される。選択解除するには選択範囲の開始のときに押したキーをもう1度押す。

検索・置換

Ctrl+W(Where Is)を実行し、検索文字列を入れてEnterを押すと、1つ下のヒット箇所に移動する。更に同じ文字列で検索するにはMeta+Wが便利。

更に、

  • 検索方向(下向き/上向き)を切り替えるには、Ctrl+Wを押した後でMeta+Bを押す。
  • 検索における大文字と小文字は、デフォルトでは区別されないが、Ctrl+Wを押した後でMeta+Cを押すことで区別するようにもできる。

上の2つの状態は、「Search [Case Sensitive] [Backwards]:」というように、有効になっているときにそれぞれ表示が付くようになっている。

置換を行う場合はCtrl+4を押すか、Ctrl+Wを押した後でCtrl+Rを押し、検索文字列に続いて置換文字列を入れ、ヒットした場所ごとに置換するかどうかを訊いてくるので、それぞれに対してY/Nを入れるか、Aを押して全置換させるかする。

参考: Emacsとの操作比較

一部の操作キーは、Emacsと同じものが使えるため、比較ページを設けた。操作は違っても同じ機能が使えたりするものもある。

(2007/6/19)操作比較の記事へのリンクを追加

*1:コマンドライン・インターフェース: キーボードによる入力と文字による出力のインターフェース

*2:設定で消すことができる

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