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試験運用中なLinux備忘録 RSSフィード

2011/07/06 (Wed)

Unityのグローバルメニュー,ランチャパネルの隠れる場面,liboverlayのスクロールバーに関するメモ(Ubuntu 11.04時点)

UbuntuのUnityに関するメモ(UnityのCompizプラグインにおける幾つかの設定,ログアウトなどのボタン・Ubuntu 11.04時点)」に続き、Ubuntu 11.04時点でのUnityの使い方についてを扱う。

グローバルメニュー

Unity環境でGTK+ 2もしくはQt4のアプリケーションを自分のユーザ権限で動かすと、通常は各ウィンドウの上部に表示されるメニューがUnityの上部パネルに表示され、ウィンドウ内にはメニューが表示されなくなる。この機能はグローバルメニューと呼ばれ、「appmenu-gtk」「appmenu-qt」といったパッケージによって動作する。

メニュー項目にアクセスしたいときに画面の上の端から探すという使い方ができるので、この意味では便利とも言えるのだが

  • 操作感を受け入れにくいという人もいる
  • 対応していないGUIツールキットやWineなどは対応しておらず、操作の統一性に欠ける
  • 無効にしたい場合の操作をGUIツールで行えない
  • Ubuntu 11.04の時点ではGTK+ 3には未対応

など、問題もある。

グローバルメニューを使うかどうかは好みの世界の話なのだが、無効にするための設定項目は11.04の時点では存在しないため、以下で無効にするための方法についてを扱う。

グローバルメニューを無効にする

GTK+ 2アプリケーションでは環境変数UBUNTU_MENUPROXYを「libappmenu.so」以外にし、Qt4アプリケーションでは環境変数QT_X11_NO_NATIVE_MENUBARに適当な値(例:1)を設定する。

環境変数UBUNTU_MENUPROXYについては

[転載] ファイル名: /etc/X11/Xsession.d/80appmenu

if [ -f /usr/lib/gtk-2.0/2.10.0/menuproxies/libappmenu.so ]
then
    export UBUNTU_MENUPROXY="libappmenu.so"
fi

ログイン後に自動的に設定されるようになっており、Qt4向けの設定と合わせると、管理者権限で

ファイル名: /etc/X11/Xsession.d/80appmenu

#if [ -f /usr/lib/gtk-2.0/2.10.0/menuproxies/libappmenu.so ]
#then
#	export UBUNTU_MENUPROXY="libappmenu.so"
#fi

export QT_X11_NO_NATIVE_MENUBAR=1

のように内容を変更することになる(注意:全てのユーザに対して変更が有効になる)。

もちろん、個別のアプリケーションの実行時に上記環境変数を設定することもできる。

env QT_X11_NO_NATIVE_MENUBAR=1 UBUNTU_MENUPROXY= [GTK+ 2アプリケーションかQt4アプリケーション]

例外として、Firefoxなど、グローバルメニューに関連したアドオン(Global Menu Bar integration)の無効化のような追加の作業を行わないとグローバルメニューが用いられてしまうものもある。

ランチャパネルを隠す場面の設定

初期状態では、ウィンドウが左のランチャパネルにかぶったり、「UbuntuのUnityに関するメモ(ウィンドウマネージャ設定,最大化/半最大化・Ubuntu 11.04時点)」で扱った半最大化を含めた最大化状態になったりすると、自動的にランチャパネルが隠れるようになっている。これはCompizConfig Settings Manager(CCSM)で「Ubuntu Unity Plugin」プラグインの「Behaviour」タブにある「Hide Launcher」で調整できる。

  • Never: 常に表示(隠さない)
  • Autohide: マウスポインタを左上に持っていったときや、スケールやExpoなどのプラグインで表示が切り替わったときなどを除いて常に隠す
  • Dodge Windows: 非アクティブなものを含め、全てのウィンドウがランチャパネルの場所に重なったときに隠す(既定値)
  • Dodge Active Window: アクティブなウィンドウがランチャパネルの場所に重なったときのみ隠す/非アクティブなウィンドウが重なっても動作に影響しない

なお、隠れる際の画面効果についても同プラグインの「Experimental」タブにある「Hide Animation」で変更できる。

関連:スクロールバーのスタイル(liboverlayによるオーバーレイスクロールバー)

Unityと直接関係はないが、Ubuntu 11.04ではGUIアプリケーションのスクロールバーが細くなり、省スペースになった反面、マウスドラッグでのスクロール位置調整をするためには

  1. スクロールバーの色の付いた部分の少し左(横スクロールバーでは上)から色の付いた部分の上までマウスポインタを移動
  2. ウィンドウ右横にツマミが出るのでこれを上下(横スクロールバーでは左右)にドラッグ(ツマミ端のボタンをクリックでも可)

とする必要があり、ドラッグの開始位置に狙いを定めにくく使いにくい場合がある(マウスホイールでのスクロールは通常通り可)。

これを通常のスタイルにするためには環境変数LIBOVERLAY_SCROLLBARを「0」にする。ログイン画面にGDMを使用している場合は

[追記]ファイル名: ~/.xprofile

export LIBOVERLAY_SCROLLBAR=0

を記述すれば常にこのスタイルを無効にできる。

関連記事:

使用したバージョン:

  • Unity 3.8.12
  • Compiz 0.9.4
  • CompizConfig Settings Manager 0.9.4

2011/06/29 (Wed)

UbuntuのUnityに関するメモ(UnityのCompizプラグインにおける幾つかの設定,ログアウトなどのボタン・Ubuntu 11.04時点)

UbuntuのUnityに関するメモ(キーボードを用いた幾つかの便利な操作・Ubuntu 11.04時点)」に続き、Ubuntu 11.04時点でのUnityの使い方についてを扱う。

UnityのCompizプラグインにおける幾つかの設定

CompizConfig Settings Manager(CCSM)の「Ubuntu Unity Plugin」プラグインの中の「Experimental」タブにある幾つかの設定についてをここで扱う。

Panel Opacity

上部パネルの不透明率を調整でき、一番左が完全な透明(デスクトップ背景が見える),一番右が完全な不透明(デスクトップ背景が全く見えない)の状態となる。

Launch Animation

アプリケーションの起動を開始するためにランチャのパネル内のアイコンをクリックしてからウィンドウが表示されるまでの間のアイコンの背景の視覚効果を設定できる。

  • None: 効果を表示しない(アイコンは通常時と同じ表示となる)
  • Pulse Until Running: 背景の色が滑らかに付いたり消えたりを繰り返す
  • Blink: 背景の色が点滅(Backlight Modeによっては変化なし?)
Urgent Animation

上と同様、ウィンドウから通知(GIMPの起動完了時など)が発生した際のアイコンの背景の視覚効果を設定できる。

  • None: 効果を表示しない(アイコンは通常時と同じ表示となる)
  • Pulse: 背景の色が滑らかに付いたり消えたりを繰り返す
  • Wiggle: アイコンが左右に小刻みに回転する(震える)ような動作をする(「wiggle」は揺れ動く/揺り動かすの意)

ログアウトなどのボタンが反応しない?

ログアウトやシャットダウンなどの操作は画面右上(上部パネルの右端)のアイコンのメニューから行うが、このアイコンの場所をクリックしてもメニューが開かないことがある。

右上のボタンのメニューを確実に開く方法
  1. メニューのあるアプリケーションやデスクトップ上をクリック
  2. 上のパネルに表示されているメニュー項目のどこかを開いて表示する
  3. そのまま右方向にマウスを移動して画面右上の隅までマウスポインタを持っていく

とすると確実にメニューが開く。もしくは

  1. 初期状態ではF10(CompizConfig Settings Manager(CCSM)で「Ubuntu Unity Plugin」の「Behaviour」タブにある「Key to open the first panel menu」に設定されているキー)を押す
  2. マウスポインタを画面右上の端に持っていく

とするとよい。他にも、下の強制的なログアウトなどの方法がある。

強制的なログアウト方法
killall gnome-session

を実行するとUnityのセッションから強制的にログアウトされる。この他、Ctrl+Alt+Backspaceを押すとログイン画面に戻る。ただ、後者の方法については一度同メニューの「システムの設定」(gnome-control-center)で「キーボード」の「レイアウト」タブの「オプション」で「X サーバを kill するためのキーシーケンス」の「Control + Alt + Backspace」にチェックしておく必要がある。

(「Unityのグローバルメニュー,ランチャパネルの隠れる場面,liboverlayのスクロールバーに関するメモ(Ubuntu 11.04時点)」に続く)

関連記事:

使用したバージョン:

  • Unity 3.8.12
  • Compiz 0.9.4
  • CompizConfig Settings Manager 0.9.4

2011/06/23 (Thu)

UbuntuのUnityに関するメモ(キーボードを用いた幾つかの便利な操作・Ubuntu 11.04時点)

UbuntuのUnityに関するメモ(ウィンドウマネージャ設定,最大化/半最大化・Ubuntu 11.04時点)」に続き、Ubuntu 11.04時点でのUnityの使い方についてを扱う。

キーボードを用いた幾つかの便利な操作

コマンドの実行

初期状態ではAlt+F2(CompizConfig Settings Manager(CCSM)で「Ubuntu Unity Plugin」の「Behaviour」タブにある「Key to execute a command」に設定されているキー)を押すと画面上に「コマンドを実行」と表示された1行の入力欄が表示されてフォーカスされる。ここでコマンド行を入力してコマンドを実行することができる(入力を取り消す場合は上か左のパネルをクリックするなどする)。

このコマンド実行機能では過去に入力した内容が候補として表示されるので、これを選択して簡単に実行することもできる。

ランチャのパネル内の項目にキーボードからアクセスする

初期状態ではAlt+F1(CompizConfig Settings Manager(CCSM)で「Ubuntu Unity Plugin」の「Behaviour」タブにある「Key to put keyboard-focus on launcher」に設定されているキー)を押すと画面左のランチャのパネル内の一番上の項目が選択された状態となり、上下矢印キーで項目(アイコン)を移動して

  • Enterでクリック(起動もしくはウィンドウをフォーカスする)
  • 右矢印キーでコンテキストメニュー表示

とそれぞれ等価な操作が行える。ランチャのパネル内の項目が選択された状態でウィンドウなどをクリックすると、ランチャ内の選択が外れる。

端末の起動

CompizConfig Settings Manager(CCSM)で「Gnome 互換性」プラグインの「コマンド」タブを開いた中の「端末を開く」で設定した割り当てのキーの組み合わせを押すと、その上の「端末起動コマンドライン」で記述した端末が簡単に起動できる。もちろん、デーモンとして動作している端末のプロセスがあるときのクライアント(例:urxvtc)を指定することもできる。

(「UbuntuのUnityに関するメモ(UnityのCompizプラグインにおける幾つかの設定,ログアウトなどのボタン・Ubuntu 11.04時点)」に続く)

関連記事:

使用したバージョン:

  • Unity 3.8.12
  • Compiz 0.9.4
  • CompizConfig Settings Manager 0.9.4
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