2011-11-13
■[お知らせ][シンポジウム]震災以後 ポスト311から考える政治/社会運動/ケア
蒲田アカデミアのメンバーも関わっている企画です。
かなり濃い内容ですよ。
【震災以後 ポスト311から考える政治/社会運動/ケア】
2011年12月11日(日)
開場:13:30 開始:14:00
入場料:500円
会場:武蔵野プレイス4F(JR武蔵境駅南口徒歩1分)
主催:CIVITAS
Twitterアカウント @civitas_org
*このシンポジウムは、2011年3月11日の東日本大震災以降の日本社会について考え、新たな可能性を切りひらくことを目的とするものです。震災からちょうど9ヶ月後の12月11日(日)、3人のレクチャラーを迎えて開催されます。今回私たちが取り上げるのは、マクロ・中間・ミクロという、次元の異なる3つの問題です。
1 まず、気鋭の社会学者である高原基彰さんには、「震災」という危機後の「復興」の問題について、マクロな社会制度構想の観点から語っていただきます。
2 次に、ジャーナリストである安田浩一さんには、中間レベルの、震災後の反原発デモや過激な右翼運動、そしてそれを報じるメディアの問題について、生の取材に基づいたお話をいただきます。
3 最後に、文化精神医学/医療人類学をフィールドとする宮地尚子さんには、ミクロな個人の「心」の問題に関して、現地の「被災者」、ボランティアなどで被災地を訪れた「支援者」、遠く離れた場所でメディアを通して事態を目撃した「傍観者」、それぞれの場所に生きる個人の抱えるトラウマやストレスについて論じていただきます。
レクチャー後には、来場者も含めたパネル・ディスカッションの時間も取る予定です。ぜひ、現在進行形の「危機」の中にある日本を生きる一人の「当事者」として、このシンポジウムにご参加ください。企画者一同、みなさまのご来場を心からお待ちしています。
◆ パネリスト/レクチャータイトル
高原基彰 「ポスト311の日本の新たな社会構想」
(立教大学ほか非常勤講師、社会学: 主著『現代日本の転機』日本放送出版協会, 2009; 共著『グローバリゼーションと社会変容』世界思想社, 2011.)
安田浩一 「ジャーナリズムからみる現代日本のデモ・右翼運動・メディア」
(ジャーナリスト/ノンフィクションライター: 主著『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』光文社新書, 2010.)
宮地尚子 「震災トラウマと復興ストレス −環状島から」
(一橋大学教授、文化精神医学/医療人類学: 主著『環状島=トラウマの地政学』みすず書房, 2007; 『震災トラウマと復興ストレス』岩波ブックレット, 2011.)
司会: 毛利智(東京大学大学院、日本学術振興会特別研究員、CIVITAS副代表)
* 武蔵野プレイスHP ( http://www.musashino.or.jp/place.html )
◆ 各講師からのレクチャー内容紹介
■ 高原基彰 「ポスト311の日本の新たな社会構想」
「災害」というものは、単なる自然現象ではないし、既存のインフラを破壊するだけのものでもありません。過去、大災害が歴史の転機となった例が多く存在することからも分かる通り、それは既存の社会システムの問題点を露呈させ、社会成員に再考を促すきっかけともなります。「復興」が、単なる修復・修繕の問題ではなく、高度な社会的構想力を必要とする理由も、そこにあります。では、複合災害としての東日本大震災が露呈させたのは何か。それは「日本型システム」とでも呼ぶべきものの遺産であり、過去40年ほどの日本の都市−地方関係、雇用・家族、産業政策などを規定してきたものではないでしょうか。その古いシステムの問題とは何なのかが分からなければ、「復興」が何を意味するのかも分からなくなるだろうし、現実にそうした迷走が表れているように思われます。こうした関心のもと、このレクチャーでは、東日本大震災とその後の経緯を「日本型システム」というキーワードから考え、「ポスト311」のマクロな社会構想への筋道を示すことを試みたいと考えています。【社会学】
■ 安田浩一 「ジャーナリズムからみる現代日本のデモ・右翼運動・メディア」
このレクチャーでは、主に震災後に全国各地で起きている反原発デモや、ネットを出自とする新たな「右翼」組織によるデモ、そして既存のメディアを取りまく問題についてお話ししたいと思います。00年代の反イラク戦争デモや反貧困デモ、もしくはネットを中心とした過激な右翼運動やナショナリズムの高まりについては、もちろんこれまでにも多く指摘されてきました。しかし、311以後、こうしたネットやSNSを利用した社会運動をめぐる動向は、いっそう興味深い様相を示しているように思われます。一方では、全国各地での「脱原発」を求める国民的なデモがあり、他方で、過激な「右翼」組織は、「反サヨク」の立場から「原発推進」を表明し、「反・脱原発」のデモを組織しています。私が「原発推進」を唱える運動の関係者を取材する中で見えてきたのは、彼ら/彼女らなりの現状に対する「危機感」です(昨今の「反韓流」をスローガンとしたフジテレビデモなども、311以降の状況とは無関係ではないはずです)。国民的な広がりをみせる脱原発デモと、そうした脱原発の動きに対抗して、さらに運動の過激化を強める「右翼」組織によるデモ。この対照的な2つの動きについて、さらに既存のメディアをめぐる問題について、私自身が取材で得た経験を来場者のみなさまと共有し、議論したいと思います。【フリージャーナリスト/ノンフィクションライター】
■ 宮地尚子 「震災トラウマと復興ストレス −環状島から」
311の東日本大震災は、多くのトラウマ(心の傷)をもたらしました。「心のケア」の必要性についても、すでに多くの人が指摘しています。しかし、震災からの「復興」がもたらす「傷つき」については、あまり気づかれていないように思います。「トラウマ」というと、一瞬の悲惨な出来事が想像されやすいのですが、実は後々にまで長く、社会的にも幅広い影響を与えるものです。震災ではあまりにもたくさんのことが同時に起き、それだけでも圧倒され、混乱が続いています。時間が経つにつれ、それらは整理されていくどころか、新たなストレスが生まれ、人間関係も複雑になっていき、立場の違いによって温度差が生じ、トラブルも起きがちです。けれども、何が起きているのか、どこにズレや誤解が生じているのか、自分や相手がどこに立っているのかを知るだけで、混乱は減り、悪循環を防ぐことはできます。復興はストレスだらけです。トラブルも避けられません。でも、避けられないということを知っておけば、少しは楽になれます。このレクチャーでは、「環状島」という分析のモデルを使って、「被災者」、「支援者」、「傍観者」といった、それぞれ異なる場所で生じるトラウマやストレスについてお話します。このお話はどちらかと言えば、被災地の方々に向けてというよりも、むしろボランティアに携わる人たち、復興構想や政策にかかわる人たち、遠く離れてなにもできないけども、被災者に寄り添い、深くものごとを考えたいと思っている人たちに向けたものです。もちろん、被災者の方々にも意味のあるものにしたいと思っています。【文化精神医学/医療人類学】
■お問い合わせ:civitas.orgあっとまーくgmail.com
2011-08-30
■[お知らせ][東北地方太平洋沖地震][音楽]5月5日チャリティー・ライブ報告
たいへん遅くなりましたが、寄付金の送り先について報告します。
トシバウロン・ブログ8月19日から、以下引用です。
4月のジョンジョンフェスティバルのツアー時、及び5月5日に蒲田教会で行ったチャリティーコンサートで皆様から募った募金の納付先について、ようやくご報告できる運びとなりました。
あれこれと思案しつつ、音楽活動に携わる者として下記のプロジェクトに賛同し、募金いたしましたので、ご報告いたします。
東日本大震災の被災地の幼稚園・小・中・高校に対し、楽器関連の復興支援を行うため、プロジェクト「School Music Revival」を発足し、楽器業界として全国楽器協会に復興支援基金を設立。
学校楽器備品の点検、補修、修理支援と、それに付随した被災地での音楽活動支援により、未来あるこどもたちに音楽と楽器の力で笑顔を届ける。
寄付金額 132,000円
(引用終わり)
また、当日の飲食・CDなど物販売り上げ(THE MUSIC PLANTさん感謝!)から23300円を日本キリスト教団東北教区被災者支援センターに送りました。
ご協力を感謝申し上げます。