カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

首相の靖国参拝なんか支持しないよ。

首相の靖国参拝なんか支持しないよ。政教分離原則を知らない自民党はわが国の与党として相応しくない。英霊に参拝したいのなら、「千鳥が淵」に参拝すればいいじゃん。「千鳥が淵」を邪険にしているのなら、追悼には首相は関心がないということだ。
と、「オタクちゃんねる2」に昨日、掲示しといた。http://jbbs.livedoor.jp/news/535/
id:andy22さんとこでも「靖国神社」に言及されていたので、http://d.hatena.ne.jp/andy22/20050524#p1 連想的に書いておこ。
神道では祟りを鎮めるために「神」に祭る。ならば日本が「神」として祭らなければならないのは、日本軍が殺した他国人民と、欲どおしい一部の連中のために犠牲になった日本民衆だろう。つまり現在の靖国神社から排斥されている死者たちだ。
靖国神社は利権のために存在する、都合のいい新興宗教なんだな http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050418/1113804774
ビジネスとしての新興宗教の本質的存在なんだな。
「祭る」システムについて、もうちょっと書いておこ。「祭る」システムは適切に使えば、けっこういやらしい外圧武器になる。たとえば日本で中国人民を慰霊する神社を作っておくと、中国は日本の神道を非難しにくくなるでしょ? たぶん古代神道はそのように機能していたんだろうな、と、思う。「古事記」には名前しか出てこない神々がぎょうさん出てくるけど、あれは「制圧された(とり込まれた)神々」なわけで(大乗仏教も似たようなことしていますな)。
国家神道はおバカで、逆に用いている。まあ、靖国は年間一兆円の「軍恩給付金」利権とか、旧軍官僚が統率する旧軍関係者集票マシンとか、そういうさもしい代物だから、祭られている人々こそ可哀相である。
ところで「千鳥が淵」の知名度が低すぎるから、宣伝しておこ。
http://www.asahi-net.or.jp/~un3k-mn/0815-2boen.htm
社民党に言わせると「千鳥が淵」に頭を垂れると、その向こうの方角に皇居があるから宜しくないとかいう理屈があるそうだけど、んなオカルトなことにこだわるなや。まあ私は「千鳥が淵」の経歴にあまり明るくないから、何かもっと事情があるのかもしれないけど。
ところで、検索してたらこんなの見つけた。

http://homepage3.nifty.com/bunmao/0416.htm
 ヤスクニの中には鎮霊社という摂社があり、世界中で戦争で亡くなったすべての人を祀っています。これもまた、注目されます。昭和40年の創建といいますが、どういういきさつで建立されたのか知りませんが、本殿の祭神のように選別せずに、すべて集合的に祀ってしまう、というところがすごいと思います。これはもっと重要視してよいと思います。

ほえー。どういういきさつなんだろ。
さらに追加。それでも情緒として心情として靖国を肯定したい人々へ(そんなにいるとは思えないけど)。首相と天皇と、どっちに参拝してほしい? 「神道」の法王である「天皇」を国家システムに組み込んでいるのが近代国家システムとしてはマズイのだから、解決策としては、「神道」の法王である「天皇」を「日本国憲法」から切り離すべきだと思うんだよね。今のままでは、天皇靖国に決して参拝できないわけだが。
…以上の投稿、ちと上滑りしてしまった気がする。
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20050525/1116969779 に続く。