カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの燻る日記

表現規制反対活動を昔していた。元エロマンガ家。元塾講師。現在は田舎で引きこもりに似た何か。

「統一協会と安倍晋三」(『進歩と改革』原稿)

以下、「進歩と改革」http://www.s-kaikaku.com/に載せた原稿。

統一協会安倍晋三     鎌倉圭悟

 二〇〇六年五月に日本で行なわれた統一協会合同結婚式に日本の政治家が多数出席&祝電していたことが、『世界日報』韓国版HPでビデオ付きで発表されました。〔一〕

 ビデオで確認できる、本人もしくは夫人が直接出席していた政治家一覧〔二〕
自民党
保岡興治衆院)夫人が出席。■岩下栄一(元衆院)本人が出席、カルト団体「平和神軍」の学位販売詐欺商法「イオンド大学ラーメン花月チェーン「グロービートジャパン株式会社」関連企業)」名誉教授。■中野正志衆院)本人が出席。■中本太衛(元衆院)本人が出席。■今野隆吉(宮城県議会)■石川光次郎(宮城県議会)■今井榮喜(山形県議会)
民主党(旧自由党含む)
■小林正(社会党新生党新進党→無所属→自由、参院比例)元参院。「新しい歴史教科書をつくる会」の新会長。本人が出席。■宮島大典(元衆院)本人が出席。■中山義活(鳩山G、元衆院)。夫婦で出席。■鈴木康友民社協会、前衆院松下政経塾。本人が出席。■大谷忠雄新生党、元衆院)本人が出席。
国民新党
青山丘 本人が出席。

 ビデオで確認できる、祝電を統一協会へ贈った政治家の一覧
五月一三日(福岡) 安倍晋三保岡興治。吉武毅人(第一薬科大学副学長)、高島良正(九州大学名誉教授)。
五月一四日(広島)安倍晋三中川秀直増原義剛
五月一五日(高松)大野功統木村義雄福井照山内俊夫三木俊治元徳島市長)、岡多美子(徳島県芸術協会会長)
五月一八日(名古屋)大村秀章、江崎鐵磨、馳浩長勢甚遠参院)、鈴木政二(参院官房副長官)、野上浩太郎参院)、高木毅、木村隆秀丹羽秀樹
五月一九日(長野)中曽根康弘羽田孜小坂憲次(文科大臣)、高鳥修一篠原孝民主党)、下条みつ(民主)、田中直紀若林正俊参院)、中曽根弘文参院)、森本尚武(信州大学前学長)。
五月二〇日(埼玉)上田清司(埼玉県知事)、船田元、牧原秀樹小宮山泰子(民主)、西川公也神風英男(民主)、国井正幸参院)、
五月二一日(仙台)村井嘉浩宮城県知事)、田名部匡省(民主)、金一萬(韓国総領事)、盛田稔(青森大学元学長)
五月二三日(横浜)小此木八郎山際大志郎笠浩史(民主)、小林温参院経済産業大臣政務官)、山口巖雄(厚木市長)、酒井麻雄(神奈川県日華親善協会会長)
五月二四日(東京)中曽根康弘平沢勝栄松本文明清水清一朗、高鳥修一、樺山卓司(東京都議会議員)、朝倉孝吉(成蹊大学元学長)

 安倍晋三は福岡と広島と計二回、祝電を贈っています。(中曽根も二回)
 『世界日報』韓国版記事は2chで私が六月三日に拾い、在韓広島人のハムニダ薫さんが六月五日に翻訳くださり、webで「祭」になりました。〔三〕
 六月十一日にTBS『報道特集』で統一協会の現状が報道され、六月十三日には「赤旗」が安倍晋三統一協会祝電を記事にし〔四〕、六月一六日に『FLASH』が記事掲載を告知、同日、複数のマスコミが取り上げました。
 どの記事もやたら腰が引けているのが不思議。
 有田芳生があちこち顔出して、無茶な安倍晋三擁護をして火消しに回っているのが不思議〔五〕。
 大スキャンダルだと思うんだが、マスコミではピタリ続報が止まっている不思議。
 なお、安倍晋三
「私人としての立場で地元事務所から『官房長官』の肩書で祝電を送付したと報告を受けた。誤解を招きかねない対応で、担当者に注意した」〔六〕
とコメントを出したが、
「肩書きを使ったのはマズかったが、私人としては統一協会をお祝いしたい気持ちは変わらない。」
という意味らしい。

〔一〕『世界日報』韓国版2006年5月14日記事。
http://www.segye.com/Service5/ShellView.asp?TreeID=1052&PCode=0007&DataID=200605141645000294 『世界日報』記事では「合同結婚式」と記述しているのでそれに従う。
〔二〕http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060609#1149822704 なお、特に断りを入れてないものは全て自民党衆院議員。
〔三〕http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-75.html
〔四〕http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-06-13/2006061314_01_0.html 2006年6月13日(火)「しんぶん赤旗」 統一協会の集団結婚・大会 安倍長官らが祝電 韓国「世界日報」報道/統一協会の集団結婚(合同結婚)を兼ねた大会に安倍晋三官房長官自民党幹部が祝電を送っていたことがわかりました。〔略〕これについて保岡氏の地元事務所は「出席依頼があったので電報を送った」と述べ、安倍事務所は回答を拒みました。〔略〕
〔五〕「統一協会に詳しい」はずの有田芳生は、ブログで非論理的に安倍晋三擁護発言をし、週刊朝日サンデー毎日・アサヒ芸能でも安倍晋三の代理人のごとく振る舞い、ブログの閉鎖を宣言した。
http://www.web-arita.com/index.html 
〔六〕http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20060620k0000m040091000c.html
毎日新聞 2006年6月19日 21時02分 

余談。この原稿持って行った後、「安倍晋三スキャンダル記事を『進歩と改革』HPからリンクしてくれませんか?」と打診したけど、断られた。

統一協会安倍晋三は逝ってヨシ、と考える正義の同志は  をクリックされたし。

「グロービートジャパン(ラーメン花月)」

極右カルト詐欺団体「平和神軍」や学位販売詐欺「イオンド大学」の関連企業である「グロービートジャパンラーメン花月)」について、「はてな」キーワードでの説明がたいへんできがいいので、ここにメモしておく。

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B0%A5%ED%A1%BC%A5%D3%A1%BC%A5%C8%A5%B8%A5%E3%A5%D1%A5%F3
グロービートジャパン株式会社
「ニンニクげんこつラーメン花月」と言うラーメンチェーンを展開している会社。全国に200店舗以上の店舗を展開する(直営店は、うち40店舗ほど)。グロービートジャパンの名前の由来は、グローブ(Globe)×ビート(Beat)×イート(Eat)をかけ合わせた造語「グロービート」に日本(ジャパン)を足して生まれた。店舗は「ニンニクげんこつラーメン花月」「らあめん花月嵐」「ニンニクげんこつらあめん花月寅」「豚そば銀次郎」の4種類。ヤフーとのコラボレーションによる「濃厚豚骨醤油ラーメン真骨頂」を発売した。
■ネット事件
1. googleで、「グロービートジャパン」を検索すると、10件以上のページが「Google 宛に送られた法律に関するリクエストに応じて、削除」されている(いわゆるgoogle八分)。また、同社と業務提携をしているYahoo検索では、検索結果上位のほぼ全てがグロービートジャパン社の宣伝サイトで占められる状況となっており、検索エンジン営利企業の結びつきについて新たな問題を提起している(参考)。
2. 同社とカルト宗教団体の結びつきを告発していたWEBサイト管理人が、同社によって名誉毀損刑事告訴され、現在、裁判を行っている(後述)。個人運営のWEBサイトが告訴・起訴された日本初の事件であり、表現の自由の行く末について重要な裁判である。弁護人は、紀藤正樹弁護士、山口貴士弁護士ら。

続きを読む

村上世彰と則定衛

id:tazanさんところからメモ

http://d.hatena.ne.jp/tazan/20060627#p2
 インサイダー問題で逮捕された村上世彰の弁護をしているのは、東京高検に在籍していたがスキャンダルを起こして「ヤメ検弁護士」をしている則定衛である。
 則定は『噂の真相』で西岡研介セックススキャンダルを書かれた。
 現在則定は、先物取引大手「小林洋行」の取締役をしている。この辺でブラックな臭いがしてくる。表向きファンドの実質仕手筋と、裏黒い過去を持つ弁護士、そして先物取引。いかにもな結びつきである。

 則定衛・元東京高検検事長のスキャンダルについては以下リンク先など参照されたし。

http://www.rondan.co.jp/html/news/nori/
 則定衛 前東京高検検事長を巡る “女性スキャンダル” は、同氏の辞任で “一件落着” の様相だが、余塵はくすぶり続けており、今後一波乱有りそうな雲行きである。
 検察内の 主流派 VS 反主流派 といった図式だけでなく、今回の登場人物の絡んだ“汚染” も“根が深い” と言えそうだからだ。
 つまり、マスコミ報道を総合すると、「五えんや」 の 中岡(垣端)信栄氏 を初め、「泉井石油商会」 の泉井純一、「コスモワールド」 グループの 熊取谷稔 といった “お馴染み” の人物が登場してくるからでもある。
 加えて、熊取谷氏配下のパチンコ業者S[佐藤昭?] 及び大阪・和泉市の老舗の肥料業者 「日本肥料」 のオーナー一族M氏といった具合である。
 口火を切った 「噂の真相」(則定衛高検検事長のスキャンダル劇 P.26) によると─。
『「S」とは、本誌98年12月号の特集でも登場したいわくつきのパチンコ業者である。
 リクルート事件で NTT元会長・真藤恒の 「陰の政界工作仕掛け人」 として登場し、金丸信小沢一郎との関係も取り沙汰された政界フィクサー・熊取谷稔の懐刀と言われたSは、熊取谷が仕掛けたパチンコ・プリペイドカード導入の際に、警察官僚の意を受けて「日本レジャーカードシステム」の設立に暗躍。
 警察官僚出身のコワモテ代議士の資金作りにも貢献し、カード導入の際、熊取谷の会社コスモ・イーシーから5千万円の裏金を捻出して、この代議士の下に自ら運んだと言われる何ともウサン臭い人物だ。
 一方の「M」 も、大阪・和泉市に本社を持つ肥料メーカーの老舗 「日本肥料」 の経営者一族で前出の 「花月会」 の主要メンバー。
 Mは則定のために新たに 「若富士会」 という集まりを作り、則定は同会を通じて、あの通産官僚のタニマチと言われた大阪の石油卸商、泉井純一と知り合ったと言われている。』と。〔略〕
 ところで、M氏や則定氏がメンバーだった 「花月会」 とは-----。
『大阪・花月会とは毎年春、大相撲大阪場所の終わった翌日の月曜日、ミナミの料亭 「花月」 で検察庁国税庁などのキャリア組が集まって開かれていた。
 さらに翌火曜日は大阪府警など警察関係者。いずれもキャリア組がズラリ。そしてメンバーは住友系ゴルフ場でまた親睦コンペが開かれるという。元力士、千代の山の夫人がタニマチ。 会員は 住友銀行アサヒビールの役員、「五えんや」 の 中岡信栄氏 も会員だと言われる。…
噂の真相」 に出てくる花月会も大阪が本拠。 伊藤作之進という人物の娘さんがタニマチになっている』(大阪日々、4月23日付け)という次第。〔略〕
 ところで、全国に 二百のチェーン店を持つ焼き鳥チェーン 「五えんや」 のオーナー、またノンバンク ECCの経営者として、拓銀のノンバンク「エスコリース」 経由で 2,500億円を食い潰し、大蔵省高官、大阪府警、検察、マスコミ等のスポンサーとして 「ナニワの金融王」とまで称された力の源泉は一体どこにあったのか。
 この力の源泉は、同じ和歌山県出身の元総務庁長官の 故玉置和郎代議士との出会いに遡る。
 中岡氏が 玉置後援会の幹部をしていた関係からという。
 当時、自民党タカ派議員の集まり 「青嵐会」 メンバー、また 「生長の家」 をバックにした 「宗教政治研究会」 を主宰、参院のドンと言われた。
 玉置氏は、経済事件にも必ず顔を出し、株の仕手筋の誠備の加藤氏、投資ジャーナルの 中江滋樹氏 等との係わりがあった。

ぽちっとな