そらを自由に飛びたいな

おっさんのぼやきです。

きっと夏はこない。私にだけはこない。


そろそろ寒くなってきまして、都会で一人暮らしなどする女子に至っては「そろそろ彼氏つくらなきゃ」「クリスマスまでにつくらなきゃ」「もてなくちゃ」「もてたくて口裂け女ですよ」などと言っている頃だと思います。


でも、一生結婚しなかった人、というのは確実に存在するんですよね。
それが自分ではない、という保証はどこにもない。
それなら、自分がそうである、と考えて生活した方が、気楽であるし、精神的にも平和です。


宝くじは皆が当たらないから、自分が当たらなくても大して気になりませんが。
皆が当たるくじなのに、自分だけが当たらなければ、それはなんでだ、と世の中をうらみたくなります。
それが、通り魔殺人事件を起こしているのだと思うのです。


つまり「誰にでもおとずれるピュアウエディング」というのは嘘なのです。
シンデレラは王子様の数だけしか存在できないし、その機会も魔女次第、という大変いいかげんなものなのです。


どんなによく出来た恋愛物語も登場人物のすべてに相手を見繕うというのは、難しいのです。
「一人ぐらいいない方がリアルでいいよね」というワケなのです。
その一人が私なのです、あなたなのです。


いいかげん、無責任に「その内きっと出会える」などと若人に期待を持たせるのはやめませんかね。
すべての非モテのうらみねたみは、そこから発生してると思うのです。
一人一人の小さな無責任が、大きな無責任を生み出しているんだと思うんですよね。


それに「出会えないもんだ」と思っていた方が、会う人全員に優しくなれるじゃないですか。
「出会えるもんだ」と思うから、選り好みをするわけです。
選り好みをするから、選ばれなかった人がこれまた不幸を撒き散らすのです。