榛原戦

島 田 商 020100140=
榛 原 高 000200000=2


やっと勝った! 島田球場で・・・。

今年の春から島田球場で負け放しの島商・・・。
ようやく勝利を掴む事が出来た。
本当にホームかよと思うくらい、島田球場での勝率は悪い・・・。
島商野球部生みの親でもある鈴木金苗氏も草葉の陰で嘆いているであろう。
ともあれ負ければ終わりのプレッシャーの中で勝利を手にしたのは良かった。とにかく勝たねばならん!


久保田・山田の1年生が打撃を牽引!


▲先制の口火を切った久保田、左中間を破る2塁打を放つ


▲久保田のタイムリーでホームに向かう岩本

2回一死1塁で迎えた打者は6番久保田。
久保田は積極的なスイングで左中間を破るタイムリーツーベースを放ち先制の口火を切った。
先日の大井川戦で1年生の打撃が積極的だったと述べたが、やはりこの試合でも久保田の積極性は群を抜いていた。
ここでハッキリと言うが、ストライクを見逃して追い込まれるような打者は決して結果を残す事は出来ない。
投手のレベルが上がれば上がるほど、四球狙いの打者は結果を残せないだろう。
私が現時点で久保田を評価するのは、甘いストライクを積極的に打ちに行っているからだ。
その中で当然打ち損じはある。
しかし見逃し三振をするよりはずっと良いし、タイミングもつかめて来るはずだ。


▲4回、山田にも左中間を破る2塁打が生まれた、塁上でガッツポーズの山田(右)

もう一人、1年生捕手の山田にも長打が飛び出した。
守備での大きなプレッシャーを受けながらも打撃で結果を残すのは並大抵の事ではない。
もちろんまだまだ荒削りな面はあるが、強く振り切れるのは魅力的だ。
ここで山田の守備について画像で確認してみてもらいたい。

上の画像は送りバント処理の一場面なのだが、少し画像が大きくて分かりづらいが、本来であれば投手が処理する位置まで山田が来て捕球・送球をしている。
これは単に投手のフィールディングが悪いためで、ここまで捕手がカバーしなくてはならないのが今の島商の現状なのだ。
その中で私は山田は良くやっていると評価しているのです。
こうした現状の中で、1年生でありながら打撃でも貢献したのだから評価されて当たり前である。
これからの成長が本当に楽しみになって来ました。


後半は2年生加藤の一振りが試合を決めた!


▲8回満塁かライト線に走者一掃の3塁打を放った加藤


▲してやったりの加藤(3塁ベース上にて)

接戦で重苦しい展開を加藤の一撃で払拭した。
8回満塁での加藤の一打は技ありの一打であった。
実はこの8回の前にお仲間のポッポさんと加藤も打撃で結果を出さなければレギュラーも危ういぞと話をしていたんです。
何とかこの場面で打ってくれよと祈る思いであったが、その期待によく応えてくれた。
いや、実はこうしたプレッシャーが掛る場面で強い選手なのかもしれない。
加藤が1年生の時、投手をしていたが、その登板を見た時自信に満ちた表情で投げ込んでいたのを思い出した。
中学時代は確かノーヒットノーランも達成していたし、ビビらない性格の持ち主かもしれない。


▲加藤の一打で1塁走者・谷垣内が生還


▲本塁ベース上の一コマ


制球難で苦投のエース青島、それでも最後まで投げ抜いた精神は立派。


▲5死球を与えるなど制球難で苦投したエース青島

エース青島が制球難で苦しい投球が続いている。
原因は色々とあるが、画像撮影をしている私には彼の異変に気付きつつある。
これは打撃にも顕著に表れていて、青島の打撃が不振である事と恐らく理由は同じであると思われる。
この事は一朝一夕で矯正できるものでは無く、オフシーズンにかけてじっくりと時間をかける必要があろうかと思います。
この点はいずれ機会があれば誰かに伝えたいと思います。

さてそんな青島ですが、苦しみながらも良く耐えて投げ抜きました。
本来ならガタガタと崩れてもおかしくないほどでした。
試合後の彼の表情からも、到底納得出来ないことが伺えました。
これからの試合も苦しい試合は続くと思いますが、何とか頑張って欲しいと思います。
この苦しみを乗り越えればきっと復活は出来ます。

最後に、二遊間の守備はいただけませんね。
特にセカンド岩本はベースカバーがあまりにも遅い!
エースが苦しんでいる時、あんな初歩的なミスを連発してたんじゃ、投手もたまったもんじゃない。
谷垣内もショート後方のフライを積極的に捕球する姿勢が見られない。
内野守備の要となる二遊間がこんなんじゃ、とても勝ち進めませんよ。
徹底的に守備練習をして叩き込まないとレギュラーの座は即座に奪われてしまうでしょう。

次戦は島田高校です。
これまた近年相性が悪い相手なので、何が何でも勝たなければなりません。


▲山田の盗塁阻止でゲームセット、写真は捕球しタッチに行く谷垣内、カバーに入る岩本