島田戦

島 田 高 000000000=0
島 田 商 10000010X=


島田ダービーを制す。杉山、公式戦初登板初完封!

ここ数年、相性がすこぶる悪い島田との島田ダービーは、杉山の粘投で制する事が出来た。
そして今日はその杉山をバックが非常に良く守った。
これは大会前には考えられなかった事だ。守備崩壊による敗戦を何度味わって来た事か・・・。
チームが少しずつ成長している証だろう。


▲公式戦初先発で完封勝利を収めた杉山

今日は何と言っても杉山の投球だろう。
公式戦初先発の重圧をはねのけ、終わってみれば散発6安打の完封勝利。
試合中盤捕まりかけた杉山をバックも良く守った。
そして6回以降、緩いボールを効果的に使って軌道修正した杉山も立派だった。
6回以降は1安打に抑え、試合の流れを相手にやらなかった。
杉山が今日のような投球が出来、先発の目途が立って来れば、青島との2枚看板形成が現実味を帯びて来る。
とにかく杉山は良くやった!おめでとう!!


▲先制タイムリーを放った青島

さて今日はファーストで先発した青島だが、初回見事に先制タイムリーを放った。
シングルヒットではあったが、貴重な先制打だっただけにチャンスをモノにした打撃は見事だった。

ただし今日はお膳立てが凄かった。
監督の采配が以前とはまるで違い、機動力を生かした攻撃で再三のチャンスを演出した。
青島の先制打も、杉山のエンドラン成功で1・3塁の場面を作った事で貴重な先制点に繋がった。
ただ、その後の後続が倒れ、最後の一本が出ない所を見ると、やはり総じて打撃力は弱い。
その意味でもこうした機動力を生かした攻撃でチャンスの幅を広げる事は最も重要で、今後も続けて欲しいと思う。



▲(上)7回左中間に抜けるランニングホームランを放つ谷垣内 (下)ベンチへ戻って来た谷垣内

2回以降チャンスがありながら得点に結び付けない試合展開であったが、7回に左中間に抜ける打球を放ち、広くなった草薙球場と相手守備のミスにも助けられランニングホームランとなり貴重な追加点を挙げた。
だが谷垣内には一つ注文を付けたい。
2回一死2・3塁の場面で、相手投手がカウントを取りに来たストライクを平然と2球も見逃し追い込まれた。
そして最後は完全なボール球に手を出し三振でチャンスを潰してしまった。
この時の谷垣内の打撃が、その後の島商の打線の勢いを止めてしまった事は否めないだろう。
以前からも指摘している通り、消極的な打撃になりがちな所があるだけに、自分自身がもっと意識して積極性を出さなければこれからも同じ事を繰り返すだろう。


▲絶妙なセフティーバントでチャンスメイクする加藤

それから今日は地味ではあるが加藤のチャンスメイクにも注目してみたい。
相手の虚を突く絶妙なセフティーバントを決めチャンスを作って見せた。
2番打者としてバント・走塁と言った戦術をよく心得ている所はとても良い事だ。
こうした選手がいる事は相手にプレッシャーを与える事が出来る。
相手にとって最も嫌な選手に成長して欲しい。

さて、先日取り上げた帽子の件で明日もう一度記事にしてみたいと思います。
しっかりと直した選手、全く意に介さない選手と様々ですが、この事はしつこいくらい取り上げて行きます。