9月2日


「いただきます」

「はい、召し上がれ」
そう言って僕は佐天さんが作ってくれたケーキを食べた
ケーキはおいしい、おいしいんだけど

「はぁ、なんで何も悪いことしてないのに27になっちまったんだ」

「それはしょうがない生きてきちゃったんだから」

まあそうなんだけど

「佐天さんはいいよねまだ14だし」

て、考えてみたら13も離れてるのか

「見る人が見たら逮捕されかねんな」

「ん?なんかいった?」

「いえ、何も」

ケーキはさすがに1ホールは食べきれないので残りは後日おやつかデザートにでもして食べるということになった

「じゃあこのポッキーみたいなのがささってるのは私の」

「はいはい」

「えっと、後ね」

「ん?」

「ちょっと目つぶってて」

「?はい」

僕は言われるままに目を閉じた

ふわっ

(ん?なにやらいい匂いが、て 俺頭抱きしめられてないか)

「えーと『今まで生きていてくれて、生まれてきてくれてありがとう』でいいんだっけ?」

あーそういえば前にとらハ3のフィアッセが晶とレンの誕生日でやったあれ、いーなー俺もやってもらいたいなーとか言ったな
覚えてたのか

「はい、完璧です」

そう言って僕は佐天さんの頭をなでなでした

27回目の誕生日はそうして過ぎていった


妄想(トレース)終了


だぁぁぁぁぁまたやっちまったぁぁぁぁぁーーーーー
だれか俺を殺してくれ