あずにゃん生誕祭


あずにゃん誕生日おめでとう」

そう言って俺はプレゼントをあずにゃんに渡す

ちなみに会場は僕の部屋で炬燵を出している
梓は軽音部のみんなと誕生会をしてきたらしく、あまりお腹は減っていないらしい
僕は、一応ケーキと『軽い』飲み物を用意した

「ありがとうございます。開けてみていいですか?」

「どうぞ〜」

がさごそ

「こ、これ」

「うん!」

「また、首輪ですか」

あずにゃんは呆れていた


「そんなに私に首輪つけたいんですか?」

「だめ?」

「そんなのふつーだめに決まってるじゃないですか」

やれやれどうやらあずにゃんは気に入らなかったらしい

「………どうしても私に首輪、つけたいんですか?」

「うん、でも嫌なんでしょ?」

「はぁ、いいですよ、首輪付けても」

「そっか、やっぱりだめ……え?なんですと?」

「首輪、つけてもいいって言ったんです」

「え、いやでも嫌だったんじゃ…」

「もう、つけてほしいんですか、ほしくないんですか」

「ほ、ほしいです」

「じゃあ、首輪つけますから、後ろ向いててください」

「あ、うん」

ドキドキ

「もういいですよ」

「うんって え?」

梓の首には首輪はついていなかったそのかわり

「誰も首につけるなんて言ってませんよ、先輩」

そう言って梓は得意げに左手を挙げて見せた
梓の左手首には僕がプレゼントした首輪が巻かれていた

「やれやれ、いっぱいやられたな」

「それじゃ、乾杯しようかあ、ちなみにこれはただのブドウのジュースだ」

そういって、ワインを俺と梓のコップについだ

「それじゃ、カンパーイ」

「カンパーイ」

 ゴクゴク

「う〜ん」

顔を赤くしてぼ〜っとしている梓

「どうしたの?」

「あ、すいませんなんかぼ〜っとしちゃって後このブドウジュースなんかちょっと苦いような」

「本場の果汁100%だからね多少苦いんだよ」

「そーなんですかー」

「そうそう」

そういって、俺は梓のコップにまたワインをついだ

〜10分後〜

「ら〜から〜先輩は変体さんなんです」

「はいはい」

「人に首輪付けようとしたり〜」

「はいはい」

「む〜〜〜〜ひゃんときいれるんれすか!」

がばっ 梓が抱きついてきた

顔が近い

「もう、逃げられませんよ 先輩」

そう言ってあずにゃんの顔がどんどん近づいてきてどんどん

ガチャッ

「え?」

気がつくと僕の首に首輪が付いていた

「ふふふ〜これで先輩はもう私のペットですね」

く、酔っぱらってるから油断していた どうす…うん?

「く〜zzz」

梓は寝てしまっていた

「やれやれ可愛い顔して寝ちゃって」

僕は座布団を持ってきて二つ折りにして梓の頭のしたに敷いた

「俺もそろそろ寝るかな」

僕は梓と一緒の炬燵に入り抱きまくら代わりにして寝た