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紙屋研究所


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2015-05-05 左翼による韓国批判 『慰安婦問題をこれで終わらせる。』

松竹伸幸『慰安婦問題をこれで終わらせる。』


慰安婦問題をこれで終わらせる。: 理想と、妥協する責任、その隘路から。 この本はひとことでいえば、慰安婦問題についての左翼による韓国批判である。日本の右派がやる韓国批判では何の新鮮味もないだろうが、左翼、しかも「日本帝国主義植民地支配」と厳しく闘争してきた日本共産党の元政策スタッフ(現在は退職している)がやる韓国批判なのだから、一度はのぞいてみたいと思わない方がおかしい。


シロウトの日本国民にとっての慰安婦問題

 いわゆる「慰安婦」問題は、「難しい」というのが第一印象である。定義やカテゴライズをよく知らないと発言できないような雰囲気がある。

 たとえば

政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述も見当たらなかった

という命題は正しいだろうか、正しくないだろうか。

 「正しくない」が正解である。

 なぜなら、インドネシアジャワ島でのいわゆるスマラン事件中国・桂林での事件では、日本側の公文書はなかったが、外国側の公文書バタビア臨時軍法会議の記録、極東軍事裁判判決)があることはすでに河野談話の資料収集時にわかっており、「日本占領軍当局は」「日本軍は」をそれぞれ主語として強制連行を「直接示すような記述」が、モロに存在しているからである。


 先の命題は、実は第一次安倍政権での政府答弁書の一部であり、そういう点ではこの答弁書は実に間違っているのである。しかし(1)アジア全域ではなく朝鮮半島に限定して、(2)日本側の公文書に限定して、(3)記述ではなく文書的証拠、という条件をつけると話は違ってくる


 このように、いったん論争に分け入ると、とても「面倒くさい」。少し違うことを言うとたちまち左右から反論されるからだ。


 ただ、「慰安婦」問題は、あまり難しいことを考えずに、水木しげるが『本日の水木サン』で描いたような体験的感覚が大事ではないかな、と思う。


戦争中の話だが、敵のいる前線に行くために、「ココボ」という船着場についた。

ここから前線へ船が出るのだ。そういうところには必ずピー屋がある。ピー屋というのは女郎屋のことである。

ピー屋の前に行ったが、何とゾロゾロと大勢並んでいる。

日本のピーの前には百人くらい、ナワピー(沖縄出身)は九十人くらい、朝鮮ピーは八十人くらいだった。

これを一人の女性で処理するのだ。

とてもこの世のこととは思えなかった。

兵隊は精力ゼツリンだから大変なことだ。それはまさに「地獄の場所」だった。

兵隊だって地獄に行くわけだが、それ以上に地獄ではないか。と

http://alfalfalfa.com/archives/7847972.html

 国が連れ去ってきたのか、「商売」だったか、国ではなく業者がだまして連れてきたか、そういうことにかかわりなく、悲惨な体験だった。よその国でもやっていたかどうかは別にして「あれはもう二度とやってはいけないことだ」というそういう感覚である。このあたりが、日本人の平均的な慰安婦問題についての感情ではないのか。


 水木はそこにカタカナで「だからバイショウはすべきだろうナ」と付け加えていて、そういう人に何か償いはすべきじゃないかという感情も書き添えている。「賠償」と書いていない。「賠償」と書いたとたんに国家犯罪として国家の責任を認めた正式な用語としてのニュアンスが出てしまうからだろう。“よくわからないけども、日本政府が何か償いをすべきじゃないのかなあ”ほどのニュアンスを表すためにカタカナで「バイショウ」と書いたのだろう。「賠償」については意見が分かれるかもしれないが、何かの償いは必要では……そういうふうにスルリとそこへ自然に流し込ませる描き方、説得力は水木一流のものだ。


シロウトにとっての読みどころ=右派左派の共通項をさぐる

 『慰安婦問題をこれで終わらせる。』(小学館)を著した松竹伸幸は、本人が左翼を自称し、しかも右派保守との共通項=合意をいつも探している「超左翼」だと認じている。


 松竹は問題をすべて朝鮮半島に限定して書いている(p.17)。

 冒頭にぼくが書いた問題を一番論争的な部分だけにしぼったのである。


 この本の白眉は、何と言っても、この「慰安婦」問題での代表的な右派論客秦郁彦西岡力櫻井よしこ)の著作を丹念に読み、彼・彼女らが左派との間で事実関係については「意外に大きな差はない」(p.65)と気づいた点だ。


  1. 慰安婦という制度に国家・軍が深くかかわっていたことについては、誰も否定する人がない」(p.59)
  2. 慰安所にいる女性の状態をどう捉えるかである。三人とも、人権が侵された屈辱的な状態に慰安婦がおかれていたという認識で共通している」(p.61)
  3. 「要するに、国家が指示して強制的に慰安婦にしたことは、誰も認めない。だが、慰安婦にとっては強制的なものがあったこと(どの程度の数かは別にして)は、誰も認めているのである」(p.63)

 松竹は国家が指示して命令したという点(そしてそれに付随する賠償)以外の事実認識では、右派の代表格の3人と左派は差はそんなに大きくない、というのだ。

 このような共通項をつなぎあわせてみると、水木しげる的な素朴な(しかしその実リアルで鋭い)認識と同じものが浮かび上がってくる。

 さっき書いたことだが、つまりこういうことだ。

国が連れ去ってきたのか、「商売」だったか、国ではなく業者がだまして連れてきたか、そういうことにかかわりなく、悲惨な体験だった。よその国でもやっていたかどうかは別にして「あれはもう二度とやってはいけないことだ」というそういう感覚である。

よくわからないけども、日本政府が何か償いをすべきじゃないのかなあ

 松竹の本書は、おそらく問題をトコトンやりぬきたいという左派の一部にも不人気だろうし、慰安婦「問題」などという問題はなかったとする右派の一部にも不人気だろう。スカッとさせてくれないからだ。

 しかし、このような立場で右と左を眺め回している本はまずあるまい。まず、右派左派の事実認識を照らしあわせて、共通している部分を浮かび上がらせるという作業をしている。多くの日本国民の中に歴史の共通像をつくりあげるという点で、本書は大きな役割を果たしているし、少なくともこの部分についてはぼくのようなこの問題のシロウトにこそ広く読まれるべきだと思う。


 特に左派のシロウトにはぜひ読んでほしい。松竹が本書で書いているように、左派のシロウトは(ぼくをふくめて)ろくすっぽ相手の主張など読んでいないだろうから。いや、右派のシロウトの「相手の主張を読んでいなさ」も相当だけどね。左派が理知的にふるまおうとするなら、相手の本を読まなくてもだね、せめてこれくらいは読んでおこうか。まあ、この本を読んで右派系の本を読むと心穏やかに読めるんじゃないかな…。


 以上は、シロウト向けの部分。


国家主導の強制連行があったとは言えない

 この本の特徴は、もう1つの面、クロウト向けの提言がある。これが冒頭にのべたような「左翼による韓国批判」ともいうべき部分だ。

 なんで「クロウト」向けかというと、多くの日本国民にとっては、たとえば冒頭にぼくが書いたような「朝鮮半島は別だが、アジア全域を対象にしたら話がちがう」とか「国家の指示による強制連行があったかどうか」というような話題はなかなか馴染みにくいからだ。

 「日本の戦争犯罪なのになんだ『馴染みにくい』とは!」と言いだすむきもあろうが、善し悪しは別にして「うーん……まあいいや」っていかにもなりそうな部分だということだ。

 別の言い方をすれば、この部分の議論に立ち入らなくても、仮に前半の「シロウト」向け部分だけでも本書の意味はありますよ、ってこと。



 まず、朝鮮半島におけるこの問題での事実認識。先ほど「シロウト向け部分」と言った右派の主張と左派の主張の共通項の探求の部分である。


 松竹はもっとはっきり書くべきだと思うが、要は“朝鮮半島については国家が主導して慰安婦を強制連行したとはいえない”ということだ。文書が見つからないというだけにとどまらず、植民地であった朝鮮半島はそのような指示をだす必然性がない、という趣旨のことまで言っている。


 朝日新聞は、吉田証言を撤回した検証記事を載せたとき“慰安婦の問題は強制性に本質があるんだからそこは変ってない。問題ない”という論説を載せた。リアルタイムでぼくも読んで、「ふんふん、そうだよなあ」とつりこまれて流されてしまった。

 しかし、松竹はこの論説の「本質はかわっていない」論を問題にする。

 なぜか。

 この「強制性」と「強制連行」は用語のあいまいさがある、というのだ。実は左翼であるぼくも長いことなにかあいまいにされてきたことの一つはコレだった。

 この点について松竹は詳しく書いている。

 「強制(的に連れ去る)」は本人の意思に反しているかどうが焦点になっている用語であるが、その強制を誰がしてるかについてはあまり意識がむけられない用語である。他方で「強制連行」は長年国家やそれに準ずるものが組織的・制度的に連れ去ってきたニュアンスがある。しかし、言葉の本来の意味、もとの意味ではそれほど差があるわけではない。

 このようにして、ニュアンスの差を利用して、問題の焦点をずらしてしまうことができるのだ。

 また、松竹は民間業者がだました以外に個々の「官憲」が本人の意思に反して連れ去っていったことと、制度として国家が連れ去りをしていた(もしくは容認していた)ということの区別も論じている。ぼくもこの点は同じだと思っていたので、この区別は確かに重要であった。

 「強制連行」の否定は、国家主導の強制連行(松竹の言葉では「国家命令型制度」)の否定でなければならない。朝鮮半島では(新たな証拠がでてくれば話は別だが)国家主導の強制連行は主張できない、というわけだ。*1


 ゆえに、韓国側が「国家主導の強制連行があった」と主張することには道理がない。また、日本の左翼朝日新聞が「国家による強制連行」という主張を「強制性」があったという問題に「すり替えてしまう」……というのは言いすぎかもしれないが、何も言わずにそこに移行していしまうのはダメじゃねーの、ハッキリと「朝鮮半島については国家主導の強制連行はなかった(現時点では認められない)」とすべきではないのか――松竹はここまではっきり書いてないが、こう言っているものだとぼくは解釈した。



 最近の朝日バッシングに対するカウンター言論の中で「右派慰安婦問題を狭い『国家主導による強制連行があったかどうか』だけの論点に矮小化している」という批判がある。だから、松竹がここで国家主導の強制連行にのみ問題をフォーカスしているのは、この右派のキャンペーンに乗っかっている、もしくは右派論点矮小化に乗せられているのではないか、という疑念をもつ人もいるかもしれない。

 この懸念を持つ人は、「慰安婦問題は、国家主導による強制連行があったかどうかだけが問題の焦点ではなく、広い意味での強制性が問題なのだ」「多面的な点で女性への人権侵害があったかどうかが問題なのだ」と主張しているので、朝日の論説の言い分は(ぼくのように)スルリと入ってしまう。そして、松竹の問題整理に同意しないかもしれない。

 しかし、そうではないのだ。

 他の論点を認めるためにも、まず朝鮮半島においては、現時点では国家主導の強制連行を示す文書的根拠がない、すなわち国家主導の強制連行は(現時点の研究では)なかった、という点をはっきり認めた方がよいのである。

 

 ここまで書いておくと、「いや研究者は早い段階からその説をとっていないかったよ」的な反論があるかもしれないが、マスコミ・政治レベル(世論レベル)でもそこの明確な否定が必要だったんじゃないかということだ。





この水準は河野談話と一致し、河野談話以外に日韓の合意点はない

 そして、河野談話もこの国家の主導の強制連行を決して認めておらず、その点以外の多くの問題(国家の関与、人権の侵害、強制性)を認め、政府によるお詫び=謝罪をおこなっていると松竹は見る*2


 松竹は、河野談話についての過去の評価を調べて、左派右派は本来このポイントで合意できるはずであり、日韓政府ももともとここで手打ちしようとしていたわけだから合意できずはずだと考える。

 まさに、「これで終わらせる」ことができる基準が河野談話(+アジア女性基金)なのである。松竹の本書のタイトルの「これで終わらせる」の「これ」はちょっとわかりにくいが、要は河野談話・女性基金(+歴史的責任という表現の採用と新モニュメント)ということなのである。


 終わらせられないのは、韓国政府韓国NGO「挺対協」(韓国挺身隊問題対策協議会)、およびその水準の韓国国民の世論に引きずられているからだ、と松竹は見る。

 挺対協の主張をそのまま日韓合意ラインにもっていこうとすれば河野談話の否定にまで行き着く……と松竹は危惧しているように見える。左からの河野談話否定である。それでいいのだろうか、と。


 松竹の本書は、全体がこの挺対協の主張批判、それに引きずられている韓国政府および韓国国民への批判だと言ってよい。

 そして、植民地支配に対する日本の謝罪のありようが、国際的にみて先進的なものだとまで断じる。日本で「左翼」と称する人がここまで言っていることに驚くむきもあるのではないだろうか。

 裏返せば、挺対協の主張が日韓合意にとってはいかに無理筋かということが浮かび上がるようになっている。


 松竹の主張は、右派のそれにすごくよく似ている。下記の右派ブログ(「ぼやきくっくり」)のような認識の細部を左派的に正確にしていい直した、みたいだ。

http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1713.html

 君たちは、河野談話+女性基金で手を打ちますって言ってたよね? あとはぼくたちのなかでやりますって。という感じの。

 松竹が「左派からの提起を右派に学びながらおこなう」(p.15)というのはこういうことだろう。


 冒頭のくり返しになるが、これを右派ではなく、植民地支配と闘った歴史をもつ日本共産党政策部門にいた経歴のある人間が言っていることに本書の「面白さ」があるのだ。


 ぼくは本書のこの部分を読んで、河野談話が「お詫び」=謝罪の体裁にになっていて、どこまでを認め、どこまでを認めていないのか、日韓でそれぞれどこまで読み取れるような「ガラス細工」の「芸術作品」(p.103)となっているかがよくわかった。


 また、日本側に「謝罪をしろ」という要求は、河野談話謝罪と認めているのか認めていないのかという問題にもつながることもわかった。新たな謝罪が必要だとすれば、河野談話を「上書き保存」することになり、それはすなわち「河野談話見直し」の主張になってしまうのである。


日本の左翼にもメッセージを出している?

 松竹は、本書のおまけにあたる部分(「補論」)で自分が共産党中央にいた時代に宮本顕治に教わった頃の昔話を書いている。「おまけ」と今書いたけども、「補論」は50ページにも及んでいておよそ「おまけ」ではない。宮本顕治市民団体の言い分をそのまま政策にしろとはいわなかったよなあ、とか、自分が政権についたときのことを考えろとか言ってたよなあ、良いこと言うなあ、みたいな「昔話」である。

 当然これは単なる「昔話」などではない。

 今の日本国内の左翼へのメッセージである。

 “おまえら政策をつくるさいに「挺対協」にも意見を聞いてるんだろ。聞くのは良いけど、それに引きずられるだけじゃダメだよ。自分が政権についたとき戦後補償の問題をどうするのかしっかり考えなよ”……みたいなメッセージなのだ。深読みかもしれんけど、ぼくはそう読んだ。


 こちらのクロウトむけ部分については、刺激的であることは間違いない。

 特に左派系の人たちには一度読んでみることをお勧めする。


ぼくの覚えた違和感

 ぼくが本書に対して違和感を覚えているのは個人補償の問題である。

 松竹はこの問題で日本政府が今後新たに国家賠償をするのは難しいだろうと考えている。いったん個人補償を認めたら他の戦争被害者の問題にすべて波及する、現実的ではない、という理由を述べ、原爆被害者がアメリカではなく日本政府がかわりに払う方式を求めていることなども例にあげている(つまり日本政府に代わる、韓国政府による補償の支払いを示唆している)。

 しかし、原発被害の補償と同じように、補償がいい加減であること自体が「また事故ってもハシタ金払えばいいんじゃね?」みたいなモラルハザードを引き起こしかねないように、「現実的ではない」という理由で切って捨てることには違和感がある。巨額すぎては困るが、やはりある程度は苦労して払うことに意味がある。

 額の多寡が問題ではないのであれば、とにかく公金が少しでも入る形で民間基金をつくる方式もあるのではないか(アジア女性基金には公金が入っているがそれは医療などの生活支援部分だけで、「償い」の部分には入っていないタテマエになっていた)。極端な言い方だが「1円」でも公金を入れたら性格がかわる。

 松竹は先にアジア女性基金からおカネをうけとった元「慰安婦」たちとの均衡を心配していたのだが、仮に少額でも国家による補償が出るのであれば、それはどの元「慰安婦」も受け取っていないのだから、国家補償については平等になる。基金から出たおカネとの均衡は、たとえば韓国政府がカバーすることはありうるのではないか。


 いずれによせ、松竹の提案が絶対に受入れられない反動的な提案とは皆目思わない。松竹が言うように、女性基金を変質させて、「原理は変えないが内容は実質的に国家賠償にする」というような戦略もありえただろう。松竹提案を対話の相手としながら左翼は今後の政策を考えていくべきだろう。


「原理を変えずに実態を変える」という戦略

 なお、このような「変質」戦略を松竹左翼の戦略として相当重視している。逆に言えば、そのような熟達が左翼には足りない、と見ているのだろう。

 このようなやり方は、かつては左翼の間では原則放棄修正主義の臭いがしたのでいろいろ非難された。

 だが、松竹が紹介しているのは“いやあ、実際にはいろいろこの「変質戦略」ってやってますよね?”という事例である。それも、けっこう重要な。

 資本主義を修正するような制度一つひとつは、おそらく運動によって現体制ブルジョア国家)の中に組み入れていくことができる。ただ、それを広範囲・系統的・合理的に組み入れられるのは革命政権なのだろうが、ブルジョア政権であっても一つひとつの改良はできないわけではないのだ。*3


 「慰安婦」問題・河野談話の問題に限らず、このような(なし崩し的)変質は、広範な社会合意を調達するうえでは、きわめて有効な戦略である。松竹が紹介している一例でいえば、自衛隊憲法の関係もその一つだ。

 戦後長い間日本社会がつくってきた自衛隊憲法の関係は「個別的自衛権の範囲、つまり急迫不正の侵略に対する自衛手段としては自衛隊は認めてよいが、外国で日本の防衛とは関係ない戦争に巻き込まれるような集団的自衛権はダメだ」というものだ。9条はこのような「個別的自衛権OK、集団的自衛権ダメ」という関係を非常に具体的に律する規定として作用し、自衛隊はそこに強く縛り付けられてきた。

 このような現実的な「9条護憲(活用)」として9条をみるべきで、左翼の一部ではようやくそのことが理解されてきたにもかかわらず、現場にいる左翼たちにはまだまだ完全なる「非武装」としてのみ9条を理解する傾向が強い、と松竹は嘆いている。

 もし左派政権を今後担っていこうとするなら、こうした「原理をそのままにして実質を変更させる」的戦略にもっと熟達せねばならないのではないか。その点は松竹の意見に大いに賛同する。

*1松竹は同時に「『慰安婦の強制連行はなかった』という主張と、『本人たちの意思に反して集められた事例が数多くある』という主張は矛盾しない」(p.67)と述べている。

*2:「河野談話は国家主導の強制連行を認めている」とする主張について松竹は本書で検討を加え、批判している。

*3:革命がなくても十分だという立場になればそれはかつての構造改革論と同じだが、革命によって社会の性格を変えるほどの広範囲・系統的・合理的な変革が可能だとすればそれとは一線を画するのではないか。

通りがかり通りがかり 2015/05/05 19:24 慰安婦問題は当事者(慰安婦)の方が亡くなったあと、時間が解決していくしかないように感じます。理屈や理論、証拠というレベルではなく、韓国国民が反日という感情論に流されてしまっているためです。このブログを見てそう感じました。

ff 2015/05/05 22:31 いまさらの感がありますね。
本文中にもひっそりと指摘がありましたが、実は左翼は不勉強の方が多いです。
あたまから「日本が悪い!」論に固執して、自分たちへの批判は一切受け付けない。
批判を受け入れることは自らが変質してしまうことにつながるのではないかと、恐れにも似た感情を抱くからなんだと思います。
すでにこの問題は韓国国内の問題です。
挺対協に煽られた元慰安婦のおばあさんの一言で韓国外交が左右されてしまうほどですから、彼女たちがご存命中は「解決」は不可能でしょう。
冷静になって事実の探求がなされるのは、彼女たちの死後だと思いますよ。
左翼の方々は「被害者の立場にたって」「良かれと思って」煽りに煽ったのでしょうが、結局は相手国の政治カードとして打ち出の小槌のように使われるだけに成り下がってしまったことをどう思ってるのでしょうかね。

jo_30jo_30 2015/05/05 22:54 まとめると、「国家によるいわゆる『強制連行』の証拠が存在しない」としても「日本は国家として謝罪すべきである」ということになるわけですよね。前者に重きを置く人は後者を軽く扱いたがるし、後者に重きを置く人は前者を主張する人を敵とみなす、と。

昔、社民党を応援してた昔、社民党を応援してた 2015/05/06 00:35 挺対協と北朝鮮がある限り慰安婦問題の解決はないです、挺対協は元慰安婦が全員鬼籍に入っても「彼女らの遺志を継ぐ」で頑張って来るでしょう、万一北朝鮮と国交正常化などあれば「慰安婦問題パート2」が始まるだけです。今後とも「心から謝罪しろ、誠意を見せろ」を続ける嫌な隣国政府との付き合いが続きます。あ〜疲れる

dot_snaildot_snail 2015/05/06 06:39 細部に捉われず、大観する良いお話でした。で、今後どうするか。流れ的には河野談話を維持しつつ、それ以上の要求は放っておくしか無い。中国が独裁型資本主義になったので、彼の国の地政学的な価値は暴落している。其れを踏まえて、被害者への共感を示し続けるだけで良いのでは、と考えます。

rekihiko222rekihiko222 2015/05/06 08:27  紙屋研究所の愛読者として、私の意見も宣伝しておきます。
 賠償の是非については、「日本はドイツに学んで、お金を出さない?」
http://togetter.com/li/793784
 「韓国は変わらない。謝罪と賠償を求め続ける」という議論については、「韓国文化の振り子」
http://togetter.com/li/814345
 過去の歴史にこだわることについて、「トラウマを蒸し返すのは医学的に否定されてきている」
http://togetter.com/li/817340

rekihiko222rekihiko222 2015/05/06 10:09  記事とは関係ありませんが、紙屋さんについては、前にリフレ本の感想にかっとなって、感情的な批判を書いてしまったことがあります。少々いやみで挑発的でしたが、しかしリフレ政策の分かりにくいところを「分かりにくい」というのは当然のことです。発言を撤回して、お詫びいたします。
 大事なのは理論より現実の結果。民主党政権時代と現在の失業率、および平均寿命の比較を参考にしてください。
http://togetter.com/li/816447

もふもふ 2015/05/06 22:38 国家による強制連行の問題に限定するのかという話は、
現代の人権意識であの頃の人権意識を裁く問題にも繋がっています。
日本でも普通に間引き、口減らしなど行われていた時代で
引用されている通り慰安婦には日本人も多く
現代の人権意識の高さでもってその頃の慰安婦の扱いを裁く事は無理があり、それを言うならばあの頃は各国の様々な場所、人において人権蹂躙されていたではないか、という話になってしまうと思います。

近畿の野次馬近畿の野次馬 2015/05/06 23:54 当時の価値観ですらアウトですよ、もふさん。
http://d.hatena.ne.jp/scopedog/searchdiary?word=%C5%F6%BB%FE%A4%CE%B2%C1%C3%CD%B4%D1

とりがかりとりがかり 2015/05/07 03:46 近畿の野次馬様
お示しのurlを拝見しましたが、どこにも公娼制度が違法だったという記述はありませんでしたが。
廃娼運動が盛んに行われていた記述はありましたが、制度が廃止されたということはなかったようです。
曲がりなりにも一応の民主制度が存在していた当時、公娼制度が廃止にいたらなかったということは、当時の価値観においてはアウトではなかったということです。

やややや 2015/05/07 08:28 最初から慰安婦として苦労された方への慰労という意味での償いであれば
右翼も反対しなかったでしょうに、なんとしても日本という国家と軍の責任にして
謝罪をさせるために「強制」という文言を入れさせようとした左翼と韓国人運動家が
この問題をこじらせた原因だというのが良く分かりますね。

レッサーPレッサーP 2015/05/07 09:31 殺人犯を死刑にしたところで、被害者家族が満足するかといえばそうでもない。
形式上、問題が清算されたところで、それを同じ問題がのこる。
どういう謝罪が必要なのだろうか。
皇国日本の大義のために散った兵士同様、彼女達もなかったことにされたくないはずなので、そこらへんも併せて考えたいところ。

みどりみどり 2015/05/07 09:36 なんだかんだ言って、著者とブログ主の話を総合すると、挺対協と韓国の望みを全て聞いてやれと言っているように読めるのですけど。(書籍は未読)

あ 2015/05/07 12:05 まさか、「慰安婦制度は当時合法だった」なんてヨタを真剣に信じちゃうおバカさんはいないだろうけど一応w
ttp://d.hatena.ne.jp/scopedog/20120619/1340117552
ttp://d.hatena.ne.jp/s_kotake/20121029/p1
ttp://d.hatena.ne.jp/dj19/20121213/p1
ttp://d.hatena.ne.jp/dj19/20120618/p1
ttp://d.hatena.ne.jp/dj19/20120710/p1
ttp://d.hatena.ne.jp/scopedog/20120605/1338915291(コメ欄の最後)
ttp://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20130724/1374624159
ttp://d.hatena.ne.jp/dj19/20130320/p1

あ 2015/05/07 12:39 まあ日本は内地ですら、当時の法にさえ違反する行為の黙認によって初めて成り立つ公娼制度みたいなものを温存してたくらいだからね。慰安婦の人たちにマトモな扱いをしなかったのもうなずけるw
ttp://fightforjustice.info/?page_id=2431
ttp://fightforjustice.info/?page_id=2348
ttp://fightforjustice.info/?p=3539
ttp://fightforjustice.info/?page_id=2427
ttp://fightforjustice.info/?page_id=2429
まあ、こんな事も知らないおバカさんはいないだろうけど、一応w

い 2015/05/07 13:13 「強制連行」を争点化したのは右派だよ?
http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20140425/1398428742
最初は専ら「朝鮮における強制連行」で攻めてた左派が、後になって「強制性」に話をずらした…というわけではないぞ? 「強制性」を否定できない右派のほうが後から「で、でも強制連行が無かったからいいじゃないかああああ」と言い出したわけで(しかも、実は範囲を朝鮮に限定してるくせに“朝鮮における強制連行”と言わず単に“強制連行”とだけ言っておくというペテン付きで)。

やややや 2015/05/07 14:19 強制連行が無ければただの売春ですからね。
そりゃ金のためにやりたくない仕事をした人もいたでしょうし
戦場の近くであれば自由に外出はできなかったでしょうし
前払いで給料を貰った人は返し終わるまでは廃業できなかったでしょうね。
そういった合法的な範囲内での強制性については否定はしませんし
元慰安婦に苦労をされましたねと慰労することには異存は無いですよ。
ただし、これらについては慰安婦という仕事に限らず、当時は世界中で
当たり前のようにあったことですし、これについて日本が謝罪する必要は
全くありません。

日本の慰安婦制度だけが特異な目で見られたのは、強制連行という違法な強制性が
存在したという前提が遭ったからで、当時国がそれを認めてたのなら謝罪しろという話に
なってただけで、これが存在しなかった以上は、当時の世界中に存在した合法的な
強制性の一部として、謝罪ではなく慰労という形での償いが望ましいというのが
この本の趣旨ですね。
いい加減に屁理屈をこねて国による違法行為にしようとするのはやめなさいな。
慰安婦問題が解決しないのは、吉見とかそれに洗脳されて違法!違法!と騒いでる
馬鹿どものせいだということに一刻も早く気付いていただきたいものですが。


大半の人間は強制連行という違法な強制性について反論してるだけですし
国がそれを認めて

あ 2015/05/07 14:49 何も読まずに脳内法に基づいて「合法・違法」を語っちゃってるおバカさんが湧いてるなw

あ 2015/05/07 14:54 大半のバカな右派は、「強制連行(でもなぜか朝鮮限定w)」に反論するだけで日本の違法行為を否定できると思いこんでるんだよなw

あ 2015/05/07 15:27 しかし、「他の国もおおおお」と言う人たちって、(「仮に他の国もやってたからといって、日本が免罪されるわけではない」って事を忘れてるうえに)特に証拠も見てないくせに「他の国もやってた」って事だけはなぜか簡単に信じちゃうよね(慰安婦の待遇に関してはあれだけ「証拠を出せええええ!この目で見るまでは信じぬぞおおおお」と言うのにw)。「日本を除く世界中が、日本の一部左派と韓国に騙されてる」っていう陰謀論的世界観もお約束。
http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20120610/1339346421
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20130527/p1
http://twitter.com/nofrills/status/336014564984512512

kk 2015/05/07 16:59 「あ」さんのおっしゃることは結局は感情論なんですよ。
最終的になにがしたいのかわからない。
まあ、ひとつの現象としてそうした人物が登場するのは致し方ないとは思いますが。。。

「あ」さんがアタマに血を上らせて「違法だ!」と叫んだとしても、そもそもが日本国への国家賠償請求は日韓基本条約によって「請求権一切の完全かつ最終的な解決」が確認されているため100%認められませんし、「謝罪」についても宮沢訪韓時の声明や河野談話の際に今後は問題にしないことを日韓相互に確認してなされていましたからあれ以上のものはなされません。
要は本来的に決着済みだということです。日本がこの件で動くことはありえません。

問題なのは国家間の合意事項を不誠実に平気で破り、蒸し返し続ける韓国にあるんですよ。
1998年には日韓共同宣言で金大中大統領も一切蒸し返さないことを再確約したにもかかわらず、盧武鉉も李明博も朴槿恵も呆れ果てるほどに前言を翻しますからね。

こうした度重なる不誠実な行動は当然のことながら嫌韓感情を増すことになるでしょうから、余程のことがない限り日韓関係が好転することはないでしょうな。

あ 2015/05/07 17:36 なぜかアタマに血を上らせ「違法じゃないったら違法じゃないいいい」と、世界で全く受け入れられぬ変な事を叫ぶ人がいたから書いただけなんだけどなあw
マクドゥーガル報告書やクマラスワミ報告書も知らず、「日本政府の見解こそ世界の常識」みたいに思い込み、韓国の名前だけ出してあたかも「日本政府の見解を否定するのは韓国だけ」みたいに装うおバカさんが後を絶たないねw

あ 2015/05/07 17:56 「最終的に何をしたいか言わないなら、俺たちがいくら事実を否定しようと大目に見ろ! そうしないならそれは感情論だあああああ!」と訳の分からない事を言われた件w
まあその理屈だと、「“この件で日本が動くことはありえない”のに、『違法じゃないんだああああ』などと叫んで最終的に何がしたいの?」って話になるだけなんだけどねw

kk 2015/05/07 18:05 いやはや。。
マクドゥーガル報告書は吉見義明でさえその欠陥性を指摘したシロモノだし、クマラスワミ報告についても提出直後に日本政府が長文の反論をしようとしていたのはあなたもご存知なのでは。
「世界の常識」なるものの危うさを知っているマトモな人間であれば、そんな容易に一刀両断などできようはずもありません。

あ 2015/05/07 18:26 世界の常識すら信じられないなら、日本だけのローカル常識なんてもっと信じられないって事になるんだがなw
まあとりあえず、
ttp://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-775.html
ttp://d.hatena.ne.jp/Apeman/20130906/p1
ttp://d.hatena.ne.jp/scopedog/20130823/1377280624
ttp://d.hatena.ne.jp/scopedog/20150227/1424970530
ttp://d.hatena.ne.jp/Stiffmuscle/20110916/p1
↑このくらいの事は踏まえないとねw
事実認識の一部に欠陥があったからといって報告書自体を全否定するのは、バカ特有の特徴だよねw 日本政府が結局ビビって撤回した「長文の反論」とやらにすがらざるをえないとは、哀れだなあw

TAMO2TAMO2 2015/05/08 22:30 みどり様:
この本を読みましたが、言外に「挺対協を孤立させるしかない」と書いていますね。
http://red.ap.teacup.com/tamo2/2087.html

高井高井 2015/05/09 02:59 紙屋さん、しばらくぶりです。日本に帰ってきました。
このことに関して、私もサヨクの素人ですが、松竹さんの「外交政策」の「実施要領」の「個別決済」レベルの話が、今なんで必要なのでしょうか?水木さんのような戦争の体験者の良識が少なくなると、アジア女性基金というか、村上談話の考え方の時代の認識にまで戻ることは当面は難しい。5年ぐらい前に韓国人の友人が言っていたのは、村上談話のことは韓国人もよく知っている。しかし、その後も日本の閣僚クラスの政治家から次々に違う考え方が表明される。日本の国家の何を信じたら良いのですか?今や、政権そのものが世界の信用を失おうとしている時に、共産党が将来「政権を取ったとき」に備えるなんて、ずれてます。何だか、松竹さんも「同じ道」をたどるのだろうかと心配です。

名無し名無し 2015/05/09 18:14 「あ」って人必死すぎ。
他人の記事貼り付けるだけであとは読むに耐えない虚勢ばかり。
とりあえず上から二番目のttp://d.hatena.ne.jp/s_kotake/20121029/p1 だけ開いてみたけど
それすら
 警察の認可か許可を得た業者のみ募集が可能でした。
 だから、普通の人がやったら違法だったのです。
と書いてます。これって合法って話でしょうにヨタとか何言ってるんですかね。

あ 2015/05/09 23:22 おやおや、哀れな名無し君は、どこがどう虚勢なのかも言えずに単に「虚勢だああああ」と言うことしかできないようだねえw小学生レベルだなw
そして、「まともに反論できないが、心情的にはどうにかケチをつけたい」バカ特有の、「不都合な大半の文章にアーアーキコエナーイして(何が「“上から2番目”のだけ開いてみましたあ〜」だよw分かりやすすぎw)ごく一部だけを切り取って叩く」作戦w(そんなのは“反論”とは言わないことくらい、中学生でも知ってるw) どっちが「必死すぎ」なんだかw
しかも、その「一部を叩く」だって、「それだけを根拠に“違法”と言ってるわけじゃない」「その部分に限って言えばそのブログ主も“慎重な検討が必要”と言うにとどめてる」で斬って捨てられるというw

名無し名無し 2015/05/10 00:50 そう言われても事実なもんで。
叶うものならその時の俺の一挙手一投足の録画シーンでもあったらなあと思う次第ですw

あ 2015/05/10 01:01 百歩譲ってそうだとして、それは単に名無し君が「ほとんど読まずに反論」という小学生レベルのおバカな行為(しかも読んだ部分さえまともに叩けていないというw)をしたという事になるだけなんだがw

床屋政談床屋政談 2015/05/10 06:46 いちばんの問題は、この慰安婦問題にかぎらずですが議論や対話にならない、なっていないことだと思います。

或いは、(左翼やリベラル、サヨクにとって)
日本社会が右に振れてしまっているように見えるのはナゼなのか。

後者は、残念なことですが、日本のほんとうに多くの一般の人々が、
反左翼、反リベラル、反サヨクにまわってしまっている、からだと私も思います。
だから多くは右傾化じゃない。
端的にいって、左側が信用できない、と思われている、だけ。
(右の勇ましさに懸念をもっている人々にすらそう思われている)

その典型的な、具体例が、
「左翼やリベラルやサヨクは、韓国に慰安婦問題でどんな異論も言えない、言わない連中」ということかと。

そこそこの数の左翼やリベラルやサヨクが、内々には「そりゃ韓国にも問題がないわけじゃないけど…」とは言うでしょう。
でもそのことを公の場では、特に韓国には、ちゃんと言わない。言ったときの韓国の反応や、左翼やリベラルやサヨクの仲間内での反発が怖いから。
すくなくとも、一般人にそう見られてるのに、それが分かってない。

でも、外交や対話って、公の場で、言うべきことは言う、ってこと。

あと、自分自身やお仲間に耳障りな事実や指摘もまずは受けとめて、(自分とは見解が異なるとしたままでもいいから)応答し、その際に威丈高にふるまわないこと。
それができない人達のもちだしてくる論拠なんて、劣勢であればあるほど(ココ重要)、まともに聞いてもらえない。

やっぱり最近の日本の左翼やリベラルやサヨク、
韓国や中国の当局には、決定的に欠けていると感じてしまう。

ただ、中国当局はまだいい。彼らは外交はパワーゲームだと割り切ってるみたいだし。経済成長と軍事増強してるから。
余計なことだけど、日本の左翼も、
しょせん一般人の投票なんてアテにせずに、機をみて電撃的に暴力だけで革命する、できる、それこそ望ましいと思ってるなら別ですけどね。あ、それはそれで信用されないね。

日本の左翼やリベラルやサヨクは、いままで外交や対話を重視と言ってきたんだから、このままじゃますます信用されなくなる。(たとえば、社民党の福島さんとか、朝日新聞内の左翼リベラルサヨクって、身内以外からはあきらかに逃げてる。この程度のバッシングで、外に出て相手を説得しようとしない人達が、対話と外交なんてできないよ、きっと)

とにかくその意味で、紙屋氏や松竹氏は信用できる、と感じた。

特に今回この本を読んで、松竹氏は、上の意味での危機感をかなり持っている人だなと思った。個人的にしばらく注目していきたい。

床屋政談床屋政談 2015/05/10 07:29 あんまり長くて、デスマスが途中で変わってたww

ついでに。

安倍政権も、中国や北朝鮮の当局ほどじゃないけど、そうとうていど、
パワーゲームと割り切ってると思う。

経済成長(ま、株価ね)、それから軍事増強(ま、日米安保ね)。

それに自分で勝つには、よほど賢くならないと。

まず劣勢だと自覚しよう。

サッカーでも野球でも将棋でも囲碁でも、攻められてる時こそ、相手の攻めを丁寧に受けきって、
できればその受けで観衆を魅了して自らに好意的に場を温めて、
攻めるのはそれができてから。

(紙屋氏や松竹氏にはそのポテンシャルを感じる。)

このままだと、安倍政権なんかが自滅(経済も安全保障も)したとしても、その頃には左翼リベラルサヨクは壊滅してしまっているかもと。
私はそれじゃ嫌だからさ、頼みますよひとつ。

神田川神田川 2015/05/10 08:37 右派がどんだけ朝日を叩いても ttp://newsphere.jp/politics/20141008-1/ ttp://lite-ra.com/2014/09/post-507.html ←こんなふうに見られるだけだし、右派がどんだけロビーや宣伝をしても ttp://d.hatena.ne.jp/dj19/20130131/p1 ttp://matome.naver.jp/odai/2141047269798831401 ←ことごとくオウンゴールになってしまい、かえって ttp://synodos.jp/international/13990 ←「左派」の歴史学者がエールをもらってしまうという現実…。

か 2015/05/10 15:38 繰り返さないために、TENGAを配るのはどうでしょう?とりいそぎ、ISやボコハラムにTENGAを無料で贈るのはどうでしょう?クラウドファンディングとか成立するのだろうか?

davsdavs 2015/05/10 20:25 当時、人身売買が完全に合法だったと思っている人っているんだね。

大太郎坊大太郎坊 2015/05/15 16:12 マクドゥーガル報告書を吉見氏が「否定」したかのような書き込みがあったので、そこだけ言及します
吉見氏は確かにマクドゥーガル報告書の各所に学術的見地から指摘をしましたが、次のような内容であり、それをもってマクドゥーガル報告書そのものが無意味であるとはしていません
1.慰安婦の総数については、正確な数字が算出できないこと。20万人という数字の固定化は拙速ではないかということです
2.民族別の構成はいまもって不明であること
3.生還率については根拠となる資料なし
4.年齢下限が11歳についても根拠となる資料なし
逆に言うと、次の点はあったということです
1.総数は判明しないが、相当数の女性が慰安婦として戦地に同行させられていた
2.国や民族に関わらずあらゆる女性が被害にあった
3.様々な理由で帰郷できなかった慰安婦が多数出た(兵士の証言や帰郷状況、元慰安婦達の証言などから、相当低かったとみていいとは思います)
4.少なくとも14歳という年齢が公文書にもしっかり書かれている、つまり当時の認識でも未成年を慰安婦に徴用していたということです

マクドゥーガル報告書は、そういった点を重視しつつ活用すべき、大切な資料でして、重視しすぎるのも問題ですが、軽視および無視すべき資料でもありません
なにせ日本側はすべて手弁当の研究者任せで、国内の被害についてさえろくに何も調査していないのですから

ExecutorExecutor 2015/06/07 20:50 >あと、自分自身やお仲間に耳障りな事実や指摘もまずは受けとめて、(自分とは見解が異なるとしたままでもいいから)応答し、その際に威丈高にふるまわないこと。

受け止めるも何も左派の中では常識に過ぎないことをさも新説のようにのたまわれてもねえ。

さ 2015/06/07 22:37 嘘と真実が混ざってる資料なんてまったく価値もなく信用度などゼロですよ。
仮に改めて日本政府が謝罪すればその報告書の通りと認めたことになりますので、ますます安易に謝罪など出来ません。
まず何が真実か何が嘘か虚構かを選別しコンセンサスを得なければ、日本政府は思い切ったことは出来ないし解決しません。
過大な罪を背負うことになりかねませんからね。
極左はそれが目的っぽいので信用ならないです。

diahillsdiahills 2015/06/13 01:30  21世紀の今日でも、売春は存在している。しかし、法的には存在していない。この矛盾が現実の世界である。弁護士だろうが法学博士だろうが、男ならば若い女性の性には法の建前も全く意味の無い念仏のようなものである。これが、太平洋戦争当時ならばなおさらである。したがって、違法なる個々の強姦問題は、議論するまでもなく存在しただろう。当然、連合国側もである。しかし、日本が、国家として自ら慰安婦を集める為に強制連行をしたかと言えば、それはありえない話である。何故なら、最貧国(地域)である朝鮮半島では若い女の売買は常識であったからだ。要するに、慰安婦を集めるには強制連行までする必要はない。
 今日の韓国は、サムスンやヒュンダイ等の企業が、世界で活躍している。ようやく韓国も先進国の仲間入りであるが、現実は激しい格差社会でもある。当然、その歪から生活も出来ない飢えた大多数の国民が存在している。そして、所得の低い彼女達は、まさに世界を股にかけて稼いでいる。その結果、欧米や日本でも顰蹙を買って問題化している。したがって、太平洋戦争時は従軍慰安婦の実態は、韓国人による斡旋業者による売春婦が彼女達の正体である。

水野水野 2015/06/14 12:37 個人補償をするというところに引っかかりました。
もし、個人補償をするなら、朝鮮人の慰安婦だけでなく、日本人の慰安婦にも
しなくてはおかしいですよね?
でも、当時、高給とりだった慰安婦の女性に支払うというのも、ちょっと解せない。
そして、戦地の慰安婦に補償払うなら、戦後の米軍相手の日本人売春婦の人にも支払う?
広義の強制性はあるケースが多いんではないでしょうか?
好き好んで売春するということはないよね?

水野水野 2015/06/14 12:37 個人補償をするというところに引っかかりました。
もし、個人補償をするなら、朝鮮人の慰安婦だけでなく、日本人の慰安婦にも
しなくてはおかしいですよね?
でも、当時、高給とりだった慰安婦の女性に支払うというのも、ちょっと解せない。
そして、戦地の慰安婦に補償払うなら、戦後の米軍相手の日本人売春婦の人にも支払う?
広義の強制性はあるケースが多いんではないでしょうか?
好き好んで売春するということはないよね?

badgebadgebadgebadge 2015/06/17 10:57 この本は、タイトルからして間違っている!
「慰安婦問題」は、アウシュビッツや原爆ドームの存在同様に、いかなるかたちでも「終わらせる」ことは出来ないし、終わらせてはならない。
おまけに松竹が提示する「これ」である。
ま、タイトルを一瞥しただけで、中味も推して知るべきものだと瞬時に了解したけどねw

バッジ@ネオ・トロツキストバッジ@ネオ・トロツキスト 2015/09/02 22:08 そうそう、こういう問題考える場合はね、ドイツ民族のイスラエル批判回避癖が参考になるよ!
かつてのユダヤ民族に対する悪行が、ユダヤ国家のパレスチナ抑圧への批判に腰が引けるような例。

setteringsettering 2015/09/11 00:58 >もし、個人補償をするなら、朝鮮人の慰安婦だけでなく、日本人の慰安婦にも
しなくてはおかしいですよね?

日本人慰安婦の補償に反対しているのは「補償なんてもってのほか」の連中だろ?“おかしい”が成り立つのは、補償するべきと考える人間が日本人慰安婦を除外すると主張した場合だが、脳内妄想じゃないなら具体例を出すべきだね。

>でも、当時、高給とりだった慰安婦の女性に支払うというのも、ちょっと解せない。

ほう。高給ならばたとえ性奴隷だろうと補償するのはおかしいと。スバらしい。で日本政府は、一体何に対して慰安婦に補償すべき話なのだ?薄給だった(と思われている)からか?

>そして、戦地の慰安婦に補償払うなら、戦後の米軍相手の日本人売春婦の人にも支払う?

でその日本人売春婦の人は誰に強制されたのだね。米軍か?日本政府か?

>広義の強制性はあるケースが多いんではないでしょうか?

だから何(嘲笑)?お得意の狭義ではなかった〜珍説に繋げたいわけ?

>好き好んで売春するということはないよね?

ミソジニー垂れ流しの性癖自慢は結構だから(嘲笑)。マスターベーションなら部屋で独りでやれ。
「好き好んで」を証明するための資料は本来“ある”べきなんだよ。
(あって当然。娼妓取締規則1条、2条、3条、ついでに6条)
ない(見つけられない)事、それ自体が異常だと気づけない辺りが意図的な知性の欠落。

サトぽんサトぽん 2015/09/16 05:22 朝鮮での「強制連行」の公文書ですが、あおぞら銀行(旧朝鮮銀行)の金庫には、総督府関係の焼きそこねの文書が保管されているそうです。旧満州の慰安所の名簿があると言われているところです。もうひとつ、最近、中国黒竜江省档案館が資料を公開しました。日本では、ほとんど、話題になっていませんが、旧満州の国境警察隊の隊長の業務報告の形で、1941年の関特演時の慰安婦調達の話が載っています。

「銃を突き付けてでも慰安婦を調達して来い」と言う上官命令の載った「公文書」は見つかってませんが、これは見つかると思ってる人はあまりいないでしょう。口頭で十分だからです。吉田清治が書いた「私の戦争犯罪」では、事務的に「慰安婦が必要なので送ってくれ」と言う指示があり、現場サイドで、「慰安婦狩り」を行ったことになっています。つまり、吉田の証言の真偽に関わらず、この場合も、物理的強制連行を指示している文書など、見つかりようがありません。

国家主導の「強制連行」の動かぬ証拠としては、秦郁彦氏も事実として認めている、最低三千人の朝鮮人女性を慰安婦として動員した、関特演時の官斡旋例があります。

松竹さんの本は、出ているのは知ってましたが、どういう内容の本なのかは、この記事で初めて知りました。結論から言ってしまえば、「これじゃ終わるわけねえよなあ」と言うものです。なんで、「終わらせる」などと言う断定的なものの言い方ができるか、中間派を自称する、朴裕河氏や大沼保昭氏もそうなんですが、「左派」よりもはるかに独善的な感じがしますけどね。

まあ、読んでないですけど、紙屋さん、この本を書いた人と面識おありなんでしょうし。

サトぽんサトぽん 2015/09/16 06:36 >他の論点を認めるためにも、まず朝鮮半島においては、現時点では国家主導の強制連行を示す文書的根拠がない、すなわち国家主導の強制連行は(現時点の研究では)なかった、という点をはっきり認めた方がよいのである。

以下は、秦郁彦(慰安婦と戦場の性/1999)からの抜粋です。
--------------------------------------
 さて、これら慰安婦たちを国境地帯の駅で目撃した出先の憲兵たちのなかに、関特演を機に満洲も軍専用の慰安所が誕生したと記憶する人が少なくない。その一人である本原政雄憲兵(虎頭憲兵分遣隊)は、十月頃だったか「軍特殊慰安所開設ニ関スル件通達」と題した関東軍司令部の公文書が来て、隊の話題になったと記憶する。
 主旨は、近く慰安所を開設するので、駐屯地司令部は 建設資材等の便宜供与をされたいというもので、それから間もなく、業者が書類をもって出頭、虎頭陣地の近くに五、六人を置く、「軍特殊慰安所」が開業した。
--------------------------------------
この時期、旧満州の各地で、慰安所の開設指示が出たという証言が複数あります。「軍特殊慰安所開設ニ関スル件通達」は、見つかってませんが、この時期、関東軍中央(原善四郎中佐)が一括して「朝鮮」から調達した朝鮮人女性を慰安婦として、各戦闘単位にばらまいたと言うのは確実です。

サトぽんサトぽん 2015/09/16 17:38 先ほど、立ち読みしてきました。なるほど、慰安婦問題に関する左翼のシロートが、朴裕河氏の影響を受けて書いた本なわけですね。

紙屋さんのお嫌いな、呉智英の言ってることと、たいして変わらんと言うことですかね。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20070726/130864/

本書が小学館から出たわけが納得できました。

サトぽんサトぽん 2015/09/27 00:05 何らかの反応が返ってくるかと思っていたのですが、全くないので四連続投稿になりますが、私が書いたアマゾンのレビューへのリンクを貼らせて頂きます。

別段、目新しいことが書いてあるわけではなく、ネットで丹念に記事を拾えば、分かることばかりですが、一番、手間がかからないのでね。

〇朴裕河「帝国の慰安婦」
http://www.amazon.co.jp/review/R26KWT0EF33AX1/ref=cm_aya_cmt?

大沼保昭「「慰安婦」問題とは何だったのか」
http://www.amazon.co.jp/review/RS8U42EL28JKV/ref=cm_aya_cmt?

〇吉見義明「従軍慰安婦」
左翼が強制連行を「発明」したと言うデマに対する反論
http://www.amazon.co.jp/review/RKZC0CNQNYD31/ref=cm_aya_cmt?

〇吉見義明「日本軍「慰安婦」制度とは何か」
旧満州での朝鮮人慰安婦「強制連行」に先立つ、南方戦線への「強制連行」
http://www.amazon.co.jp/review/RF6RK5AKET6MX/ref=cm_aya_cmt?

なにか反論がありましたら、上記のレビューのコメント欄でも、こちらでも構いません。可能な限り、きちんと対応させて頂きます。

kamiyakenkyujokamiyakenkyujo 2015/09/27 00:40 国家関与と国家による強制連行の違いなどご指摘の論点については松竹本の中に書かれていると考えております。納得できる事実があればぼくとしても注目するつもりでいます。

0000 2015/11/04 04:28 本気なのかプロパガンダなのかわかりませんがいまだに強制連行があったと強弁する人がいるのには驚きです。「調達しろ」がなぜ強制連行と解釈できるのか納得のいく説明ができるのでしょうか。単に募集した証拠が山ほどあるのに。
こういう決めつけはわざと(プロパガンダ)でなければ相当頭が悪いように感じます。

サトぽんサトぽん 2015/11/04 21:46 >「調達しろ」がなぜ強制連行と解釈できるのか納得のいく説明ができるのでしょうか。
私、そんなこと書いてないんで、別の方に対する発言と解釈しますが、「連行」と言う言葉に拘るなら、以下のような資料があります。

〇塩田兵団が慰安婦連行を要請した文書は割と知られている文書
http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20150410/1428689812#c


>単に募集した証拠が山ほどあるのに。
ないです(笑)。

松竹さんの本については、アマゾンにレビューを書きました。
http://www.amazon.co.jp/review/R1XLD5B7YJZB45/ref=cm_cr_dp_title?
松竹氏が右翼のプロパガンダを真に受けて例として挙げていた、金学順さんの例は、間違いなく「強制連行」ですが、説明が必要ならやりますよ。

サトぽんサトぽん 2015/11/04 22:15 説明するのもなんだかダルいので、以下のサイトを見てもらった上で、もっと説明しろと言う要望があればしますということで。産経が金さんの例を「強制連行」と記事に書いていた件ね。

http://blogs.yahoo.co.jp/kounodanwawomamoru/65177759.html
松竹さんが、金さんの例をどう本書で記述しているか。読み直して頂けると手間が省けます。

不動明王法不動明王法 2015/11/05 02:58
お待たせー
リンク張ってあったから来たんだけど、松竹本を肯定的に評価する人もいるんだね。そういう人は、山のようにデタラメが書いてある朴裕河の本にも違和感は持たないんだろうし、別の意味でデタラメが多い秦郁彦の本にも、違和感は感じないんだろうねぇ。それは結局、違和感を感じられるほど、突っ込んで探求したことが無いという事だから。朴裕河や熊谷奈緒子、この松竹本もそうだが、こうしたバッタもんの本は、今までの研究も踏まえてもおらず、今後の道筋も示していない。つまり、読んでもあんまり意味はない本である。
さすがだね、サトぽんさん。
慰安婦の徴集に際して、「あそこの横町の裏に住んでる貧乏人の娘、ちょっと可愛いから慰安婦として脅して連れて行け」という文書が造られる事は考えられない。そして当然その文書に天皇が印鑑を押したりする事もあり得ない。有り得るとしたら、具体性がなく「徴集を許可してくれ」とか「許可する」とかいう程度だろうし、方法についてその都度指示することも考えられない。ただもう「必要だから」ぐらいの文章になってしまうし、それに陸軍省の役人か場合によってはせいぜい大臣の押印がなされるぐらいだろう。敗戦後の証拠書類の大量償却がなかったとしても、最初からあり得ない文書が無いからと言って別に驚くことではない。スマラン事件でさえ「強制的に連れて行け」的な命令書の類は存在しないし、しかし強制的に連れて行かれたし、皇軍が処罰しなかったのは事実であろうし、犯行には軍人が大量に関わり軍の組織が使われていた。何よりも慰安所制度を造ったのは軍と政府である以上、責任を免れることはできない。朝鮮半島においても同様であり、皇軍兵士の性のなぐさみものにするために業者に依頼・命令したのが軍であり、その結果引き起こされた苦痛に対して、とりわけ兵站の一部であった慰安所で起こっていた事に関してはさらに大きな責任が存在しているのである。私がこのような事を述べたのは、御仏に仕える身としてあまりに多くの生命力が無意味な方向に費やされることがガマンできないからである。

サトぽんサトぽん 2015/11/05 20:33 フォローありがとうございます。まったく、同感ですね。ところで、「強制連行」の話をもっと引っ張ろうかなとも思ったんだけど、正直、バカバカしいので別の話題。秦郁彦氏によると、「左派」は強制連行を指示している文書を、必死になって探しているそうなのだが、そんなことは全然ない。

以下は、1938年3月の有名な「軍慰安所従業婦等募集に関する件」(通称副官通牒)の原本が掲載されているサイト。
http://fightforjustice.info/?page_id=2403

おさらいしておくと、「副官通牒」は、「軍が業者の乱暴な募集を止めさせた証拠だ」とか、松竹氏と仲良しらしい小林よしのり氏が言っていたようなシロモノではないと言うのは、ほとんど「左派」の常識に近い。リンク先の文章でも十分だろうが、朴裕河氏は知らなかったらしい(おそらく松竹氏も)、有名な永井和氏の論文もWEBで読める。
http://nagaikazu.la.coocan.jp/works/guniansyo.html#SEC8

副官通牒の押印欄の次官の所に注意して欲しい。当時の陸軍次官であった梅津美次郎のハンコが押されている。上の方で述べている、関特演時の慰安婦大量「調達」(「強制連行」と断じて構わないと思う)の時の、関東軍司令官は、この梅津美次郎である。

大量「調達」を推進した、原善四郎参謀は、有名な千田夏光が行ったインタビューの中で、誰に指示されたかを語っていないが、これは梅津の意向があったのは確実だろう。梅津は、日本軍の慰安所政策をその最初期から、完全に把握できる立場にあった。

もちろん、これは文書に残っていない以上、梅津が実際に原に指示したのか、現時点では推測に過ぎないが、梅津と旧満州の慰安所との関係を指摘する研究者は、実際にポツポツと現れている。旧満州が慰安所だらけであったことが確実だと分かってきたからだ。

コメント欄を占有するような形で居座るのは、こちらとしても望まないので、一旦、切りますが、いつでも出てきます。要望があればですが。

サトぽんサトぽん 2015/11/05 22:26 「梅津美治郎(誤記でした)」、「慰安所」で、ググってみたら、偶然、面白いサイトが引っ掛かったので、ちょっと補足しに出てきました。

原参謀と関特演の関係ではなく、直接に梅津と満州の慰安所の関係を指摘したもの。上の方で引用した本原憲兵の言う『「軍特殊慰安所開設ニ関スル件通達」と題した関東軍司令部の公文書』にも、きっちり梅津の印は押されていただろうから、私も断言して構わないと思う。

http://m.korea.net/japanese/NewsFocus/History/view?articleId=127829&page=1

こちらは偶然に引っ掛かったのだけど、関西ローカルでも有名な、よみうりテレビの右翼番組の文字起こし。実は私も見て、呆れたことがある。
http://d.hatena.ne.jp/abesinzou/?of=1

----------------------------------------------
久保井「えー、慰安婦というのは間違いなく実際にあったと」「それから、二者択一的にね、強制か強制でないかといろいろ言われますが、私自身調べたり、また慰安婦と名乗り出た方に話を聞くと、大体名乗り出た方は、ほとんど、騙されたと言うわけですね。そして慰安所へと。あるいは慰安所そのものでなくて軍人の部隊へ、たとえば1991年に一番最初に名乗り出た金さんの場合ですと満州ですね、そちらの部隊の方に連れて行かれてそこで慰安婦をさせられたと」

三宅「軍隊に連れて行かれた慰安婦って駐屯地の中でですか? そんなことありますか馬鹿なこと言っちゃいけませんよアナタ。いくらなんだってね、駐屯地の中で売春行為やってるなんてことありえませんよ!」

田嶋「やってるんだって! 部屋の図まであるんだから」

三宅「ウソ八百! 駐屯地の中でやったなんてことありますか!」

田嶋「あったの!」
----------------------------------------------
これは田嶋が正しい。小野田寛郎が、連隊の駐屯地の中に鉄条網で囲まれた一角に、慰安所があったことを証言しているからだ。三宅はもちろん、辛坊も橋下も宮崎も完全にアウト。

サトぽんサトぽん 2015/11/07 11:50 リンク間違い(というか)更新です。
http://d.hatena.ne.jp/abesinzou/?of=1

http://d.hatena.ne.jp/abesinzou/20081202#c

赤山赤山 2016/01/17 19:40 >>単に募集した証拠が山ほどあるのに。
>ないです(笑)。

いやいや、慰安婦募集という内容の当時の新聞もあれば広告に募集したという元慰安婦の証言もありますがな(笑)

>おさらいしておくと、「副官通牒」は、「軍が業者の乱暴な募集を止めさせた証拠だ」とか、松竹氏と仲良しらしい小林よしのり氏が言っていたようなシロモノではないと言うのは、ほとんど「左派」の常識に近い。リンク先の文章でも十分だろうが、朴裕河氏は知らなかったらしい(おそらく松竹氏も)、有名な永井和氏の論文もWEBで読める。

史料を文字通りよめばよいと思うよ。裏読みのしすぎです。
それに永井教授、おととしにその論文論破されてるし

>大量「調達」を推進した、原善四郎参謀は、有名な千田夏光が行ったインタビューの中で、誰に指示されたかを語っていないが、これは梅津の意向があったのは確実だろう。梅津は、日本軍の慰安所政策をその最初期から、完全に把握できる立場にあった。

そもそもこのインタビュー自体あまりに不審点がおおいから信頼性自体薄いんですが?
一ヶ月半いないで8000人なんて物理的に不可能。ほか二名のかたもそんな話聞いたことがないとありますし。

確信的にやっているのかねぇ、アマゾンのリンク先でもフルボッコ状態のようですし

赤山赤山 2016/01/17 19:47 00さんへ

サトぽんなる方のレビューはしばしば拝見していましたが、相手からの質問にピントをずらしての返答ばかり、都合が悪くなったらたいてい聞いていないことを返したりする方です。
そのくせ思い込みによる決め付けで断定する癖がかなり強く、意図的に引用先や質問者の主張を捻じ曲げてる節もあります。
まあ、相手にしないほうがよいです。

バッジ@ネオ・トロツキストバッジ@ネオ・トロツキスト 2016/01/17 23:33 >梅津は、日本軍の慰安所政策をその最初期から、完全に把握できる立場にあった。

その「梅津」って、たしか中将か何か、高級軍人だよね。ならば、戦後に共産党の国会議員を務めた梅津(四郎?)の伯父か何かであったはずだから、その親戚ルートを通じて共産党にはかなりの情報が入っていたと思うよね。党幹部に東大卒や国大出が多い共産党には、大学生時代に「マル経ボーイ」だった大企業幹部がカネ(カンパ)や企業情報をリークするというような、体制内部に通じる情報網もあるから侮れないんだよねw(オレも、むかしそういう財界人を何人か知っていたよ)

赤山赤山 2016/01/18 00:09 ああ、恥ずかしい。

>いやいや、慰安婦募集という内容の当時の新聞もあれば広告に募集したという元慰安婦の証言もありますがな(笑)

募集ではなく応募でした。失礼しました。後ついでに言いたいこともうちょっといっておこうかね。乱雑になりますが失礼します。

>スマラン事件でさえ「強制的に連れて行け」的な命令書の類は存在しないし、しかし強制的に連れて行かれたし、皇軍が処罰しなかったのは事実であろうし、犯行には軍人が大量に関わり軍の組織が使われていた。

これ、現場の暴走。発覚後、軍によって即座に慰安所閉鎖されております。主犯となった方もその後左遷。戦後オランダで死刑判決で決着。すでに海外で判決が下ったものを自国でやること自体ナンセンスです。

>有り得るとしたら、具体性がなく「徴集を許可してくれ」とか「許可する」とかいう程度だろうし、方法についてその都度指示することも考えられない。ただもう「必要だから」ぐらいの文章になってしまうし、それに陸軍省の役人か場合によってはせいぜい大臣の押印がなされるぐらいだろう。

あのね、慰安婦を実際に連行するのなら、連行する兵隊さんの人件費やらトラックのガソリン代、列車や船で移動するのなら運搬費がかかるわけでして、その費用はいったいどこからおりるんですかねぇ?その書類も作成しなかったとでもいうので?

>大量「調達」を推進した、原善四郎参謀は、有名な千田夏光が行ったインタビューの中で、誰に指示されたかを語っていないが、これは梅津の意向があったのは確実だろう。梅津は、日本軍の慰安所政策をその最初期から、完全に把握できる立場にあった。

話を聞いたことが無いと証言した方二名、その原氏より上の階級の方なんですがね。
一課の責任者を通さずに参謀にしか話をしない理由なんてあるんですかね?
それにだね、組織である以上上の人間に報告しないという方がおかしいんだが?

>三宅はもちろん、辛坊も橋下も宮崎も完全にアウト。

そこの引用には辛坊も橋下も宮崎の名前すらでておりませんなぁ。

サトぽんサトぽん 2016/01/22 00:22 あれま。知らぬ間に、レスが沢山。

>確信的にやっているのかねぇ、アマゾンのリンク先でもフルボッコ状態のようですし

多分、私が貼ったレビューのリンクについてるコメントのことなんだろうけど
http://www.amazon.co.jp/review/R1XLD5B7YJZB45/ref=cm_cr_dp_title?

ここで私のレビューにコメントしてる、Amazon カスタマーさんというのは、i名義でさんざん他人のレビューに無内容な連続コメントをつけ、ネット右翼に甘いことで有名なアマゾンさんに削除されまくったあげく、多重ハンドルによる同一の書籍に対する複数レビューの投稿を始めた、有名な人なのでね。

例えば、以下のレビューで、コメント削除されまくってるのは同一の方。
http://www.amazon.co.jp/review/R3V6VL17GTZ8LO/ref=cm_cd_pg_pg1?

慰安婦関係の本なんか読んだこともないし、読む必要も認めないと言う猛者の方で、とても、私の敵う相手ではないので、放っておいてるだけですな。

と、そういや、こちらではまだ宣伝してませんでしたが、旧満州の慰安所の資料を集める目的で、サイトを開設してます。
http://www.geocities.jp/satohpone/

赤山さんも読んでね( *´艸`)。

サトぽんサトぽん 2016/01/22 00:46 おすすめはこれ。原善四郎氏と彼が課長職にあった参謀四課の阿片取引の話ね。直リン貼っておきます。

http://www.geocities.jp/satohpone/manchu/sol_test.html#furumi

赤山赤山 2016/02/07 13:54 ああ、完全に勘違いしていますね。

あの荒らし紛いのコメントじゃなくて評価の方。

特に他の方とのやりとりをしたレビューのコメント欄に至っては大量に「いいえ」をもらっているからフルボッコ状態じゃないですかといっているんですが。
私もたまに書きますが、あそこまで大量に「参考にならない」をもらう方見たこともありません。

だれもあのコピペの称賛などしておりませんし、称賛するような内容を書いた覚えもありません。

サトぽんサトぽん 2016/02/07 18:50 アマゾンのレビューってのは、ネット右翼の方々の巣窟なのでね。コメント返してくれりゃいのにと思うのだが、評価の程度によってコメントが隠されるという「実利」があるので、せっせせっせと、皆さんポチっとボタン押すわけだ。

知り合いの中には、私のレビューのコメントもちゃんと読んでくれる人が多く、有難い話だと思うのだが、そういう、お猿さんのような「行為」を意味があると思ってる人はいないのでね。

ほんで、アマゾンの管理者の削除方針の偏っていることは、もはや誰の目にも明らか。さすがに腹が立ってきたので、リンクを順々に辿っていけば、ここ数年、延々と続いてきたことだと分かる検証ページを作っている。
、http://www.geocities.jp/satohpone/amazon_delete.html

ま、別にアマゾンレビューがうんこ右翼の巣窟とか、どうでもいい話で、関特演関係の新情報が判明したことを、私のサイトで書いたので、今回はその宣伝。

なぜ加藤正夫=西岡力氏は、原善四郎氏が関東軍第三課に在籍していた事実を隠した論文を書いたのか
http://www.geocities.jp/satohpone/senda/nishioka_2.html

平成史の謎「村上元曹長の手記」
http://www.geocities.jp/satohpone/senda/murakami.html

村上元曹長の証言は、完全な事実だろうな。これ、ある方からメールで情報頂いて分かったんだが、サイト開設してよかったとホントに思った。赤山くんとのやりとりとか、死ぬほどどうでもいい話なんだよな(笑)。

まあ、ヒマなので、今回はレスしたけどね。

サトぽんサトぽん 2016/02/07 19:03 どうでもいいことの補足ね。

>確信的にやっているのかねぇ、アマゾンのリンク先でもフルボッコ状態のようですし

リンク先というのは、松竹氏本の私のレビューに直接リンク貼ったもの(以下)
http://www.amazon.co.jp/review/R1XLD5B7YJZB45/ref=cm_cr_dp_title?
他のレビューのコメントのことと強弁するのは、無理がありますな。ここで、「参考にならん」とポチっと押してるのは、「i」氏以外おらんですしね。

従って、次の記事中の赤山氏に関する記述はそのままとします。
http://www.geocities.jp/satohpone/amazon_delete.html

小鳥遊小鳥遊 2016/02/26 17:18 ああ、問題の「解決」を「直接の被害者が納得するかどうか」ではなく、「日韓政府の手打ち」と定義しているのか、だから「挺対協に引きずられてはいけない」とかが出てくると、、そもそも問題の認識レベルで根本的にずれていると、そして何故かそれを「現実的な態度」と思っていると、、被害者置き去りのヤクザ同士の手打ちに何の意味があるのやら、、なんにしろ現実的ゴッコするために挺対協が無茶な要求してるようなミスリードは良くありませんよね。しかし、日本の政治家の否定言説が韓国の反発を招いてる最大の要因で、「アジア女性基金」理事の大沼氏も、ア女性基金は「侵略性を認めようとしない自民党多数派の歴史観の根深さ、「慰安婦」問題で謝罪することへの反発の強さ」故の妥協の産物、て言っているや、ア女性基金は民間主導という体をとったおかげで無駄に費用がかかっている事や、年間何百億も歴史戦のロビー活動に予算付けてる事をガン無視しすると、日本政府が公的謝罪賠償できないのか?それをするとキリがなくなり国家財政が持たない、とかオモシロイこと考えてしまうのでしょうね。まあ日本政府が歴史捏造の極右という事実を見ずに周りぐるぐる回ってるとどんどん無理が出てくるんでしょうね

不動明王法不動明王法 2016/07/14 23:43 >>いやいや、慰安婦募集という内容の当時の新聞もあれば広告に募集したという元慰安婦の証言もありますがな(笑)

募集ではなく応募でした。失礼しました。後ついでに言いたいこともうちょっといっておこうかね。乱雑になりますが失礼します。<<

いや、「新聞もあれば広告に募集したという元慰安婦の証言」なんてものは、一つも無いけど。
「ある」というのなら、そう証言した人の具体的な名前を出しなさいよ。

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