本家からのコピーです、大好きな「猟奇的な彼女」のまとめです。

私の大好きな韓国映画に「猟奇的な彼女」があります。韓国のラブコメの原点と言っても良いかもしれません。笑って、胸がキューとなって、泣いて、最後は幸せな気分で終わる。このパターンのドラマです。この流れはホン姉妹によって正しく引き継がれ、「マイガール」「ファンタスティックカップル」「美男ですね」「僕の彼女は九尾狐」などの傑作となって現れています。
この映画、もう10回は見たと思います。若々しいチャ・テヒョンチョン・ジヒョンがほんとフレッシュでさわやかです。賛否両論、評価が激しく分かれる作品ですがこの映画のおもしろさがわからないのはちょっともったいないです。だまされたと思って3回見てください。



猟奇的な彼女を見ました。結構有名な映画だったのですがなぜか機会がなくやっと見れました。

独特な空気感というか何か変わった雰囲気を感じました。2002年の映画と言うことで10年前です。

映像はドタバタのラブコメです、でも何かが違う、ヒロインの頭の傾け方、目の表情、意味のないような台詞、きつい台詞(ぶっ殺すぞ)(死にたい)、でもこれらの裏に何かあるように見せるやり方がうまいです

それを優しく受け止め、なんとかその心の奥にある悲しみを慰めてあげようとするけなげな男の子、ほかっておこうと思ってもどうしてもヒロインを受け止めてしまう優しい心根を持った男の子をチャ・テヒョンが愛嬌たっぷりに演じています。そんな男の子を振り回してしまい、いけないことだと解っていながらもまた甘えてしまう自分が心苦しいヒロイン、そんな葛藤を淡々とラブコメのドタバタに隠して見る人に伝えてきます。特に前半戦の最後、脱走兵に男の子が人質とらえられてそれを助けるためにヒロインが愛について脱走兵に語るシーン、なんかすごくいいです。

また、一番胸がキューと締め付けられたのがヒロインのお見合いの席になぜか呼び出され同席させられてしまう男の子、まさに猟奇的(あり得ない、変わっていると言う意味らしいです)で普通ならやりきれなくて黙って立ち去るところなのに相手の男に彼女のことを色々教えてあげて、彼女を守る10箇条なんかを語っちゃたりするんです、彼女のために自分のプライドまで捨てて彼女の幸せを思ってくれる、そんな男の子の心に気がついたとき彼女が本当の自分の気持ちに気づいて我を忘れて男の子を追いかけていくところ、泣きました。

これで二人はうまくいくのかなと思ったのにヒロインの心の傷は思いのほか大きくどんなに男の子が慰めても、心も彼を好きと思っていても、彼女は過去を忘れて立ち直ることができない、それで男の子に向かって山の頂上で聞こえるはずも無いけど涙を流しながら叫んで謝るヒロイン。この場面も良かったです。

タイムカプセルの中の手紙のエピソードも良かった。

心にしみることばもあります。思い出の木の下でおじいさんのいったことば「運命は努力した人に偶然という橋を架けてくれる」、男の子は一生懸命努力してましたね。

ラストはほんとに偶然という橋が架かってハッピーエンドでした。

満足度122.3%、お気楽に見て、心温かくなれるいい映画でした。

連続ドラマを見ていると映画の話の進み方は早くてなかなかついて行けなくて、もっとじっくり人物などを描いてほしいなと思ったりするのですがちょっとした仕草や、台詞からその人を想像するのも映画の楽しみかなとこの映画を見て思いました。

でも、16話ぐらいで2012年度版「猟奇的な彼女」作ってくれないかなと思います。日本の草薙さんと田中さんのドラマはあまりにも日本的になっていて軽さがなかったから、軽くて、楽しくて、それでいて心にしみて、暖かいそんなドラマ見てみたいです。僕の好きな(明日に向かってハイキック)みたいなドラマになったら良いのになと思っています。

また明日続きがあります。