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嘉村の「人創り問答」 RSSフィード

2017-01-07

オープンイノベーションを加速しよう!

新年、明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします

年末年始は気持ちの良い好天の中、
家族とゆっくり過ごすことができました

そして仕事始め
じっくり時間をかけ、今後の事業展開、中期ビジョンや
注力領域についても意見交換しました

その中で改めて感じたのは教育の重要性です
少子化による長期人口減少が避けられない日本
労働人口も確実に減少していきます

国力を維持・拡大できるかどうかの鍵は、
国民一人ひとりの「生産性」にかかっています

労働生産性 社会人一人ひとりの創造価値、稼ぎ
・教育生産性 投入単位あたりの教育効果
・福祉生産性 対象者一人あたりの育児・介護負担低減

つまり、機械化、IT化では代替できない仕事で
価値を生み出せる人の比率を上げていけるかどうか
 ・対人サービス ・創造的な仕事 ・課題解決型の仕事

大転換期にある日本の教育
創造性や課題解決力の発揮が求められるのは、まず、
我々社会人です。心して挑まねばなりません。

同時に、未来を創る子供たちに、その素地を培う教育を
実践する重要性、必要性を再認識しました

では、この国家的要請である21世紀型教育への転換を
加速していくために何が大事か
私は、“オープンイノベーション”をあげます

産業界でもオープンイノベーションの重要性は共通認識に
なりつつあります
世界NO.1であるトヨタ自動車でさえ、自前主義を捨てて
ベンチャー企業とのコラボレーションに動く時代です
自前の経営資源だけで独自価値を生み出すことは至難

学校におけるオープンイノベーションの重要性は何か
2点あると考えます

1点は産業界と同じく独自の教育価値の創造のため、
自前の経営資源の限界を超えていくこと

2点目は、殻(現状維持)に閉じこもりがちな体質の転換

そもそもイノベーションは異質な者同士が触れ合い、
反応し、刺激し合い、融合して生まれるもの
多様性のある環境でこそ、新たなアイディアが生まれます

本来、子供、若者はもちろん、すべての人に未知のもの、
異質な者への好奇心、探求心はあるのだと思います
その本性を解き放つ機会や働きかけを学校をあげて増やす

もちろん、ただ交流すればいい、ということではありません
接触・交流・融合によって何を創り出すか
構想をもって取り組んでいただきたいと思います

私自身も、オープンイノベーションに挑み、加速する
1年にしたいと考えています
さぁ、始めましょう!

2016-12-07

生徒に多様な活動を促す入試の実現へ

12月に入りました
関西担当になってからは毎年、近所で神戸ルミナリエが
始まると、今年も残りわずかと実感します

関西は、年が明ければすぐに中学入試
同時期にセンター入試

将来の日本全体の人創りにも大きな影響をもつであろう
大学入試改革の動向が、改めて気になります

時々出る新聞記事などを読むと、
記述式問題をどうするか、といった一部分の方法論ばかり
本来めざしていた姿が希薄化していないか、心配です

モデルといわれた米国有力大学のAO型入試

共通テストSATの得点が一定水準を超えていれば、
高校時代の成績や課外活動の実績、志望動機の小論文、
面接で、多面的に手間をかけて選考・選抜する入試

その本質は、個々の生徒の高校3年間の学習、活動全体を
対象として、当該大学に、さらには社会への貢献が
期待できる人物かどうかを総合的に評価する点にあります

MITのような最有力大学の場合、専門の入試担当職員が
半年かけて出願書類を読み込み、吟味し、議論を重ね、
合否を決めるそうです

同じようなタイプの優等生を集めるだけなら、そこまで
手間をかける必要はないかも知れませんが、
様々な経験、才能を持った多様な人材を集めるための投資です

本来めざした姿を実現するには何が必要でしょうか

大学サイドでは新たな共通テストの確立、選抜方法の設計、
求める学生像を認識し、選考スキルを身につけた入試担当職員
の確保も必要でしょう

でも一番大切なのは、高校3年間(中高6年間)の学習、
様々な刺激的な体験、学校外の方々との接点や交流、共創経験
の蓄積を促す中高教育活動の充実です

どの国にも負けない探究心、学習意欲、そして志をもった
熱い大学生を創る、中高教育の真価が問われる時代の到来です
皆さん、ウォーミングアップはもう済んでいますか?