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嘉村の「人創り問答」 RSSフィード

2016-08-11

教師の役割とワークスタイル革新

リオオリンピックが盛り上がる中、
日本選手の活躍を見るとやはり嬉しくなります

その活躍を思い出しつつ、お盆休みの時期でもあり、
今日はじっくり考える日にしました

世界レベルに挑む若い選手たちの集中力や
セルフマネジメント力には、目を見張るものがあります
20才そこそこの若者がこの力を身につけるために、
どれだけの努力、修練を積み上げたのでしょうか

未来を生きる子どもたち皆が、こういう力を獲得できれば、
多少の社会変化など、恐れるに足りないでしょう
我々が注目する、“社会をタフに生き抜く力”だと思います

ここまでのレベルに達するのは容易でないにしても、
自ら課題に挑み、解決する主体性、協働性、思考力、対話力や
行動力などの力の素地を獲得してほしい

今やどの学校も、そう考えて動き出しています
そのために、1番大切なものは何か
私はやはり、各校マネジメント力が鍵だと考えます

マネジメントの対象は、主に以下の3領域
・教学
・校務運営
・採用と人材育成
中核を担うのは当然、管理職とリーダー層です

そして、それらの取り組みはつまるところ、
教師の役割とワークスタイル革新に帰結すると思われます

社会の要請に応え、アクティブラーニングなどの新しい教育を
本格的に展開するには、教育の体制そのものを見直す必要がある

大学がまさにその局面ですが、答申や学習指導要領の方向性を読むと、
小中高も同様です
従来通りの教育活動の延長では、新しい教育成果は生まれません

「教師がいかに教えるか」から、「いかに生徒を自己成長に導くか」へ

教職員一人ひとりの目的意識はもちろん、教育活動全体の再設計と
組織体制、業務分担、学外を含む人材配置、採用と育成、更には、
教師個々の時間の使い方も一新する必要があるでしょう

学校のマネジメント支援を主なミッションとする私たち
コアネットにとっても、新たな挑戦がはじまります
私自身も初心にかえり、集中力を高めて準備を進めます

2016-07-24

議論の生産性を上げよう!

中学校、高校が夏休みに入り、打ち合わせに伺うと、
スポーツに励む元気な部活の生徒さんを見かけます
部活ざんまいだった中高時代を思い出し、懐かしさを感じました

さて今回は、先日、ある関東の私立大学でチームビルディングを
テーマにした職員研修を担当する中で感じたことを書きます
対象者は各職場のリーダーである課長職、約30名。

題材として取り上げたある私大理事長の言葉をお借りすると、
「私立大学は既に過剰。近い将来、半分程度に淘汰される…」
18歳人口が減少に転じる、いわゆる2018年問題の顕在化を目前に控え、
どの私立大学も教育内容はもちろん、入試・広報、学生支援、就職支援、
各種連携活動などをいかに充実させるか、人材育成にも力が入ります

5名程度のグループに分かれ、課長一人ひとりの職場の問題点の共有、
解決シナリオの議論に、じっくり取り組んでいただきました

そこで話題にしたことの一つが議論の生産性
日本の弱点として度々指摘されていることの一つが生産性の低さ
特にいわゆるホワイトカラー人材の働きが乏しいといわれます

この点は私自身も自覚しているのですが、講師ですので、
自身のことは棚に上げて、皆さんに働きかけます

「全員が順番に議論のファシリテーターを務めてください」
「タイムマネジメントもお願いします」

さらに一人目の職場の議論終わり、二人目の議論に入る時、
「各グループ、ホワイトボードを使用してください」

ホワイトボードの使用は、以下のような効果があります
・論点の可視化 ✳︎議論への集中
・キーワードの記録、一覧化
・一部に偏らない網羅的な議論の実現 など

中には、使い方を工夫し、
・現状 → めざす姿/目的
を上段に書き、ゴールを明確にして議論に入る
グループもありました

論点の明確化、判断軸の設定、時系列の整理などが実現し、
格段に議論の生産性が高まったと
感じるグループが生まれ、収穫でした

少しの工夫の例ですが、1つずつ積み重ね、収穫を皆で
共有・実践していくことで、議論においても
“1+1+1=3以上” が実現し、生産性に寄与すると思います

中高の先生との打ち合わせでは、会議室にホワイトボード
が見あたらない学校は、未だ少なくありません
議論の生産性向上の余地が、たっぷりありそうです

課題解決の議論は尽きません
参加者の貴重な時間を使うのですから、目的とゴールを
明確にして、実のある効果的な議論にしていきましょう