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嘉村の「人創り問答」 RSSフィード

2016-05-10

輝くアスリートの研究

好天に恵まれた連休が終わり、もう5月も半ば
学校に伺うと、行事の練習でしょうか、
生徒の皆さんの元気な声が聞こえてきます

本日は、ある大阪の学校で校長先生とお話しながら
考えたことをお伝えします

その学校はスポーツのクラブ活動が盛んで、
バレーボール、新体操など、全国クラスの活躍を
する生徒が何人もいます

社会で活躍する人たちがもつ魅力は、力は?
という話の流れで、聞いてみました

スポーツニュースなどでは、高校生でオリンピックに出る選手でも、
普段の様子は同級生たちと変わらないようにも見えます
実際はどうですか?

校長先生の答えは、
・本当にスポーツができる子は、頭もいい
勉強ができる、のではなく、回転がはやい
・セルフマネジメントがしっかりしている
・素直さ、集中力、忍耐力…

確かに、イチローなど一流の選手のインタビューを
聞いていると、運動能力だけでトップクラスには
なれないんだと、感じます

音楽家でも、ビジネスなど他の世界でも同じ
そこで考えました

全員がトップアスリートにはなれない
でも、彼らがもつ資質を小中高で身につけられるよう、
環境をつくり、機会をつくることはできる

凡人であっても、
あの人はいいな、何か魅力がある、将来性を感じる
どうせなら、こういう人を採用したい、付き合いたい

そういう人を育てるのは、
勉強ばかりでなく、スポーツばかりでもない
真の文武両道の教育です

トップアスリートがもつ魅力、力を研究し、
すべての生徒が身につけられるようまぶしていく
この学校ならではの21世紀型教育ができそうです

どの私学も競って研究開発に挑み、
独自教育の魅力で選び、選ばれる存在へ
多様な選択肢が生まれる可能性を感じました

ただし、自前主義にこだわり過ぎると、
可能性を狭めます
ぜひ共同研究に挑戦させてください!

2016-04-10

“揺さぶる”ステップ

関西、関東では、桜の季節が足早に過ぎ、
今週は多くの学校で始業式、入学式が開かれました

可能性無限大の元気な新入生たちを迎え、先生方も、
どうやって一人1人の子供たちの可能性を開花させるか、
アイディアを膨らませていらっしゃるでしょう

本日は、この可能性の拓き方について考えたことを
お伝えします

ところで、思い返すと1カ月ほど前、卒業生たちが
それぞれの進路に旅立ちました
その卒業生たちも6年前、3年前には中学や高校の新入生
全員が可能性を開花させて旅立ったのでしょうか
春は、生徒だけでなく、学校にとっても新たな挑戦の季節

変革期にある学校教育で、改めて考える力の大切さが
強調され、アクティブラーニングに本腰を入れる学校が
増えていることはご承知の通りです

もちろん、考えるためには、一定の知識修得が必要
考えること自体も、そのアウトプットが伴わなければ、
深まりや、他者との対話を通じた刺激や活性化がおきません

インプットー思考ーアウトプット をセットで組み込む
ことがスタンダードになります

ここからが勝負です
むやみにインプットを重ねるのは、従来の一方通行型の
再現に陥りそうです。
積極性、主体性の芽を摘みたくはありません
ではどうするか

私は、インプットの前に、“揺さぶる”ステップが
あればいいと考えています

何を“揺さぶる”のか?
世界観です
今まで知らなかった、自分とは無関係だと感じていた
世界を知り、未体験ゾーンで、視界が広がり、視点が変わり、
刺激を受けて初めての感情、疑問、想いが生まれる

自分と同じ年の子供たちが、異国ではどう生き、
死んでいるのか
世界には最も優れた人たちでも何年も解決できない
難問があり、それに挑む人たち、子供たちがいること
そして、意志があれば自分もそれに加われること

子供たちが生きる、グローバル化が更に進む近未来では、
自分主義、自国主義は通用しません

世の中のことに関心をもち、考え、対話し、一人では
進まない物事を進めていく姿勢、行動がスタンダードになる
そのためには英語も必要。「だから学ぶんだ」と気づく…

明日からの授業、プログラム、行事で、新入生たちは
どんな“揺らぎ”に遭遇するのでしょうか