Rubyには極めて強力なデータ構造としてハッシュが実装されている。
ハッシュは連想配列、または辞書と呼ばれる。
ハッシュは対になるデータ間の対応付けの集まりであり、通常は参照テーブルや、インデックスが整数で無くても構わない一種の汎用の配列として利用される。
それぞれのハッシュは、Hashクラスのインスタンスである。
ハッシュ定数は通常、個々のキーと値を「=>」記号で区切り、中括弧で囲んで表示される。
キーには、そのキーに対応する値が格納されており、配列のインデックスの様に利用することが可能。
キー及びキーに対応している値の型に制限は無い。
{1=>1, 2=>4, 3=>9, 4=>16, 5=>25, 6=>36} {"cat"=>"cats", "ox"=>"oxen", "becterium"=>"bacteria"} {"hydrogen"=>1, "helium"=>2, "carbon"=>12} {"odds"=>[1,3,5,7], "evens"=>[2,4,6,8]} {"foo"=>123, [4,5,6]=>"My Array", "Jenny"=>"987-1234"}
ハッシュ変数の中身には、配列に使うのと実質的に同じ角括弧を使ってアクセスする。
print phone_numbers["Jenny"] plurals["octopus"] = "octopuses"
配列とハッシュには、それぞれに多くのメリットが関連付けられている。
これらのメソッドを通じて、配列とハッシュを本格的に利用する事が出来る。