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カナかな団首領の自転車置き場

2007-04-29 にちようび

ここで改行ったら改行 23:23

私は、引用の際に、改行位置を改変し、適宜句読点を追加したりします。まあ、改行位置に、それほど重要な情報や意味が無いと考えているからですが。ただ、物書きの人の中には、改行位置や、「間」(所謂ストリクターにとっては、たんなるスタイルシートのマージンでしかないんだけど)には、大いに意味があり、それはデータとしても伝えられるべきである、と考えている人が多く存在(かのOYAJI氏もそうだったり)します。

また、

日本語においては意味段落(いみだんらく)と形式段落(けいしきだんらく)が存在する。意味段落はその段落がひとつの意味を持った塊であることを示し、形式段落はその段落がその意味を表す段落のすべてではないが表記上段落にしている場合を示す。通常は複数の形式段落をまとめて意味段落とする。

段落の表記方法は改行後に1文字字下げを行うことが一般的である。ただし、形式段落と意味段落の混ざった文章においては行間をあけたり、罫線を入れたりすることもある。

段落 - Wikipedia

上記のような観点から、意味段落を P 要素で括り、形式段落は br 要素で分けるべきなんぢゃないかという意見もありました。(まあ、意味段落には、div を使えよ、って気もしますけど、ソコはソレ、ストリクトな精神が許さないんでしょうね。)

で、現状の p 要素や hr、br 要素に不満を抱いてたりするわけですが、それでもともかく、改行位置を表すには、br 要素を使わざるを得ないことになっています。

扨。

br 要素、嫌われたものです。それでもなんでも、仕様書に記載されているわけで、もうこうなると、使う使わないは神学論争の域に達するわけで、信者でない方は、ご自由にお使いください、です。

で、まあ、「改行多用派」にとって、恩恵をもたらすんぢゃないかということで、徳保タンが、CSS2.1 の white-space : pre-line ; を薦めているわけですが、残念ながら【はてなブックマーク - br 要素問題は CSS2.1 で解決か!?】で id:kits、北村曉氏が HTML要素の問題はスタイルシートとは関係無いのでは と述べているように、その「改行」に情報・意味を持たせたい作者にとっては、解決策たらないのではないかという気がします。

もっとも、br 要素は視覚整形の物理要素である、と考える方からは、この解決策は素晴らしいモノとなることでしょう。まあ、見た目がそうなるんなら、いいやという「改行多用派」も多いだろうとは思いますけど。

line 要素みたいなモノが、真の解決策なのかもしれませんが、まあ、しばらくは br 要素は、信者の論争のネタとして生き長らえることでしょう。

徳保隆夫徳保隆夫 2007/04/30 15:02 HTML 文書の各要素を装飾するのがスタイルシートの役目だと私は考えています。だから white-space:pre; の存在(これは IE6 でも実装されています)を知ったとき、アレッ!? と思ったのです。ソース上の改行なんてものを見た目に反映してしまっていいのか、と。要素としてマークアップするほどのことではないが、無意味でもない改行は、ソース上の改行として表現しておけばいい、ということか……。ちょうどこれって、ブロックレベル要素を区切るほどではないが云々という br 要素の位置づけに近いのではないかなあ、と思うわけです。line 要素で XHTML2 の議論がまとまらなかったのは、大袈裟すぎる仕様だからではないでしょうか。ブロックレベル要素中の改行って、それほどのものか、と。
あと現実問題として、その場の気分で2行開けにしたり3行開けにしたりできる br 要素の気軽さは、line 要素+class 属性では実現できず、white-space:pre-line; の方がずっと使い勝手がいいはずです。エディタの実装もずっと楽。「ソース上の改行を W3C は無意味と考えていない」という解釈で八方丸く収まると私は思います。

kana-kana_ceokana-kana_ceo 2007/04/30 16:28 br 要素は、情報を「データ」として、どう扱うかという根本的な部分に迫る問題なんていうと大げさだけど。

作者が利用者に情報を伝えることを念頭において文書を作成する場合、HTML 等マーク付け言語においても、作者のスタイルシートを通さずに利用することは、エントロピーの増大を招くのではないか、という懸念がある。という立場で語るなら、たしかにwhite-space:pre-line; での解決策は有効であると言えよう。

つまり、「赤くしたいから、赤くする。大きくしたいから、大きくする」という原初的欲求の含まれる創作活動において、文書の論理構造のみを表す HTML 等のマーク付け言語だけを利用させるのは、情報の欠落を招き、大いに作者の意思の流通を阻害するものである。故に、制作者 CSS などを通して、利用されるべきであり、ユーザスタイルシート等を使用しての、リソースの利用は、作者の伝達したい情報が、不完全にしか伝達されないという認識で行われるべきである。

という認識の元、完全な情報を求めるのなら、HTML 文書は CSS とセットで利用すること、を前提にする場合、white-space:pre-line; は、とっても好い解決策になりそうだと思います。

扨、ここで、元に戻る。

現状、HTML4.01 や XHTML1.0 等において、br 要素は存在する。そして、改行多用派にとっては、重宝するものとなっている。では、そのまま使えば好いんぢゃないか、ということになる。

まあ、話の発端は、何故か、br 要素が嫌いな人が居て、br 要素を排除したい人も W3C の中には居るらしいので、CSS2.1 の white-space:pre-line; とか、どうよ、という話なので、ソレはソレで好いように思うわけですが。

しかし、なんで br 要素は嫌われるかなあ。なんか、「データ」として扱う際に余計な手間をかけさせるモノなので、排除したい、とか信者っぽくない理由があるのかなあ。あれば知りたいなあ。

とにかく、br 要素は鬼子です。としか言い様が無い。

kana-kana_ceokana-kana_ceo 2007/04/30 16:45 あ、ごめん。ちょっと読み違えてた。

white-space:pre; や white-space:pre-line; の存在は、ソース上の改行に、意味を持たせていると解釈できるから、わざわざ br 要素を使って明示しなくても好いんぢゃないかという話でもあるのね。

つまり、改行多用派は、本来 br 要素をマーク付けするトコロ以外では、改行せずにソースを書けば、十分エントロピーの増大を招かずに、情報を伝達できるようになるんぢゃまいか、というコトか。

ふーむ、なるほど。ソレはソレで正論だなあ。

しかし、アレ【何】です。

この後、勧告される仕様から、br 要素が無くなったとして、現在仕様に有る br 要素が使えなくなるわけではないから、古い DTD を採用する理由となる上に、所謂ストリクターにとっては、神学論争のネタたりえて、色々とナニですね。

徳保隆夫徳保隆夫 2007/04/30 18:24 pre-line は CSS2.1 対応ブラウザの普及後、ブログみたいな、一般人が情報を入出力するツールの設計者にとっては、常識となっていくような気がします。新しい HTML が不人気でも関係ないと思う。入力された情報をそのまま出力しても、多くの人にとって納得の行く見た目になるわけですから、設計者的には、これを使って少しでも楽をしたいと考えるのではないかと。
HTML4 は現役なのに font 要素は忘れ去られようとしています。CSS の力で br 要素も存在感を失っていくかもしれませんよ。イマドキ font 要素がストリクター(カタカナ語)の議論のテーマにならないように、br 要素もフェードアウトしていくかも?

kana-kana_ceokana-kana_ceo 2007/04/30 18:55 うーん、そうかも。

kana-kana_ceokana-kana_ceo 2007/04/30 19:00 まあ、そうなったら、br 要素使いまくって、改行しまくって、信者に絡むことにしやう。

三宅三宅 2007/05/01 18:16 >信者に絡むことにしやう。

正かな遣いでも現代仮名遣いでも「〜しよう」が正しいようです。ただし「信者が一般人に絡むのは仕様がない」と書いた場合は、正かな遣いでは「しやう」になるようです。

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