大阪、行ってきました! ②

今日も、暑いというより、「熱い!」って言いたい一日でした。
こんなに暑い日が続くの、あまり記憶にありません。
大阪も暑かったけれど、冷房が整っています。
職場は、全部が冷房というわけではないので、
この暑さは、さすがの私でも堪えますね。
お風呂上りに少し冷房を入れるのが、この夏の私の
ささやかな喜びのひとつになっています。


さて、「第14回川柳展望全国大会」です。
画像は、会場の様子。
書き垂れ(ふんどしともいうそうです)と呼ばれる
題と選者名を書いた長い紙がないのが
ほかとはちょっと違いますね。

席題は「声」。宿題は九題。各二句ずつ
合わせて二十句の提出になります。
会場をを見回すと、知ったお顔もちらほら見受けられますが、
まずは、作句です。締切ぎりぎりになんとか全部出句。
そして、選者室へ。
私が一番最後で、ほかの選者さんたちは、既に昼食を
済ませていらっしゃいました。


画像は、そのお昼のお弁当。
でも、まずは、選句。参加者が165名ですので、単純に計算しても
330句になります。句箋がずしりと重かったです。
私の題は「刑」。抜句数は自由ですが、秀句二句を選ぶ
決まりがあります。一句一句に集中して、気がつくと、
選者室は、私だけになっていました。
急いで、お弁当を食べて会場へ。
プログラムは、「展望賞」大賞受賞者の自作の朗読の真っ最中。
大賞は三村舞さん。相変わらずの綺麗な張りのあるお声でした。
準賞は、新家完司さん、荻原鹿声さん。
今回の大会は、もうひとつ受賞式がありました。
「現代川柳大賞」です。そちらは、大賞が荻原鹿声さん。
準賞は、石橋芳山さん、安黒登貴枝さんです。
表彰の次は「お話」。
今回は「川柳マガジンが見た10年」と題して、新葉館出版代表の
松岡恭子さんのお話です。
川柳総合雑誌「オール川柳」が無くなってから十年が経つんですね。


そして、披講です。
それぞれの選者の個性というか、持ち味で進んでいきます。
全体に、笑いと共感度の高い句が多かった印象があります。
私の披講も、無事、終わることができました。
ともかく、作者の意図をできるだけくみ取り、それを声に
乗せることだけを念じての披講を心がけました。
いい句をありがとうございました、の気持ちでいっぱいの
披講でした。
終わったあとで、初対面の方から、「みずみずしい選だった」と言って
いただいたりしました。とても、嬉しかったです。
講評では、荻原鹿声さんが、「もっとメタファーのある句があっても
いいのではないか」とおっしゃっていらしたのが、心に残りました。

画像は、懇親会であこがれの森中惠美子さんとのショットです。
真ん中が惠美子さん、向かって右は、石橋芳山さんです。
ぼやけているのはご愛嬌としてください(笑)。
あと、懇親会では、杉山太郎さんとひとり静さんにも
お会いしました。
お二人とも、「現代川柳大賞」の佳作を受賞なさいました。

懇親会終了後は、いつものように夢草先生の部屋に集合。
自己紹介ほかの、にぎやかなひとときを過ごしました。


明日は、大阪三日目の充実した時間のお話です。




交番の裏ビッシリにけしの華   玉

のうぜん花駅を見下ろす墓地がある   かなえ