今日は、久しぶりにすっきり晴れ渡り、体にお日様がしみじみと
暖かさを染みこませてくれました。
本当にご無沙汰しました。
ともかく仕事のめちゃくちゃに忙しい毎日でした。
でも、やっと一段落。
ということで、もう、6月なんですね。
まず、お詫びです。
すみません。お約束の玉さんの表紙絵、
先月で、もう手持ちのものが品切れとなりました。
なので今月からはもう「お約束」はなくなってしまいました。
これから玉さんがまた描いてくれたら、載せるつもりですので、
どうかその時までお待ちください。
玉さんファンの方々、本当に申しわけありません。
いつか、また、ですね。
さて、今日の最初の画像、何だかおわかりですか?
何だか、シュールな絵でしょ(笑)
同じようなものがこちらにも。
↓
http://okajoki.com/bbs/
実は、この方の手でした。
そうです!
6/2に行われたおかじょうきの「川柳ステーション2012」に
来てくれた、なかはられいこさんです。
三内丸山遺跡の見学中に突然草むらに寝転んでしまったれいこさん。
起き上がってきたときは、頭にたんぽぽの綿毛がいっぱいついていました。
れいこさんは、遠く岐阜から新幹線で、同じ川柳仲間の瀧村小奈生さんと、
参加してくれました。
れいこさんは選ばかりでなく、トークセッションのパネラーもしてくれて、
大活躍だったようです。瀧村小奈生さんもパネラーをしてくれて、
本当にお疲れ様でした。
えーと、本当は私もその大会に行ってパネラーを務める予定だったのですが、
どうしてもどうしてもはずせない仕事があって、泣く泣く大会を
あきらめざるをえませんでした。
でも、れいこさんにはどうしても会いたかった!
なので、6/2の仕事が終わった夜の9時過ぎに青森に行くことにしたのでした。
10時の新幹線で青森まで。
11時近くにホテルについて、れいこさんと無事再会となったわけです。
瀧村小奈生さんとは初対面でしたが、とても気さくな女性で、
すぐに打ち解けることができました。
夜の11時頃から午前2時頃まで、ホテルのれい子さんの部屋で
深夜の女子会(笑)いやーその昔、展望の大会で大阪に行った時のノリで、
おおはしゃぎでした。
会わなかった時間を一気に飛び越えて、話はつきませんでした。
その時の話題のひとつを、れいこさんのブログでどうぞ!
↓
http://soratokito.exblog.jp/
続きが楽しみですね。
さて、大会の翌日は去年、朝世さんが来てくれたときのように、
県内の有名どころを見学ということになりました。
Sinさんの運転でむさしさん、れいこさん、小奈生さん、私もちゃっかり
便乗させてもらって、まずは斜陽館へ。
三人の記念写真です。
朝はうっすら曇っていたのですが、いい青空になってくれました。
斜陽館は青空も似合います。
お次は立佞武多の館。
平成24年の新作立佞武多。
「復興祈願・鹿嶋大明神と地震鯰」(かしまだいみょうじんとじしんなまず)。
その下の方。
去年とは違うスクリーン映像に、去年とは違うメッセージがあったように思えて、
何だかジーンとしました。れいこさんと小奈生さんも涙ぐんでいました。
れいこさんと小奈生さん。「大きいねぇー」とか、
「あっちの方がイケメン」だとか、楽しんでいただけたようです。
昼食はこの建物の展望ラウンジ「春楡」でいただきました。
こんな風にしじみがたくさん!(一艘さんのを写させていただきました)
見学の順序としては、斜陽館→立佞武多の館→三内丸山遺跡だったので、
このあとに三内丸山遺跡に向かって、最初の画像の次第となったわけです。
おまけ。(笑)
いつも写真を撮ってくれるばかりで、自分の写真のなかなか無いむさしさん。
相変わらずお洒落な帽子ですね。
今回も、大変お世話になりました。ありがとうございました。
えーと、大会の目玉のトークセッションですが、
今回は「理系川柳と文系川柳」というのがテーマだったそうです。
れいこさんと小奈生さん、そして矢本大雪さんの三人のパネラーによるものです。
私は大会に行けなかったのですが、その時のレジュメがあると聞いて、
啓子さんにお願いして送ってもらいました。
ここに少し書きうつしますね。
まず、大雪さんのぶんから。
「あなたにとって理系川柳・文系川柳とは、どの作品ですか?」
1 馬鹿な子はやれずかしこい子はやれず 小田夢路
2 千人の爪ののびてゆく 静けさ 中村冨二
3 咳一ツきこえぬ中を天皇旗 井上剣花坊
4 絹吐く少年秋の末端純白に 片柳哲郎
5 灯消せば肯くやうに闇が来る 島田雅楽王
6 純粋な灰色に 梟が鳴いた 北村雨垂
7 この先を考えてゐる豆の蔓 吉川雉子郎
8 すごすごと包丁差しに戻るなり 広瀬ちえみ
9 君見たまへ菠薐草が伸びてゐる 麻生路郎
10 貝割れの根っこぞろりと金環蝕 加藤久子
11 足があるから人間に嘘がある 田中五呂八
12 背景は遥かなる父 黄の葡萄 清水かおり
13 音もなく花火があがる他所の町 前田雀郎
14 思索分裂それはがたがたと溝板 福岡阿弥三
15 万歳とあげて行った手を大陸へおいて来た 鶴 彬
16 月光に丸太棒が声を出す 石部 明
17 ラブレター死屍累累とありにけり 橘高薫風
18 悲しみはつながっているカーブする 徳永政二
19 一本のマッチを持ってゐる強さ 森田一二
20 雨ぞ降る渋谷新宿孤独あり 川上三太郎
れいこさんのぶんのレジュメです。
「理系川柳らしき作品と、文系川柳らしき作品(便宜上)
A 理系川柳の特質
・方程式があるようにみえる
・化学反応を起こす
・世界観をゆるがす力がある
B 文系川柳の特質
・背景にドラマがあるようにみえる
・映像を想像しやすい
・情感をゆさぶる力がある
A 産声ですか秋の木曽川ですか/石田柊馬
B ドラえもんの青を探しにゆきませんか
A 軍艦の変なところが濡れている/石部 明
B 夕暮れの寺院のように貼る切手
A たいていのことはバナナでけりがつく/丸山 進
B 生きてればティッシュをくれる人がいる
A 念のためフランス人形差し上げる/樋口由紀子
B 永遠に母と並んでジャムを煮る
A 晴れた日のこっぱみじんの黄色です/広瀬ちえみ
B オネショしたことなどみんな卵とじ
レジュメをみただけでも、なんかすごいトークのやり取りが
あったのではないかと想像します。
私なんかが出なくて、却ってよかったかも(汗)
とまれ、発表誌がとても楽しみです。
今日の美味しいもの。
「春楡」で食べた「イガメンチ定食」。
「イガメンチ」とはイカを細かくたたいてメンチ状にして、
ネギや玉ねぎなどを混ぜて少し味をつけて揚げたものです。
「イガメンチ」はもちろん「イカメンチ」のなまったものです。
随分、長くなってしまいました。
今日の句です。
私って薬の匂いしませんか 玉
新緑の匂いクスクスかくれんぼ かなえ