車坂峠越え〜林道御林線〜池の平湿原

今回は今まで行こうとして通り過ぎていたり、行きそびれていたところをまとめてアタックすることにした。
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まずは小諸市嬬恋村をつなぐ車坂峠超え。これまで越えようとした時、よく調べずに行って2回とも冬期通行止めだった。さすがに今なら大丈夫だろうと再挑戦。
小諸ICを降りて、高峰高原に向かってチェリーパークラインを登っていく。

毎度眺めの良い好きな道だ。最初に来たのは2009年の12月。

2回めが2011年の5月。標高が1973mなので、キャブのバイクの時はパワーダウンして大変だった記憶がある。5月になってたらさすがにもう大丈夫だろと調べずに来たら、まだ通行止めで大変がっかりした。



頂上の高峰高原ホテル周辺の路肩は、びっしりと車で埋め尽くされている。その車が消えたあたりから嬬恋方面に繋がる林道が始まる。

道はフラットで普通の車でも問題なく通れそう。展望は時々しか開けてはいないが、天気が良く涼しく、窓を開けて快適に下っていく。
 


林道が終わると突然視界が広がり、嬬恋高原に入る。野菜畑の間を突っ切って行く。
 


次の目的地である角間渓谷に行く途中、国道144沿いに、さはんじという蕎麦屋があったので立ち寄る。骨太な感じの力強い味の蕎麦で、とても長野中央部っぽくて好みだった。たぶん関西の人はこれ系苦手なんだと思う。



角間渓谷についたところ、案内板に「岩間観音」というものを見て興味を持った。かなりきつい階段を登り切った岩陰にあるらしい。40度くらいはありそうな急な階段を根性で登っていく。

なんとか登り切ると、岩がボコっと凹んだところに社っぽいのがある。
 
足場は狭く、岩は高く、首を目一杯挙げないと全体像は見えないくらい大きい。下の写真はスティッチングで下から上までつなげたもの。なので無理やりフレームには収めているが、あのスケール感は伝わらない。
 
ここに来た時点で満足してしまったし、本日のメインイベントが待っているので、肝心の渓谷には行かずに戻ってしまう。ここの渓谷は次回にまた来たいな。

本日のメインイベントは、2011年の5月にバイクで来た林道御林線。←これが前回のツーリング記録。けっこうガレていて走りがいがあったので、今度は車で再挑戦しようと思ったのだ。
今回もやはり路面の状態は変わらず、四駆でないときつそうな道だ。四駆でないにしろ、普通の車高の車では底を擦りまくってしまうだろう。ラインを慎重に選んで走るが、それでも車体は上下左右に激しく揺さぶられる。バイクと違って車だとラインの選択肢が数10センチくらいしか無い。たいへん走りがいがある。
 
  
舗装路に抜けた時にはすっかり疲れてしまった。仮眠を取っていたら夕方になっていて、ちょうど日が沈む頃合いだった。
 
さて、写真を撮り終えて出発しようと思ったら、セルが回らない。全く回らないわけではないが非常に頼りない回転。うっかりライトを付けたまま眠ってしまったので、バッテリーがあがってしまったらしい。前回バイクで来たときは、林道のまっただ中でキャブにゴミが入ってエンジンが停止してしまった。運良く峠を超えたところで停止したので、エンジン停止状態のまま広い道に出ることができJAFのお世話になってしまった。
今回もトラブルに陥ってしまった。この地に呪われているのかもしれない。わずかに下り坂のところに停めていたので、パーキングブレーキを解除したら幸い動き出した。エンジンがかかっていないのでハンドルもブレーキも重い。前回のバイクの時と同様、その後は急な下り坂が続いているので、なんとか広い道に出ることができた。前回のバイクの時と全く同じ場所に駐車して、全く同じようにJAFを呼ぶ羽目になってしまった。
JAFは30分くらいで来た。今回は単なるバッテリーあがりだったので、すぐにエンジンを始動して対処できた。
その日は長野市内に宿泊した。

2日目の最初の目的地は皆神山である。ツーリングマップルに「頂上には皆神山ピラミッド神社がある。その由来に驚愕?!」と書いてあり。以前から気になっていたのだ。前回バイクで来た時もここが目的地だった。今日こそ行ってみようと思う。例によってあえて下調べなどは一切していない。

「ピラミッド参道入口」などという看板があり、大いに気持ちが盛り上がる。

山の中腹に「皆神山ピラミッドの入口ではないかと言われ」ているという小さい神社があり、さらに気分が盛り上がる。
しかし到着してみると、特に普通の神社であって、ピラミッドのピの字も見当たらなかった。ピラミッド神社の由来を表す看板とかも特に無し。
 
たいへんがっかりしたのだが、今調べてみると、こんな面白いページがヒットした。さらにこの神社では「ピラミッド祭」というのをやっているとのことである。しかも2010年の時点で24回続いている。←この記事によると神社の宮司さんが「やめるにやめられれない状況」と語っているのが笑った。

次は池の平湿原。これも以前から来たかったところ。2011年にバイクで来たときにも通った湯の丸林道で向かう。視界も開け気分のいい道だ。
池の平湿原に到着して歩いては見たが「湿」な要素がほとんど失われていてがっかり。池が一個しか「湿」ではない。どうも乾燥化が進んでいて、現在対策中とのこと。
 
 
 


今回はなかなか充実したツーリングであった。やっぱ林道を走るというのはたいへん楽しいものだ。冬になる前にできるだけもっといろいろガンガン走りたい。