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金沢のニュースアーカイブ

2009-04-01

輪島のプレミアム商品券 初日、6500万円分販売

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輪島のプレミアム商品券 初日、6500万円分販売

 輪島市輪島商工会議所と門前商工会は三十一日から、同市役所ロビーなど市内十七カ所で、10%得になるプレミアム商品券の販売を始めた。

 商品券は、千円の商品券十一枚つづり(一万千円分)一冊を一万円で販売し、発行総額は一億円。

 初日は午後四時までに約三分の二に当たる約六千五百万円分の商品券が売れた。販売期間は四月一日までだが、売り切れ次第終了する。

 このうち、市役所一階ロビーでは、販売開始の一時間半前から市民が並び始め、開始時刻の午前十時には約五十人が列をつくった。ほとんどが、一回一人の限度五冊(五万円)を購入した。

 一番乗りした市内でコンピューター関係の仕事をしている男性(47)は「この商品券で、仕事関係の専門書を買う予定。専門書は割安価格になることがないので助かる」と喜んでいた。

 今回発売した商品券は、購入日から八月三十一日までの利用期間中、輪島商工会議所、門前商工会、市商店街連合会、門前町スタンプ会で組織する輪島市プレミアム商品券加盟店約三百店で使用できる。 (石本光)

段差楽々 折り畳み台車 室内用 高齢者向けに開発

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段差楽々 折り畳み台車 室内用 高齢者向けに開発

 白山市乙丸町の機械部品加工業、瀧元達雄さん(70)が、てこの原理を利用して段差を乗り越えやすい室内用の折り畳み台車を開発した。

 台車は持ち手の高さ七十センチ、台座の縦五十四センチ、横が三十七センチ。持ち手を「ハ」の字形にして後輪を支点に前輪を持ち上げやすく工夫している。高さ二十センチほどの段差を少ない力でも乗り越えられる。「高齢者の方の日常生活にとても便利です」と瀧元さん。

 約九十キロまでの荷物の運搬なら、フローリングの床でも傷がつかず、人が乗ることもできる。

 商品名は「ホクマン」。問い合わせは、瀧元さん=電話076(275)5491、または「タツオ工業」ホームぺージへ。 (酒井健

守りたい 希少生物 県立自然史資料館が企画展

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守りたい 希少生物 県立自然史資料館が企画展

 絶滅の危機にある動植物に目を向けてもらおうと、金沢市銚子町の県立自然史資料館で企画展「守ってあげたい生き物たち−石川の希少野生動植物」が開かれている。七月五日まで、入場無料。(本安幸則)

 県内に生息する希少野生動植物二十一種(国指定六種、県指定十五種)を中心に紹介。

 クマタカイヌワシなどの大型猛禽(もうきん)類のはく製や写真展示、ビデオ映像などで、それぞれの希少種を取り巻く現在の環境を説明している。

 このうち、シャープゲンゴロウモドキは、奥能登が国内最大の生息地となっているが、開発やブラックバスアメリカザリガニの侵入で生息地が減少している。

 また、海浜植物帯に生息するイソコモリグモは、海浜植物の消失や開発で、生息地が県内では一九五〇年代と比べ五分の一以下に減っているという。

 企画展期間中には、関連する講演会を開催。五日は午後一時半から、県ふれあい昆虫館の富沢章氏が「激減するゲンゴロウ」と題して講演する。 

デカしんみり 57回目誕生日 いしかわ動物園 山本園長が退職

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デカしんみり 57回目誕生日 いしかわ動物園 山本園長が退職

 いしかわ動物園能美市)の園長、山本康夫さん(65)が三十一日付で退職し、長年愛した動物たちに別れを告げた。この日は同園で飼育されている国内最高齢の雌カバ「デカ」の五十七回目の誕生日。全国各地に同園の名を広めたデカが、園長の“卒業”を見送った。

 元県職員の山本さんは、動物園が民間から県の公社に受け継がれ、再スタートする直前の一九九三年から関連業務を担当。九八年四月に園長となった。

 一番の思い出は、九九年に金沢市の卯辰山から旧辰口町(現能美市)への引っ越し作業。動物を移動させる際にパトカーが先導し、沿道の県民が手を振って見守る姿に「感動した」という。

 新動物園としてスタート後は「エコ動物園」としてPRし、二〇〇一年には第五回環境レポート大賞で環境大臣賞を受賞。来園者と動物の距離を縮めようと、職員による動物の解説「お食事ガイド」を考案するなどした。

 デカとは担当技師の坂牧朝仁さんとともに長い付き合い。デカが〇六年三月に日本の最高齢となった喜びも一緒にかみしめた。

 当のデカは体調管理が難しいとされる春先も「食欲があり、絶好調」(坂牧さん)。山本さんは「デカのおかげで、動物園に愛着を持たれた」と感謝し、初対面した約十五年前を懐かしみながら「動きは鈍ってもまだまだ元気。元気でいることが何より」と話した。

 「種の保存や環境保全など動物園の役割はますます大きくなる。また一県民として遊びに来たいですね」と山本さん。ピンク色のカバがプリントされたネクタイを静かに外した。 (田嶋豊)

看護師目指す金大生 高齢、障害者の歩み記録

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看護師目指す金大生 高齢、障害者の歩み記録

 金沢大で看護師を目指して学んでいる学生たちが、四月から聞き書きサークル「星ことば」を立ち上げ、活動をスタートさせる。高齢者障害者市井の人たちに耳を傾け、その人たちの人生の歩みを記録としてつづる。「患者に人として向き合い、寄り添える医療従事者になりたい」−。そんな思いを抱いている。 (本安幸則)

 サークルを立ち上げるのは、保健学科で看護学を専攻する四年の山田奈津子さん(30)ら四人。同大の榊原千秋助教(地域看護学)が顧問を務める。

 医療従事者にとって聞き書きへの取り組みは「患者とのコミュニケーション能力を高める」と榊原助教は説明。また「生きた証しを残すことが、終末期にある患者へのトータルケアにもなる」という。

 榊原助教が昨年、小松市で開催した「聞き書き講座」に学生が参加したのが、サークル結成のきっかけ。聞き書きで「人の命を救ったり、人生を変えたりすることができる」との思いを強くした。

 サークル結成の中心になった山田さんは、かつて東京の大学病院で五年間、看護師として勤務した。急性期の医療現場で忙殺される毎日を過ごすうち、患者と向き合えていない自分の看護師としての在り方に疑問が沸いた。

 「患者とは、業務ではなく、人として向き合うことが良いケアになる」と考え病院を退職。大学で学び直そうと地元・石川に戻り同大保健学科三年に編入学した。サークル名には「言葉の一つ一つを大切にしたい」との思いを込めた。

 サークル代表を務める三年の疋島啓子さん(20)は「その人の人生の楽しいことつらいこと、青春時代が詰まった記録が残したい」。二年の丸山佳苗さん(19)も「コミュニケーション能力を身に付け、人間としても成長したい」と語る。

 サークルは、四〜七月まで計三回の聞き書き講座を計画。学生だけでなく、保健医療従事者を対象に参加を募っている。「日本聞き書き学会講師」を務める小田豊二さんらを招き、基礎から学び、聞き書きを実践。榊原助教は「いろんな出会いが生まれる場になれば」と話している。

2009-03-31

手作りの能登どうぞ 金沢・石引 あすオープン

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手作りの能登どうぞ 金沢・石引 あすオープン

 能登地方の伝統技術や自然などを生かした品々を展示販売するショップ「小立野大地 生(いきる)」が来月一日、金沢市石引四の秀晃ビル一階にオープンする。野田美代子店長(67)は「手作りにこだわり、作り手と受け手の心の交流をできる店にしたい」と意気込む。(福田真悟)

 展示品は約二百点。珠洲市書家釈迦院(しゃかいん)時雄さんがつくる墨汁の吸収力が高い竹筆や、珠洲焼などの名産品が並ぶ。店内も手作りで、テーブルなどにはリラックスする効果を持つという能登ヒバをふんだんに使った。

 ショップを運営するのは、地場の伝統工芸を生かした新しい商品作りに取り組む金沢工大発のベンチャー企業イーグル技術研究所」。能登ヒバチップを用いた寝心地のいい枕など、同所が開発した商品も売られている。

 オープン当日は、約二百組用意した能登ヒバ製のおはしを来場者にプレゼント。営業時間は、午前十時から午後六時まで。定休日は月曜日。問い合わせはショップ=電話076(225)7007=へ。 

能登食祭市場 道の駅に 登録証伝達式 観光客増へ期待

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能登食祭市場 道の駅に 登録証伝達式 観光客増へ期待

 七尾市府中町の観光施設「能登食祭市場」が国土交通省の「道の駅」に登録され三十日、市役所で登録証の伝達式があった。

 食祭市場を運営する「香島津」が市を通じて国交省に申請。全国に九百カ所ある道の駅ネットワークを通じて観光情報の発信ができるほか、各地の道の駅のスタンプやきっぷ収集ファンもいて観光客増が見込めるという。市内の施設が道の駅に登録されるのは四カ所目。

 伝達式で金沢河川国道事務所の蓮見有敏所長が武元文平市長に登録証を手渡した。

 武元市長は「全国から多くの人に来ていただけることにつながる」と期待を寄せていた。

 食祭市場は、県と七尾市中能登町、地元経済団体などが出資して一九九一年九月二十一日にオープン。能登の海産物や工芸品販売店、飲食店などがあり、昨年は約八十万人の観光客が訪れている。 (寺本康弘)

維新プラン6月提案 小松市長 当選の和田氏意向

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維新プラン6月提案 小松市長 当選の和田氏意向

 小松市長選で初当選した和田慎司氏(57)は三十日、あいさつのため金沢市南町の中日新聞北陸本社を訪れた。和田氏は選挙戦で訴えた「小松維新」の具体化プランを市議会六月定例会に提案する意向を示した。

 市役所に設ける方針の営業部については「小松を売り込むため、市職員の意識を受け身から外向きに変えるのが目的」と強調。過半数が現職を支持した市議会対応には「市民のために何ができるか、という思いは議会も同じ。政策、行動をきっちり説明していけば相通ずると思っている」と話した。

 選挙戦を通じては「遊説中、街頭で手を振ってくれる人、玄関を開けて走り寄ってくれる人の多さに驚きと感激を覚えた。孫の手を引いたお年寄りから『この子が大きくなっても、今のような市では駄目だ』と言われたときは涙が出た」と振り返った。

 和田氏陣営の選対を担った福村章(自民)北村繁盛(新進石川)両県議が同行し、ともに「いい戦いができた」と語った。 (山本義之)

県産酒米『石川門』原料の手取川 純米吟醸 瓶詰め

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県産酒米『石川門』原料の手取川 純米吟醸 瓶詰め

 県独自の酒米「石川門」を原料にした吉田酒造店(白山市安吉町)の「純米吟醸石川門生原酒手取川」の瓶詰め作業が三十日、同店瓶詰め工場であった。四月一日から金沢白山両市を中心に南加賀一帯で発売される。

 同店が、地元の農業法人「うちかた」に依頼し、わせ品種とされる石川門をより高品質の酒米にするために一カ月遅らせる「遅植え遅刈り取り」にしてもらい、昨年九月に収穫。それを二月に寒仕込みし純米吟醸にした。仕込んだままの味わいを堪能してもらうため無ろ過生原酒として発売する。

 生原酒は、アルコール分16・8%。リンゴをかじったようなさわやかな香りと、上品な甘さを持つ優しい味わい。一〇−一五度に冷やして飲むのが最適という。

 瓶詰め工場では、従業員六人が作業にあたり、七二〇ミリリットルと一八〇〇ミリリットルの瓶詰めを仕上げ、箱詰めして出荷準備を整えた。小売りは七二〇ミリリットルが千七百五十円、一八〇〇ミリリットルが三千五百円。六月一日からは、石川門を使った純米熟成手取川正宗も販売する。

 同店は、石川門を使った酒約七〇〇〇リットルの出荷を見込んでいる。 (前田清市)

市児童相談所 一時保護所が開所 教育プラザ内 中核市全国2例目

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市児童相談所 一時保護所が開所 教育プラザ内 中核市全国2例目

 金沢市が教育プラザ富樫(同市富樫)に建設を進めてきた市児童相談所一時保護所が完成し、三十日に開所式があった。

 一時保護所は虐待、養育困難、非行などの理由で子どもを一時的に保護することを目的に児童相談所に設けられる施設。子どもの行動観察や心理的なケアをする。中核市で設置したのは、全国で神奈川県横須賀市に次いで二番目。

 建物は鉄筋コンクリート二階建てで、延べ床面積約八百八十平方メートル。受け入れる子どもの定員は十二人で、ラウンジやプレイルーム、居室などを備える。

 地元産の杉の間伐材が壁板などに用いられ、ぬくもりのある造りとなっている。総工費は約二億五千万円。

 式典には関係者ら約四十人が出席。山出保市長は「全国のモデルになるような施設運営をしたい」とあいさつした。

 児童の入所は四月一日から。 (村上一樹)

2009-03-30

ハマダイコン かれんに咲く 白山・平加町

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ハマダイコン かれんに咲く 白山・平加町

 白山市平加町の県道沿いに群生しているハマダイコンが小さくかれんな花を咲かせ、春の浜風に揺れている。

 花弁は四枚あり、長さそれぞれ二〜三センチほど。薄い紫色の縁取りのある花も多い。毎年ここで花を咲かせているが、地元の人によると、今年はやや早めの開花のようだ。

 ハマダイコンは、アブラナ科のダイコン属。海岸の砂浜などに主に生育し、四〜六月ごろに花をつける。

  (酒井健

名前から1文字 金沢で書道展 2歳〜小6の5220点

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名前から1文字 金沢で書道展 2歳〜小6の5220点

 自分の名前の中から好きな一文字を書いた「名前一文字展」が、金沢市下本多町の金沢ふるさと偉人館で四月五日まで開かれている。

 会場には、市内や近郊の二歳児から小学六年生が毛筆や鉛筆で自由に表現した五千二百二十点の書道作品が並ぶ。子どもたちは大きな字で「愛」「泉」など字体を崩したり、丸めたりして、斬新に表現した。緑やピンク、黄色などの絵の具を使い「優」「春」と書いた愛らしい作品も目立った。

 自分の書いた書を見ようと、ニコニコ保育園(同市松村)の保育士と園児たちが訪れ、熱心に自分の作品などに見入っていた。

 孫の風花(ふうか)ちゃんの作品「ふ」を見にきた富山市の忠村恵津子さんは「字が生き生きして、しっかり上手に書いてる」と笑顔で話した。

 (山根勉)

春告げる桜飾り作り 輪島・重蔵神社 曳山祭に向け準備

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春告げる桜飾り作り 輪島・重蔵神社 曳山祭に向け準備

 輪島市河井地区の厄年男性組織・智翔(ちしょう)会は二十九日、同市河井町の重蔵会館に集まり、重蔵神社曳山(ひきやま)祭(四月五、六日)のための桜飾り作りをした。

 鳥本昭夫会長をはじめ、会員や家族ら約四十人が参加。二月下旬に市内で伐採した柳の枝に、ビニール製のピンクの桜の造花、縁起物の飾り小判を結び付けた。

 約千本を作る予定で、ビニール製の桜の花びら約一万三千枚、紙製の飾り小判約千枚を準備した。

 仕上げた桜飾りは、祭り本番で総輪島塗の山車に彩りを添えるほか、沿道の市民たちに縁起物としてプレゼントする。

 重蔵神社曳山祭は五日夕の宵宮祭りで開幕し、六日の本祭りは午前中から市内中心部の河井地区一帯を巡行、本格的な春の訪れを告げる。 (石本光)

白山市民400人『そーれ』 合併5年目 大綱引き

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白山市民400人『そーれ』 合併5年目 大綱引き

 総勢四百人の市民が長さ約六十メートルの綱を引き合う「まるごとはくさん大綱曳(ひ)き」が二十九日、白山市倉光の同市役所駐車場で開かれ、市内各地域から参加した大人や子どもが心地よい汗を流しながら交流した。

 合併五年目となる同市の地域間交流、世代間交流を目指し、白山商工会議所青年部の主催で初開催。旧八市町村から、商工団体や地区団体、企業など計四十チームが参加した。

 主催者らが手づくりした大綱は直径約五十センチ、重さ約三トン。参加チームは、市域で区分した「海方」「山方」の二勢に分かれ、午前と午後の計二回にわたって競技した。

 「そーれ!」の掛け声に合わせ、大綱に取り付けられた枝綱を持って力いっぱいに引き合った。勝負は一勝一敗で仲良く引き分けた。 (酒井健

反戦の心 後世に 川柳作家・鶴彬の句碑除幕

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反戦の心 後世に 川柳作家・鶴彬の句碑除幕

 反戦川柳作家鶴彬(つるあきら)の生誕百年を記念した句碑の除幕式が二十九日、かほく市高松の生家跡と、近くの真宗大谷派浄専寺境内の二カ所であった。

 映画「鶴彬 こころの軌跡」の神山(こうやま)征二郎監督の選句、筆により、生家跡には「可憐(かれん)なる母は私を生みました」、浄専寺には「胎内の動き知るころ骨がつき」の句が刻まれた。

 幼くして父が亡くなり、家を出て再婚した実母への鶴の複雑な心情を詠んだ句と、おなかの赤ちゃんが動き始めたころ戦死した夫の遺骨が届いたという反戦の句。

 式では、大勢の住民や県内外の川柳研究者、愛好家らが見守る中、神山監督、作家澤地久枝さん、映画で鶴を演じた池上リョヲマさんらが除幕し、地元で二、三番目となる句碑の建立を祝った。

 澤地さんは「故郷に決して受け入れられなかっただろう鶴が百年の月日を経て戻り、喜んでいるのではないか」とあいさつ。神山監督は「あの戦争の時代をどう生きたか、多くの人に鶴の生きざまを知ってほしい」と語った。

 鶴のおいで生家跡に住む喜多義教さんは「鶴が命をかけて訴えた平和主義の輪が少しでも大きくなれば意義がある。碑を大切に守っていきたい」と話した。 

  (山森保)

2009-03-29

パン焼き ほやほや 能登に『ケロンの村』オープン

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パン焼き ほやほや 能登に『ケロンの村』オープン

 能登町の住民グループ「能登ふれあいガーデン委員会」は二十八日、耕作放棄地を自然体験などの場として整備した「ケロンの村」(同町中斉)で開村イベントをし、地元住民らがパン焼き体験などを楽しんだ。二十九日まで。

 委員会代表の上乗(じょうのり)秀雄さん(64)は、約一年前から活動拠点となるログハウスや石窯などを設置。飲用できるほどのきれいな地下水もわき、周辺は水がきれいで多くのカエルが生息していることから、「ケロンの村」とした。

 イベントのパン焼き体験では、地元産米を自家製粉した米粉を使った。参加者たちは生地で思い思いの形を作り、上乗さんが石窯で焼き上げた。試食した参加者からは「香ばしくておいしい」と笑みがこぼれた。ピザの石窯焼きや、わき水を使ったコーヒーやジュースなどの販売もあった。

 今後は、米や野菜の栽培に取り組み、体験型観光などに活用する予定。上乗代表は「取り組みの種をまき、ようやく芽が出始めたように思う。焦らず力まずあきらめずにじっくりと育てていきたい」と話した。 (近江士郎)

♪地震被災地に元気な歌声♪ 

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♪地震被災地に元気な歌声♪ 

 能登半島地震からの復興を祈念した穴水町主催のコンサートが二十八日、のとふれあい文化センター(同町内浦)であり、住民百十二人でつくるコーラス隊が元気な歌声を披露した。

 町がメンバーを募集し、昨年六月から月一回練習を重ねてきた。オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の演奏で、地元の児童合唱団が作詞し、その指導者が作曲したオリジナル曲や「川の流れのように」など四曲を歌い上げた。

 ソロパートを担当した同町大町、主婦加藤裕子さんは「緊張したけど、練習の時よりも皆さん上手だった気がする」と満足そうだった。メンバーには、今なお仮設住宅暮らしをする児童もいた。穴水中学校(同町大町)のブラスバンドもOEKとともに「トルコ行進曲」を演奏し、盛んな拍手を受けた。 (島崎勝弘)

イワナ、ヤマメ釣果上々 白山・直海谷川 漁解禁

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イワナ、ヤマメ釣果上々 白山・直海谷川 漁解禁

 白山市河内地域を流れる直海谷(のみだに)川で二十八日、イワナヤマメ漁が解禁された。好天にも恵まれ、多くの釣り人が早朝から渓流釣りを楽しんだ。

 所々に雪が残る川岸で、釣り人たちはイクラやブドウムシ、ミミズなどを餌に釣り糸を垂れた。地元の人たちの話によると、体長二〇〜二五センチの型の良いものが多く釣れ、上々の滑り出しだったという。

 直海谷川のイワナヤマメ漁は九月末まで。入漁料はシーズン券四千円、一日券千円。問い合わせは、白山市河内支所内直海谷川漁協事務局=電話076(272)1100=へ。 (松本芳孝)

『左党』待望 広がる味わい 『石川門』の新酒 販売開始

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『左党』待望 広がる味わい 『石川門』の新酒 販売開始

 県内酒造六社でつくる「酒米石川門の会」は二十八日、県独自の酒米「石川門」を原料に、初めて造った新酒を発売した。大和香林坊店の売り場では「石川の酒美人」がPR。各蔵が吟醸酒純米酒のラインアップをそろえ、金沢市のめいてつ・エムザや県内の酒販店などでも扱う。

 県農業総合研究センターが十年余をかけて開発した石川門は、吟醸酒純米酒に適していて、酒造にとって“待望”の酒米。左党の期待度も高く、大和で扱う各蔵の六本をセットにした限定品「いしかわもん」(各百八十ミリリットル、三千五百円)の初回予約分がすでに売り切れとなった。

 この日は同市の香林坊アトリオで新酒発表会も開催。石川門の会の神谷昌利会長は「米自体のうまみが濃厚で、熟成させればさらに味わいが広がる。今後は石川独自の高級ブランド酒として育てたい」と語った。

 来年以降は、さらに県内十社が石川門での酒造りに加わる予定。 (鈴木智重)

法廷表現 正しく手話通訳 裁判員の“耳”役 研修会

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法廷表現 正しく手話通訳 裁判員の“耳”役 研修会

 五月に始まる裁判員制度を前に、聴覚障害者が裁判員や候補に選ばれた際に必要となる手話通訳士の研修会が二十八日、金沢市高岡町の松ケ枝福祉会館であり、自らも聴覚障害者の弁護士田門浩さん(川崎市)が「発言の意味を正しく伝える工夫が大切」などと呼び掛けた。(高橋雅人)

 「日本語にはあいまいな表現や慣用句など独特の言い回しがある。直訳では正しい意味は伝わらない」。田門さんは最高裁が作成した裁判員制度のDVDに出てくる表現を例に示しながら指摘した。

 DVDには「関係を持つ」「正当防衛以外の何者でもない」など暗示や強調表現が満載。いずれも手話で直訳すると意味がわからなくなるという。

 「通訳人の解釈を交えずに言葉を直訳するべきだ」との姿勢を示しているという裁判所。田門さんは「被告が悪いという印象を与える表現はいけない」と注意点も述べつつ、「裁判員が聴覚障害者の場合は、意訳を取り入れる場面が多くなるだろう」と見通しを語った。

 「『被告人』は『裁判所に呼ばれた人』に、『報道』は『テレビや新聞』に」。法律用語などについても田門さんは、具体的な訳し方を示した。

 訳し方以外にも問題はある。被告人質問や評議では次々といろいろな人が発言するためだ。「誰の発言かが分かるように通訳するには、同時に複数の人が発言しないよう理解を求めることも大事」と田門さん。「ほかの裁判員にも事前に説明する必要がある」と強調した。

 金沢地裁によると、同地裁手話通訳士は六人。裁判員制度に備え四人増員。法廷での立ち位置も既に決まっている。一人が一日の裁判すべてを担当するのは無理なことから、今後はどのタイミングで交代するかなど細部を詰めていくという。

 研修は県手話通訳士会と県聴覚障害者協会が主催。会員や手話を学ぶ市民など約百人が出席した。

2009-03-28

重量挙げ男子53キロ級 高倉(津幡)2位 全国高校選抜大会

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重量挙げ男子53キロ級 高倉(津幡)2位 全国高校選抜大会

 ウエートリフティングの全国高校選抜大会は二十七日、金沢市総合体育館で軽量クラスの五階級各二種目(スナッチ、クリーン&ジャーク)を行い、男子五十三キロ級の高倉玄喜選手(津幡二年)が計百九十キロで2位に入った。同六十二キロ級の広瀬祐人選手(珠洲実二年)は計百九十八キロで7位だった。

 高倉選手は、一種目目のスナッチで八十二キロを記録し2位。二種目目のクリーン&ジャークで、1位の玉寄公博選手(沖縄・南部工一年)と抜きつ抜かれつの熱戦を繰り広げたが、最後の試技に失敗して及ばなかった。

 女子四十八キロ級の八木かなえ選手(兵庫須磨友が丘一年)は、クリーン&ジャークで八十九キロ、合計で百五十七キロをマークし、ともに高校記録を更新した。

 同大会が金沢で開かれるのは三大会連続四回目。各階級には、予選会で基準記録を超えた十人余りが出場した。 (山本真士)

 ◆重量挙げ第1日(27日・金沢市総合体育館)

 ▽男子53キロ級 (2)高倉玄喜(津幡)190キロ(スナッチ82、ジャーク108)

 ▽同62キロ級 (7)広瀬祐人(珠洲実)198キロ(スナッチ90、ジャーク108)

『横断中』旗 自主運用に 風で飛ばされ/容器の缶にごみ 

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『横断中』旗 自主運用に 風で飛ばされ/容器の缶にごみ 

 内灘町は、子供の交通安全で横断歩道に設置していた「横断中」と書かれた黄旗(横断旗)を、旗入れ缶ごと撤去した。四月から横断旗の管理・運用を地域の自主防犯組織や小中学校に切り替える。二十七日、地域防犯活動に積極的に取り組む千鳥台防犯自警パトロール隊に二十本を贈り、町担当者が「上手に活用して町内の模範に」と期待をかけた。

 横断旗は、河北郡市交通安全協会から毎年五百本の寄贈を受け、町内百五十カ所に設置。新学期に合わせ、町が四、九月に補充してきたが、実際には風に飛ばされてなくなったり、車に踏まれて破損するなど一カ月余りで使えなくなっていた。

 さらに、旗入れ缶はごみ入れに使われ、住民らが困惑。同協会の横断旗寄贈が打ち切りになったのを機に、使用実態も考慮して町が見直しを検討していた。

 横断旗は今後、児童の登下校時に、街頭指導の保護者やボランティアが持参したり、横断の安全確保や誘導用に使用する。千鳥公民館で横断旗を受けた、向井俊一同パトロール隊総括責任者は「子供の安全のため有効に利用したい」と話した。

 同町によると、横断旗の撤去は近隣市町では津幡町が二〇〇六年度に取り組み、金沢市は各校下単位に管理を委ねている。 (山森保)

一本杉通り 永遠に シンボルマーク決まる

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一本杉通り 永遠に シンボルマーク決まる

 七尾市の一本杉通り振興会がPRや商品開発に役立てようと、地元商店街のシンボルマークを決めた。通りのブティックは、商品第一弾としてマークと花嫁のれんを柄にした“一本杉バッグ”を開発した。

 マークは、通りの一本杉町と生駒町の最初の文字「い」、無限大を表す記号「∞」、表裏のない「メビウスの輪」を象徴したデザイン。一本杉通りが永遠に続くようにとの願いや、ふれあいと出会いを表現している。

 “一本杉バッグ”は、茶色とベージュを基調とした手提げかばん。通りのブティック「ディップス」が製作し、表裏に花嫁のれんと茜色のシンボルマークを印刷してある。幅三十センチ、高さ三十六センチ、奥行き十センチ。四月二十九日から一本杉通りで始まる第六回花嫁のれん展に合わせ、商店街の数店舗で発売する。新城純一同振興会会長は「シンボルマークを活用し、一本杉通りを全国に発信したい」と意気込む。 (増井のぞみ

輪島の八世乃洞門 新トンネルが貫通

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輪島の八世乃洞門 新トンネルが貫通

 能登半島地震で被害を受けた輪島市町野町の国道249号八世乃洞門(はせのどうもん)に代わるトンネルとして、隣接地で建設工事中の「八世乃洞門新トンネル」(七百二十二メートル)が二十七日未明、貫通した。午後四時すぎには、貫通部分も縦約一メートル、横約二メートルの穴に拡大。今年十二月一日からの供用開始に向け弾みがついた。

 この地点は、現在の曽々木トンネル(三百四十三メートル)と八世乃洞門トンネル(百二十四メートル)の間の地表に出た約三十メートル区間が、地震発生後二日目の二〇〇七年三月二十七日、山側の岩盤斜面が崩落して国道をふさぎ、通行不能になった。

 その後、応急工事で、午前三時−午後十時まで片側交互通行できるようになったが、根本的な安全確保のため昨年六月四日、珠洲市真浦町から新トンネルの掘削工事が進められていた。建設費は約十五億四千六百万円。

  (石本光)

巌門遊覧船 準備OK 能登の船旅 1日再開

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巌門遊覧船 準備OK 能登の船旅 1日再開

 能登半島に観光シーズンの訪れを告げる「巌門(がんもん)遊覧船めぐり」が四月一日から始まるのを前に二十七日、船を運航する「能登金剛遊覧船」は四隻の船の検査を受け、開始を待つばかりとなった。

 遊覧船は日本海に連なる奇岩に迫り、日本最古の木造和式灯台などを仰ぎ見ながら海上をめぐる約二十分間の船旅で、大人千円、子ども五百円。

 冬の間、福浦港の造船所に上げられていた船は新たに塗装などが施され、三日ほど前に海に下ろされた。

 能登金剛遊覧船木谷茂之専務(40)は「不況不況と言われて心配ですが、高速料金が千円になって、こちらまで足を運んでくれたらうれしい」と期待した。

 十一月中旬まで運航。天候や波の状態に左右されるが、昨年は百八十日間ほど営業できたという。 (小塚泉)