2009-03-31
手作りの能登どうぞ 金沢・石引 あすオープン

能登地方の伝統技術や自然などを生かした品々を展示販売するショップ「小立野大地 生(いきる)」が来月一日、金沢市石引四の秀晃ビル一階にオープンする。野田美代子店長(67)は「手作りにこだわり、作り手と受け手の心の交流をできる店にしたい」と意気込む。(福田真悟)
展示品は約二百点。珠洲市の書家、釈迦院(しゃかいん)時雄さんがつくる墨汁の吸収力が高い竹筆や、珠洲焼などの名産品が並ぶ。店内も手作りで、テーブルなどにはリラックスする効果を持つという能登ヒバをふんだんに使った。
ショップを運営するのは、地場の伝統工芸を生かした新しい商品作りに取り組む金沢工大発のベンチャー企業「イーグル技術研究所」。能登ヒバチップを用いた寝心地のいい枕など、同所が開発した商品も売られている。
オープン当日は、約二百組用意した能登ヒバ製のおはしを来場者にプレゼント。営業時間は、午前十時から午後六時まで。定休日は月曜日。問い合わせはショップ=電話076(225)7007=へ。
能登食祭市場 道の駅に 登録証伝達式 観光客増へ期待

七尾市府中町の観光施設「能登食祭市場」が国土交通省の「道の駅」に登録され三十日、市役所で登録証の伝達式があった。
食祭市場を運営する「香島津」が市を通じて国交省に申請。全国に九百カ所ある道の駅のネットワークを通じて観光情報の発信ができるほか、各地の道の駅のスタンプやきっぷ収集ファンもいて観光客増が見込めるという。市内の施設が道の駅に登録されるのは四カ所目。
伝達式で金沢河川国道事務所の蓮見有敏所長が武元文平市長に登録証を手渡した。
武元市長は「全国から多くの人に来ていただけることにつながる」と期待を寄せていた。
食祭市場は、県と七尾市、中能登町、地元経済団体などが出資して一九九一年九月二十一日にオープン。能登の海産物や工芸品販売店、飲食店などがあり、昨年は約八十万人の観光客が訪れている。 (寺本康弘)
維新プラン6月提案 小松市長 当選の和田氏意向

小松市長選で初当選した和田慎司氏(57)は三十日、あいさつのため金沢市南町の中日新聞北陸本社を訪れた。和田氏は選挙戦で訴えた「小松維新」の具体化プランを市議会六月定例会に提案する意向を示した。
市役所に設ける方針の営業部については「小松を売り込むため、市職員の意識を受け身から外向きに変えるのが目的」と強調。過半数が現職を支持した市議会対応には「市民のために何ができるか、という思いは議会も同じ。政策、行動をきっちり説明していけば相通ずると思っている」と話した。
選挙戦を通じては「遊説中、街頭で手を振ってくれる人、玄関を開けて走り寄ってくれる人の多さに驚きと感激を覚えた。孫の手を引いたお年寄りから『この子が大きくなっても、今のような市では駄目だ』と言われたときは涙が出た」と振り返った。
和田氏陣営の選対を担った福村章(自民)北村繁盛(新進石川)両県議が同行し、ともに「いい戦いができた」と語った。 (山本義之)
県産酒米『石川門』原料の手取川 純米吟醸 瓶詰め

県独自の酒米「石川門」を原料にした吉田酒造店(白山市安吉町)の「純米吟醸石川門生原酒手取川」の瓶詰め作業が三十日、同店瓶詰め工場であった。四月一日から金沢、白山両市を中心に南加賀一帯で発売される。
同店が、地元の農業法人「うちかた」に依頼し、わせ品種とされる石川門をより高品質の酒米にするために一カ月遅らせる「遅植え遅刈り取り」にしてもらい、昨年九月に収穫。それを二月に寒仕込みし純米吟醸にした。仕込んだままの味わいを堪能してもらうため無ろ過生原酒として発売する。
生原酒は、アルコール分16・8%。リンゴをかじったようなさわやかな香りと、上品な甘さを持つ優しい味わい。一〇−一五度に冷やして飲むのが最適という。
瓶詰め工場では、従業員六人が作業にあたり、七二〇ミリリットルと一八〇〇ミリリットルの瓶詰めを仕上げ、箱詰めして出荷準備を整えた。小売りは七二〇ミリリットルが千七百五十円、一八〇〇ミリリットルが三千五百円。六月一日からは、石川門を使った純米熟成手取川正宗も販売する。
同店は、石川門を使った酒約七〇〇〇リットルの出荷を見込んでいる。 (前田清市)
市児童相談所 一時保護所が開所 教育プラザ内 中核市全国2例目

金沢市が教育プラザ富樫(同市富樫)に建設を進めてきた市児童相談所一時保護所が完成し、三十日に開所式があった。
一時保護所は虐待、養育困難、非行などの理由で子どもを一時的に保護することを目的に児童相談所に設けられる施設。子どもの行動観察や心理的なケアをする。中核市で設置したのは、全国で神奈川県横須賀市に次いで二番目。
建物は鉄筋コンクリート二階建てで、延べ床面積約八百八十平方メートル。受け入れる子どもの定員は十二人で、ラウンジやプレイルーム、居室などを備える。
地元産の杉の間伐材が壁板などに用いられ、ぬくもりのある造りとなっている。総工費は約二億五千万円。
式典には関係者ら約四十人が出席。山出保市長は「全国のモデルになるような施設運営をしたい」とあいさつした。
児童の入所は四月一日から。 (村上一樹)




