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kanehen

2015-09-30

バターナイフ

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2010 バターナイフ

うつわ萬器さんのリクエストから定番になったバターナイフ。見本は、棒からつくってガンガンと叩き、削って仕上げたワイルドタイプだったと記憶している。これは1.5mmの板から切り抜いて、細くしたり厚みを寄せたり、ひろげたり反らしたりしてつくる。形状的には似ていても味わいはだいぶ違うと思う。そういうの、解る人の方が少ないだろうし、解ったからなんだというのもあるけど、いいのだ。

安全第一

今日は削って叩く機械をつかう日。

2015-09-29

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2009 片手鍋

銅鍋はとにかく湯が湧くのが早いので、お湯を沸かすやかん代わりにミルクパンだとか、さっとおひたしを作りたいとき、新鮮な果物を短時間でジャムに煮詰めたい時なんかに最大限の効果を発揮すると思う。それから、フライパンなどでソースを一気に煮詰めたい時も。卵焼きにも銅だけれど、けっこうシビアな火力コントロールがいるので毎度気合いが必要です。

そして、長時間の煮込みや低火力での遠赤効果を狙う無水料理、それからカリッと表面を焼いて暖かいままサーブ出来るステーキなんかにはやっぱり保温力の高い鉄がお勧めです。

鍋はめっきりつくらなくなったけど、自分用にまたつくりたいな。

2015-09-27

コーヒーメジャースプーン

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2007 コーヒーメジャースプーン

洋白(黒)/ 真鍮(黄)/ 銅(茶色)


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長(穴あり)/ 長 / 短(穴あり)/ 短

*短の穴無しと穴ありは微妙にアウトラインが違います。


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kanehenを2003年からはじめて、2007年からつくり始めたコーヒーメジャースプーン。それまではほぼ1点ものの鍋やシルバースプーンなどを手探りでつくっていた。いろいろな意味で、はじめて量産というか、沢山つくっても良い、と自分も思えた品物。

今でもコンスタントに注文があり、お問い合わせも頂く。嬉しく、有り難い。

2015-09-25

モビール

結局今日まで和室でつくり続けたモビール。デッサンをすると、その筆圧やストロークで人柄が読めたりして面白いのだけど、モビールをつくるのも同じだなぁと今回しみじみとつくりながら思った。素材に向き合うということは結局自分がにじみ出る。もちろん、ある程度の計算のようなことも考えながらつくるのだけど、結局は自分からみた「これでいい」という判断の連続の結果がかたちになるので、ニュアンスはきっとつくる人によってだいぶ違うだろう。出来上がりをながめつつ、まだまだひとつひとつに迷いが多いな、とおもいつつも、迷いが読み取れるようになってきたのだからマシだと思ったりもする。もうすこし続ければデッサンからすこしは絵になってくるだろうか。

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前の家主の時から変わらぬ和室のレースのカーテンがいい味かも。

今日中に梱包して発送のつもりだったのだが、それを諦めて、チリチリする頭の休憩と、余韻をメモにしてみた。明日にはきちんと梱包を終えてUKに発送致します。

2015-09-17

伊勢うどん

今日も雨が降り続いて、肌寒いくらい。この時期くらいから、冷蔵庫に伊勢うどんのストックが欲しくなるのを思い出した。こちらに移り住んではじめて食べた。お伊勢さんへの参拝者が待たずに食べられるように工夫されたという、腰の無い極太の汁が無くてタレだけで食べるやつである。たぶん、名古屋圏辺りの人は夕飯には白飯と味噌煮込みうどんを食べて、ランチや夜食には伊勢うどんという感じがする。

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こちらではスーパーで普通にふつうのゆでうどんやゆでそば、焼きそばの麺のコーナーで売っている。ゆで麺を買って、茹でると、菜箸でつかむと切れる勢いの柔らかい麺。(うちではトングで取りだしてます)タレをかけて、ホカホカのを食べる。次回の買い物で忘れずに買おう。

2015-09-16

限界を超えて

と、タイトルは威勢が良いけれど。まぁ、今日も和室でモビールをつくっていたという話です。空想で、すばらしく真鍮の鈍い金色が映える、高い天井をイメージしてみました。イメージがしっかりと浮かぶまではちょっと時間がかかりましたが、どうにか妄想できました。和室の限界を超えたな・・・ふふ。と、言うかんじの今日一日でした。午後からの雨でちょっとテンション下がりましたが、もうしばらく妄想してゆきます。

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2015-09-15

和室の限界

久々の所から注文っぽいメール2件。ごくたまにしかないのに、何故重なるのだろう。なんにしても有り難いことです。

あっという間に夏は終わり、朝晩布団から出るのに勢いが必要な気温になってきました、秋です。ススキも揺れているし、蓼っぽい赤い花の草が昨日からわんさと咲き始めたし、先週は栗をいっぱい貰って栗ごはんを食べ、今日のおやつは栗きんとん。

あと数日はモビールばかりをつくる予定。少し前にあまりに午後の工房が熱いので、使っていない和室に移動して作業していたのだけど、モビールの弊害発覚。工房も天井はまったく高くはないが、和室でつくっていると妙にこじんまりしたのが出来上がる。床の間良いかも、と、少し前に書いたけれど、撮影限定だ。何と言うか床の間サイズに納まっているわけです。小さいところでつくったものは自ずとスケールがちいさくなる。

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さて、連休が終わったら和室を片付けて、天井は低いが空間的には多少贅沢な工房に戻ろ。

2015-09-10

はじめる

↓ここにも定番のしなものや、昔の作品などの写真を置いてあるのだけど、

pinterest https://www.pinterest.com/kanehen/kanehen-works/

よく解っていないが、pinterestで参加しないと見れないのか?と、ふと思い、環境に依存しないところに置いておく必要もあるのかな。HPをつくるのはだいぶ先、そもそもPCでHPを見る人よりも、スマホで見ている人が増えているとかいう噂もちらほら。そうなってくるとHPをつくるのも、リサーチが必要な気がしてきた。なので、とりあえず、今あるこのブログである程度見られるようにしようとkanehenのしなものカテゴリをつくった。ぼちぼちだけれども。

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2015-09-07

発送

納期を一旦変更したものの、そこからさらに1週間遅れて全部は終わらなかったが、他の日程が押してきて、とりあえず名古屋のアナログライフに発送。

少し前に定番にした27cmのトレイ。1つ目はかなり時間もかかり迷いながら、その後も会得感なし。で、今回追い込まれつつ、久々につくってみたらあっけない程あっさりできた。こういうことは割と良くある。苦労してつくったかたちを、しばらくしてつくってみると体や頭が勝手に覚えていてすんなりできる。

今回に関して言えば、ごくごくあたりまえだけれどゆがみをこまめに緩めて成形していった結果、余分に叩いていた時間が短縮できた。とはいえ定番の17cmのサイズに比べれば、面積比以上に慎重になる。しかしこのサイズがこの感じならば、今度は真鍮の小板最大サイズの36cmもいけるかな。

f:id:kane_hen:20150219213947j:image今回写真を撮っていなかった。少し前のブログの写真を転載しようとしたら、全然少し前じゃなくて半年前だった。ちょっと脱力した。

2015-09-02

周辺へ

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2002 周辺へ (撮影:2005)

これはkanehenをはじめる前の2002年(だったと思う)につくった作品。アルミの船を3つつくり、それらに水を張り、銅でできた椀を沢山浮かべたもの。壁面にはピカピカの銅のこれまた椀のようなかたちを並べた。

1999年に大学を卒業して、2000年から大学に勤め、大人としての振る舞いについて自覚した頃。(だいぶ遅いが)

学生時代には垂直に伸びてゆく「つのぐむ」というタイトルで、植物をモチーフに作品をいくつかつくっていたが、それは自分自身の成長と作品を重ねていたものだと少し後に気がついた。

この「周辺へ」はそれまでの自分自身への関心が、周辺の学生達や同世代、家族など、そのまま周辺へと移っていたことを、つくってからしばらくして気がつく事になる。

今改めてこの写真から読み取れるのは、鏡面であったり水面であったり、どうにかして見る者を作品のなかへ取り込もうとしている、ということ。自分と、周りの世界とどうにかして関わってゆこうとしている。この2年後、大学を辞めて、kanehenとして生活のものをつくり始める。