kanehen

金属をたたいてつくる人 の忘備録です

南木曽アーティストレジデンス

9月に行われた南木曽アーティストレジデンス http://n-air.weebly.com/(音が出ます)に行ってきたが、記事にするのが遅くなってしまった。だいぶ前から、南木曽に鍛金の子が来ているよ、後輩なんじゃない?と、ちらほら言われていたのですが、なかなか機会が無くてそのままになっていた。

木曽の親類の家に行った時に、市民タイムス(超ローカル新聞の木曽版)でイベントを知った。4人のアーティストが南木曽に2週間地元の家々にホームステイで滞在し、オープンアトリエをしたり、ワークショップをしたりして、最後に展示と、アーティストトークをしてクローズする、というなかなか長期間で大掛かりなイベントでした。

南木曽は実は家から25分程と割りと近い。当日は、妻籠宿の駐車場に・・・と、思ったら駐車場大満員。妻籠宿の秋の観光力をなめてました。工房やまとhttp://www.yama.to/の小椋さんに会えるかなという所で、ギリギリお会い出来ず。美味しい木曽路ホテルのプリンだけ貰ってしまった。

会場は元小学校。妻籠宿の一本上の小高い場所で見通し、日当りもいい。その地域にとって学校がどんなに大事だったかよく解る。


 







何故か4人とも着物姿で行われたアーティストトーク。人だかりのトークは半分くらい聞いて、あとは校舎をうろうろして空間を楽しんだ。作品は、パッと見では既視感のある、あまり興味深いとは思えないものだったけど、木曽で一定期間を過ごしてその空気となんとかコミットしてゆこうとするうら若き乙女達、、、と、思うとなんだか初々しく懐かしく、やさしい気持ちになった。

イベントの後、前述の後輩なんじゃないかという伊藤さんと初めてお話した。えーと、大学は同じなのでそういう意味では後輩ですが、彼女は大学院の芸術学の美術教育の鍛金出身で、私は工芸の鍛金研究室出身なので、ま、部屋は違うのでした。というか、今はじめて芸大の美術教育が大学院にしか無くて、それも芸術学の中にあるんだって知りました。ほう。

彼女は3年間の契約(?)で地方に滞在する国のプログラムで南木曽に来たそうである。まだ任期は1年ほどあるらしいので、さらなるご活躍を期待です。