kanehen

金属をたたいてつくる人 の忘備録です

多治見など

週末に多治見に出かけた。百草の石原稔久展で、石原さんのトークを聞いた。百草ではじめての石原さんの展示ということもあって、今回は石原さんの器から花入やら、器じゃ無いものや動物などなど幅広い品物が並んでいた。いろいろ悩んだ結果、石原さんが自身の説明代わりになると言っていた絵本「しりたがりのライオン」を娘のお土産に持ち帰った。なるほど、と、思って読む。娘は意地悪なことをいう狐の言動がツボだったらしく、「キツネさんったらもう〜」とか言いながら何度も読んでいる。

それから、多治見市陶磁器意匠研究所http://www.city.tajimi.lg.jp/ishoken/にはじめていった。12日で展示は終わるが、会期ギリギリで新里明士展を拝見した。陶林春窯でも同じ方の展示があったが、意匠研の作品の方がとてもとても良かった。また、意匠研の建物がちょっと(だいぶ?)古いのだけど、むかしの学校っぽいというか、建物の中のあちこちの壁面に使われているタイルがとても素敵で、懐かしい感じだった。

入り口エントランスのタイルと新里明士さんの作品

意匠研では、今年から研修生向けの講座を一般にも公開しているらしいので、また伺う機会もありそう。(特別講義 http://www.city.tajimi.lg.jp/ishoken/04_kensyu_gaiyou/kensyu_gaiyou.html#tokubetsu)また、今回のようにギャラリーとして展示公開をする機会もあるようだ。

多治見にはこの6月にモザイクタイルミュージアムhttp://www.mosaictile-museum.jp/というちょっと面白そうな建物もオープンしたらしい。今回は時間もなかったので行けなかったが、子連れでも楽しめそうなのでまた機会を作ろう。多治見はいろいろ美味しい食べ物屋もあるようなのでそれも楽しみ。

市之倉さかづき美術館にも行った。私は娘の朝のお着替え競争のアイテムにぴったりの砂時計、酒飲み夫はうぐいす杯をみつけて喜んだ。