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kanehen

2017-02-17

芸術起業論

村上隆さんの2006年の本、芸術起業論を読んだ。FBでしばらく前にご本人をフォローして、陶芸にいろいろ関わって行動、発言しているのを見知った。最初に言うと、私はこの本の表紙も嫌だ(買って即娘のお絵描きの紙でカバーした)、村上隆さんの一連の作品は好きじゃない。ただ、本の内容は至極まっとうだった。

芸術起業論

芸術起業論

マチスは天才で、ピカソやウォーホルは天才じゃない、と、村上さんは書く。確かに私はピカソやウォーホルには憧れない(むしろちょっと嫌い)、マチスには憧れる(一番好きで無いけれど)。同じように村上さんの作品も興味がない。だけれど、村上さん自体にはちょっと興味がわいた。同時代に生きている、9歳年上の、芸術界で頑張っている人。すごい。

さて、これをどう自分の中で消化しようか?と、しばらく考える事になりそうです。しかし、やる事はただ鎚を握る事だけですが。

追記:今、自分で言えるのは、自分の手でつくらないのは私にはできないし(多少の効率化はしたいけれど)、セレブ(?)の人たちだけをターゲットにしてつくることは確かにスリリングかもしれないが、その戦略としてつくりたいものを変えることはありえない。

と、ここまで書いて、ああ、これが私小説的と呼ばれる所以か、と、理解した。個人の身体性、日々の暮らしからにじみ出るものが、結果としてかたちになる。つくることなんて、そんなに意識して変えられるものでもない。そこには個としての表現にとどまる構造しかないのかもしれない。

大学にいた頃に、油画の先輩から「(芸大生なんだから)王道であれ」と、言われて、なんじゃそりゃ?と、思ったが、そもそも鍛金の王道なんてあるのかなと、今でも思う。

芸術闘争論

芸術闘争論

次はこっちも読んでみるかな。

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