2006年 かにマジンの麻雀的技術目標
さて、ここでは今年一年を通しての技術的な目標を掲げたいと思う。
最近ではある程度戦略も固まり、一定の成績を残せるようになってきた。
しかし、新規技術の修得には常に貪欲に取り組まねばならない。更なる高みに上るためには必要不可欠な事である。
無論、今まで修めた技術も疎かにしてはならない。これを維持、または更に高めつつ、新しい技術を取り込む。
言うは易し、やるは難し。。だがやらねばなるまい。
相対性牌効率論の構築
他家の状況を遮断した絶対的な牌効率。そして他家の捨て牌から山に残る牌を読む山読み。
これら単独の技術も未だ修得途上ではあるが、本年はこれ等を完全に修得した後、さらなる高みを目指したいと思う。
それが、この2つをミックスした『相対的牌効率論』である。
他家の捨て牌だけでなく、手牌構成まで読みに入れて山に残る牌を推理。
その上で手牌を最速かつ最高の聴牌形に仕上げることが目的となる。
当然ながら相当高難度の技術であり、今年一年で修得できる技術ではない。もしかすると一生をかけて追求する技術かもしれない。
しかし自分が理想とする打法はまさにこれである。本年はこの理論の構築に注力していきたい。
数字的には和了率30%以上、平均和了点6000点以上(裏ドラ・一発・赤牌有り)。
かなり無理な数値であることは承知の上。高い目標ほどやりがいが出るというものである。
鉄壁の守備力
上記の『相対的牌効率論』と併せて極めたいのが『鉄壁の守備力』である。
今の所、ベタオリに回れば全家に対して放銃を避けることは一応できている。
問題は、ベタオリに回る状況の見極めである。
他家、特に親が立直。こちらは悪形サンシャンテン。こういう状況ならば分かり易く、一直線にベタオリに向かえる。
問題は他家が鳴き仕掛けをしていたり、こちらの手牌がイーシャンテン前後の時だ。
『相対的牌効率論』の成果が高まれば、当然シャンテン数の向上が見込める。結果として、この様な状況にぶつかる機会も増えるであろう。
しかし、攻めに偏った戦術は私が望むところではない。求めるのはあくまでも攻めと守りが完全に調和した戦術である。
『鉄壁の守備力』とは、ベタオリする、しないの状況判断も含めての技術のこと。
具体的な目標としては、放銃率10%以下。それも、全て勝負した結果の放銃としたい。