主題1

さて、ご質問頂いたコメントを要約すると、


「光る捨て牌」


になると思います。

光る捨て牌 其の1

まず、ドラやダブル風牌などがこれに当たります。


これらの牌は、基本的に誰しもが欲しい牌、使いたい牌です。


つまり、これらが捨てられた後の牌は、どんな形であれ、手牌の中で必要だった可能性が高いと言えます。


さらに言えば、これらの牌を切るだけの価値ある手牌、即ちシャンテン数も高いと思った方が無難でしょう。


普段捨て牌を見ないという人も、これだけは見ておくことをお勧めします。

光る捨て牌 其の2

もう1つ。


中盤過ぎで、他家からの攻勢が特にない場面です。


ここである家が、ポンと四枚目の字牌など、完全安全牌を切ってきたとしましょう。
ここで何かを察知しなければなりません。


まず、完全安全牌の役割とは何でしょう?
それは他家からの攻勢を、一巡凌ぐためのものです。


それを捨てた。
しかも何時攻勢があっても不思議でない中盤過ぎに、です。


何故か?
それはテンパイ、または完全安全牌を捨ててでも受け入れを広げたい形、というケースが多いのです。
概ねイーシャンテン以上と思って良いでしょう。


鳴き仕掛けならばテンパイ、面前ならダマテンを警戒する場面といえます。

主題2

さて、もう1つの主題。


「捨て牌で相手を縛る」


つまりは、色染めを臭わしたり、ドラを切ってテンパイ気配を漂わせたり、といったことです。


これは多分に相手を選ぶ戦法と言えます。


言うまでもなく、捨て牌を見てくれない相手にはまったく徒労に終わります。
それでなくとも、対応するのはリーチが掛かってから、という打ち手が多い昨今です。


しかし、です。
例え少なくとも、持てる武器全てを使って戦う姿勢が重要でしょう。
それを忘れては只の無条件降伏です。


できることは全てしておく。
それが大事だと思います。


但し、ドラを切って鳴かれると後が大変なので、これは他家に鳴き無しと見てからにしましょう。