荒プロとの対戦

ロン2の特別対戦イベントに繰り上がり当選を果たし、つい先日、荒プロと対戦する機会に恵まれた。


荒プロといえば「最後の裏プロ」として名高い、現役AIリーガーである。
一介のアマチュアが打つ機会はそうそうない。
生涯で1度だけかもしれないのだ。


元々私は誰かのファンになるということは滅多にない。
まあ「冷めている」と言われればそれまでだが、それ程入れ込んで誰かに憧れる、または応援するといった事はまず無い人間だ。


しかし、荒プロは別である。
そう! 何を隠そう、私は荒プロの大々ファンである!!


実際会えた時にはサインを貰って握手してもらって一緒に写真を取ってしまうくらいのミーハーぶりである(笑)


その荒プロと対戦。
これ程の胸の高鳴りは実に久しかった。
奥さんに出合った時以来ではなかろうか(笑)

出会い

荒プロとの出会いは遡ること2年前になろうか。
直接会った訳では無い。それは一冊の本との出合いであった。


プロの条件


私の麻雀人生を大きく変えた一冊である。
これを読み、まさに私は荒プロの虜となった。


デジタル? 流れ?
そういったものに感銘を受けた訳では無い。
雀士とはかくあるべき。
これを教わった気がしたものだ。


それ以来、荒プロの書籍が出るたびに購入し、新たな感銘を受けた。
私の打ち筋の土台は、荒プロありきと言っても過言では無かろう。

勝負、そしてその後

結果から言えば、私トップの荒プロ2着であった。


かなりミスが多く、展開に恵まれたトップと言える。
内容的には負けてることだろう。


しかし、念願の荒プロとの対戦でトップを取れたことは素直に嬉しい。
荒プロは憧れと同時に目標でもある。
目標とは追いつくものではない。
不遜な言い方であるが、追い抜かんとするから目標なのだ。


このトップを、遠い道のりの第一歩としてみせよう。
願わくば、ネットでは無く、リアルで打てる機会があらんことを。


対局後、僅かだが荒プロとチャットをさせて頂いた。
この喜びが諸兄に伝わるだろうか!
私にとってはブ●シュや小●と話すより余程、否、比べるべくも無く嬉しいことだ。


そして、この対局の横で、TVを付けること無く、黙ってPCでオセロをしていた奥さん。
トップを取った時に流れる音楽が部屋に響くと、直に反応して


「勝ったの!? すごい! おめでとー♪」


と祝福してくれた。


これもまた嬉しかった(笑)