Miles Davis / Ascenseur Pour L'Échafaud
- アーティスト: マイルス・デイヴィス,ヴァルネ・ウィラン,ルネ・ユルトルジュ,ピエール・ミシェロ,ケニー・クラーク
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2013/09/18
- メディア: CD
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- 1957年12月4〜5日録音。
- Miles Davis (tp), Barney Wilen (ts), René Urtreger (p), Pierre Michelot (b), Kenny Clarke (ds)
フランスの映画監督ルイ・マルの映画『死刑台のエレベーター』(1958年公開)のサウンドトラック盤。Fontana というマイナー・レーベルから発売された。公演のためパリを訪れていたマイルスが、現地のミュージシャンとともに録音した作品である。バンドは、映画の未編集フィルムを流しながら、ほぼ即興で演奏を行ったといわれている。
オリジナル LP は全10曲入り27分。CD 化の際に、リヴァーブのかけられていないヴァージョン、別テイクなど16曲が追加され、全26曲74分の「完全版」として再発売されている。*1
曲はいくつかのパターンの組み合わせになっていて、即興演奏ながらきわめて高い完成度と緊張感を保っている。マイルスのトランペットは完璧だし、パリに移住していたケニー・クラークのブラシも最高だと思う。
リヴァーブなどのエフェクトもかっこよく仕上がっていて、この音楽がなければ映画は失敗に終わっただろう。(サスペンス映画なのに、ストーリーはそれほど面白くないのだ。)
CD のジャケットは数種類存在するようだが、中身は同じはずである。あとから追加された16曲は同じパターンの繰り返しなので、鑑賞するときは飛ばしても差し支えない。
*1:オリジナル LP に収録されていた10曲は (17)〜(26)。(1)〜(16) が追加曲。